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アグネス

Agnes of God
ジャンル: アクション
公開: 1986/02/08
製作国: アメリカ
配給: コロムビア映画

    アグネス の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "ジェーン・フォンダとアン・バンクロフトの二大演技派女優の演技合戦が堪能できる、ノーマン・ジュイソン監督の社会派映画 「アグネス」"

      この映画「アグネス」は、ジェーン・フォンダとアン・バンクロフトという演技派の二大女優が、丁々発止と見せる演技合戦を堪能する、社会派の作品です。

      ジェーン・フォンダは「コールガール」と「帰郷」の2作品で、アン・バンクロフトは「奇跡の人」で、共にアカデミー主演女優賞を受賞している演技派女優で、これに、この作品で1985年度のゴールデン・グローブ賞の助演女優賞を受賞した、若いメグ・ティリーと、期待を抱かせる作品です。

      この映画はもともと、ブロードウェイでトニー賞を受賞した、ジョン・ピールマイアーの舞台劇を彼自身が脚色したものを、「夜の大捜査線」「ジャスティス」のノーマン・ジュイソンが監督し、撮影をイングマール・ベルイマン監督の映画を数多く撮影している、名カメラマンのスヴェン・ニクヴィスト、そして音楽を「イルカの日」「ジュリア」のジョルジュ・ドルリューと、素晴らしい才能が集結しています。

      男子禁制の尼僧院で、ショッキングな事件が発生します。若き尼僧が血まみれで倒れ、傍らには殺された赤ん坊の姿がありました。この若き尼僧が生んですぐに赤ん坊の命を絶ったのか? 男子禁制の尼僧院でなぜ妊娠したのか?

      裁判所の命令で、彼女の精神状態を調べに行くのがジェーン・フォンダ。だが、院長のアン・バンクロフトは、なぜか頑なに内部の状況を語ろうとはしません。しかも、この若き尼僧は神の子を身に宿したのだと言うのです。

      やがて、次第に謎が解けるのと同時に、人間、その精神の意味がドラマの奥から問いかけられてくるのです。

      しかし、この映画の身ものは何といっても、ジェーン・フォンダの精神科医とアン・バンクロフトの院長とのぶつかりあい、葛藤です。特に、人間の心を知らないと、フォンダが追求していく中、バンクロフトが「私はかつて結婚をした。孫もある、あなたはどうなの!」と叫ぶ場面----。この自分の心を裸にして精神科医に浴びせる院長の迫力は、言葉では言い表せないほどの凄みがあります。

      更に、ようやく二人が打ち解けた中、「煙草下さる?」とバンクロフトが言う場面。神に仕える厳格な尼僧院の院長が、煙草を吸うとは----。驚くフォンダの前でバンクロフトは、うまそうに深々と煙を吸い込むのです。

      この二つの場面、共に院長が自己を赤裸々にさらけ出して見せる演技なのですが、どちらかと言うと硬直して一本調子にならざるを得ないフォンダに対して、尼僧服に身をかためながら、心でそれを脱いで見せるバンクロフトの方に、今回は軍配を上げたいと思います。それにしても、舞台で鍛えた本物の演技を堪能できるという事は、素晴らしい事だとあらためて感じました。
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      2016/06/01 by dreamer

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