こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

静かなる男

The Quiet Man
ジャンル: ドラマ , アクション , 西部劇
公開: 1953/03/03
製作国: アメリカ

    静かなる男 の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全1件
    • 5.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      ジョン・フォード監督は、アメリカの歴史と文化を讃える映画で有名ですが、彼はアイルランド人としての自分のルーツを探求した映画も数多く作っているんですね。

      この「静かなる男」は、そんな彼の作品の中でも最高傑作で、人間ドラマの中に、喜劇的な要素も織り交ぜながら、味わい深い作品になっていると思う。

      物語は、祖国に帰ってきたアイルランド系アメリカ人のショーン・ソントン(ジョン・ウェイン)が、メアリー・ケイト・ダナハー(モーリン・オハラ)と情熱的で波乱に富んだ関係を築いていく様子を、じっくりと追っていく。

      撮影は、ジョン・フォード一家がアメリカへの移住前に住んでいたといわれるゴールウェイで行なわれ、ジョン・フォード映画につきものの豪快なアクションが、随所に盛り込まれている。

      中でも、元ボクサーのショーンが、妹のメアリーとの結婚を認めない兄ウィル・ダナハーン(ヴィクター・マクラグレン)と殴り合いを繰り広げるという、いかにもジョン・フォード監督らしい叙事詩的なクライマックスは圧巻だ。

      この二人の闘いは、どちらも飲み過ぎて続けられなくなったために終了し、彼らは友情を結び、最終的にはウィルが妹との結婚を認めたことで家族になる。
      もっとも、この映画は男っぽさが売りものというわけではない。

      メアリーは、人間関係の中で単なる恋愛の対象以上の存在として描かれていると思う。
      彼女は、ショーンとの結婚を望んでいるが、兄に反対されたまま結婚することを拒む。
      その状態でショーンと結婚するのは、彼女の恥だからだ。

      最初、リングで試合相手を殺してしまった過去のあるショーンは闘おうとしないが、メアリーは彼が兄と闘ってでも結婚したいと思うほどには愛していないのだと思い込んでしまう。

      そこで周囲の村人たちが一計を案じ、ウィルをだまして承諾を与えさせ、二人は結婚する。
      しかし、すぐに気づいたウィルは、ショーンに持参金を渡さなかった。

      するとメアリーは、持参金がなければ正式な結婚ではないと、ベッドを共にする事を拒むのだった。
      しかし、最後の殴り合いですべて解決し、めでたく結ばれる。

      ジョン・フォード監督の切れのいい演出のもと、美しい自然を背景に村の古風な風習を茶化したこの映画は、人の心を打つドラマであると同時に愉快なファンタジーでもあると思う。
      >> 続きを読む

      2018/04/20 by dreamer

      「静かなる男」のレビュー

    静かなる男
    シズカナルオトコ

    映画 「静かなる男」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画