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キングダム・オブ・ヘブン

Kingdom of Heaven
ジャンル: ドラマ , アクション , 史劇
公開: 2005/05/14
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス

    キングダム・オブ・ヘブン の映画レビュー (最新順)

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    全4件
    • 3.0 クール

      キングダム・オブ・ヘブンとは、キリスト教の聖地であり、イスラム教の聖地でもあるエルサレムのこと。
      この地を奪おうと、中世ヨーロッパのキリスト教徒が、ほぼ200年にわたってイスラム教徒と戦い続けたのが、有名な十字軍の遠征(1096-1270)。

      十字軍の遠征は第一次から第八次まで行われ、映画では第二次と第三次の間のエルサレムが舞台となっています。
      ロード・オブ・ザ・リングでエルフのレゴラス役を演じたオーランド・ブルームが主人公バリアンを演じ、騎士としての成長と活躍を描いています。
      監督はリドリー・スコット

      テーマにふさわしい重厚な映画。
      映画としては水準以上のデキです。
      監督がリドリー・スコットだから、当然といえば当然。
      主演のオーランド・ブルームは、史劇の主人公にふさわしい堂々とした貫禄ある演技をみせます。
      シビラ役のエヴァ・グリーンも綺麗だし、ボードワン4世の不気味な仮面も魅力的。
      イスラム勢の指導者サラディンを演じるハッサン・マスードもいい。
      水準以上というより、完成度の高い作品といったほうがいいかもしれません。

      でも、わたしにはどうもピンと来ないところがあるんだなあ。
      映画の内容が、というよりも、これを撮っている監督に対してですけどね。

      この映画、別にリドリー・スコットじゃなくてもいいんじゃないか。
      なぜ、この監督がこんな映画を作ったのかがよくわからない。
      だってリドリー・スコットといえば、「エイリアン」、「ブレードランナー」、「ブラックレイン」の監督でしょう。
      こういう凄い映画を撮った監督にしては、じつは最近の一連の映画は、イマイチというか、いろんな方向に拡散しすぎで、なにをしたいのかよくわからない。
      監督の関心がどこにあるのか、なにをやろうとして映画を作っているのかが分からないのです。

      ちなみにリドリー・スコット監督のこれまでの作品を挙げてみます。

        1977 デュエリスト (The duellists) 
        1979 エイリアン (Alien)
        1982 ブレードランナー (Blade runner)
        1985 レジェンド (Legend)
        1987 誰かに見られてる (Someone to watch over me)
        1989 ブラックレイン (Black rain)
        1991 テルマ&ルイーズ (Thelma & Louise)
        1992 1492コロンブス (1492: Conquest of paradise)
        1996 白い嵐 (White squall)
        1997 G.I.ジェーン (G.I.Jane)
        2000 グラディエーター (Gladiator)
        2001 ハンニバル (Hannibal)
        2001 ブラックホーク・ダウン (Black hawk down)
        2003 マッチスティックメン (Matchstick men)
        2005 キングダム・オブ・ヘブン (Kingdom of heaven)

      これを見ると、私が(勝手に)代表作だと思っている「エイリアン」「ブレードランナー」「ブラックレイン」は、ずいぶん初期の頃の作品ですね。
      リドリー・スコットは1937年の生まれなので、ほぼ40歳台のころの作品。

      ということは、この頃の作品だけで私が勝手に監督のイメージを作り上げて、その後の監督の変化についていけてないのかなあ。

      しかし、「G.I.ジェーン」では軍隊の女兵士、「グラディエーター」ではローマの剣闘士、「ハンニバル」は「羊たちの沈黙」の続編のサスペンス、「ブラックホークダウン」はアフリカで戦う米国の特殊部隊、「キングダム・オブ・へブン」は中世の十字軍。
      バラエティに富んでいるという言い方はあるけど、なんだかバラバラだなあという印象。

      映画としての完成度は高いのかもしれないけど、器用貧乏という気もする。どんな作品でも平均点よりかなりいい点はとるんだけど、印象は薄い。初期の3作には及ばない。「グラディエーター」でアカデミー賞を取っているけど、これだって3作には及ばないと思う。

      おそらく初期の頃の作品は、監督の趣味というか思い入れみたいなものが充満していて、映画としての完成度を壊してしまいそうな危うい緊張感があって、映画を観る側もその独特な世界に引き込まれていったのに、最近の作品は、円熟味が増したというよりも、職人芸的に上達して、なんでも苦労なくできて完成度は高くなったんだけれども、ただそれだけ、熱がないという気がしています。
      監督はほんとうにこんな映画をつくりたいのかなあ、という気がするんですね。

      もちろん、見て間違いない監督ですから、次も見にいきますけど。
      でも、もっと先があるんじゃないかと思う。そうしたら、口はばったい言い方だけど、もっと凄い監督になるんじゃないか。そういう期待があるので、この監督を作品をこれからも見続けると思います。

      なお、リドリー・スコット監督はイギリスの貴族出身。
      監督の家の家政婦(この表現はいけないのかな)は日本人で、その方がエッセイを書いてますね。高尾慶子さんの「イギリス人はおかしい」がそれで、なかなか楽しい本です。
      >> 続きを読む

      2018/12/19 by Raven

      「キングダム・オブ・ヘブン」のレビュー

    • 3.0

      寸評:人気のOrlando Bloomを主役に据え、十字軍の遠征を題材にした歴史作品を制作したRidley Scott。肝心のオーリーが貫録不足で物足りなさを感じた。しかし史実に脚色されているとは言え、十字軍とその時代背景を知るきっかけにはなる。

      見所:主役を食ってしまったベテラン俳優達。出演時間が短いのに存在感を示すLiam Neesonはさすが。

      2015/06/04 by marica

      「キングダム・オブ・ヘブン」のレビュー

    • 外国の歴史作品に興味があるので、是非観てみたいです。

      2015/06/05 by carp-san

    • 2.0

      リドリー・スコットは「グラディエーター」で歴史ものをやったはずだが、似たような題材の今作はそれに遠く及ばず。

      まず主演のオーランド・ブルームが配役ミスなのは明らかだ。
      こういうスペクタクル史劇にはやはり古風な、顔立ちの俳優でないと。
      時代設定もその顔には違和感が生じる。

      それに王といわれても威厳のかけらも無く、演説シーンでもこいつに付いていこうなどと思わない(笑)

      鬱憤を晴らす戦闘シーンはさすがに見物。
      火矢や投石など物量を生かしたスコットの演出は圧巻。
      ただこれに物語がついて来ない。
      実話があるとはいえ、あのラストも少々腑抜けの印象。

      やはりこういう史劇は、いい意味で男臭い俳優が主役をやらないとと痛感。
      ヒットしなかったのは当然かな(笑)
      >> 続きを読む

      2015/05/20 by オーウェン

      「キングダム・オブ・ヘブン」のレビュー

    • グラディエーターは私も好きな作品です。
      同じ監督なら観て見たい気もしますが・・・笑

      2015/05/20 by bay-n

    • そうなんですか。。。ではグラディエーターから観てみます!!

      2015/05/20 by rockman1

    • 5.0 元気が出る

      リドリー・スコット監督の十字軍の頃のエルサレムの映画。

      妻を亡くした鍛冶屋を営むバリアンの下に父親を名乗る諸侯ゴドフリーが訪れ聖地防衛を託される話です。

      結構好きな映画なのですが、どこが好きなんだろうと考えると、バリアンの地道さとエンジニア的な工夫、富とか栄達とか勢力争いよりも自分が責任を持つ人々の安全と幸福を大事にするところとか、冷静かつ常識的で無謀さが無いところとか、聖地防衛戦の勝ち目のない戦いでも人々を見捨てない戦い方とかがカッコいいところなのかもしれません。最後のシビラ(ヒロイン)からの王位の申し出をさっくりと蹴っ飛ばすところとかの虚飾の無さとかが良いんだと思います。

      本作品、エルサレムを攻略した後の十字軍がエルサレムを追われ、シリアにおけるキリスト教勢力の拠点を失う辺りの話が描かれていますが、結構史実に沿って描かれているようです(多少脚色は有)。

      この映画を観ると、現実的である事の大事さ、人のために働くことの大切さ、寛容の重要性が窺えるのですが、実はこのような事を体現した人物が作中にひっそりと目立たないのですが登場します。ヨーロッパの騎士道のモデルとなったとされる、アラブの花咲ける騎士道の師匠とも言える、サラーフ・アッディーンです。作中での描かれ方でも彼の戦略眼、戦術構成、政治哲学、道徳にはさすがと思わせる物があります。

      人の生き方の参考にお勧めです。

      本作中、鍛冶屋の梁に彫られている文が個人的には好きです。

      「人の世をより良くするのは人の役目」
      >> 続きを読む

      2014/01/18 by Shimada

      「キングダム・オブ・ヘブン」のレビュー

    • >「人の世をより良くするのは人の役目」

      たしかに、そうですよね。当たり前なことを書かれるとなぜだか、ドキッとしてしまうのは、まだまだ未熟なんでしょうね。 >> 続きを読む

      2014/01/20 by ◆空太◆

    • >milkteaさん

      キングダムオブヘブンはお勧めですよ。
      歴史物としては割ととっつきやすいかと思います。

      >月うさぎさん

      私はこの作品でリドリー・スコット監督をしりましたよ。


      >iceさん

      iceさんは今の感じでも良い気がしますよ。

      >makotoさん

      史実っぽい感じはあんまりしないので普通のハリウッド映画のノリで見れますよ。

      >◆空太◆さん

      そうなんですよね。
      でも、神様が何とかしてくれるのが当たり前の時代設定でこの言葉は凄いですよね。
      >> 続きを読む

      2014/01/23 by Shimada

    キングダム・オブ・ヘブン
    キングダムオブヘブン

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