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南太平洋爆破作戦 モリツリ

Morituri
ジャンル: ミステリー・サスペンス , ドラマ , アクション , 戦争
公開: 1965/09/15
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス

    南太平洋爆破作戦 モリツリ の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 3.0 ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "マーロン・ブランドとユル・ブリンナーの二大演技派スターの共演による異色の戦争映画 「南太平洋爆破作戦 モリツリ」"

      このマーロン・ブランドとユル・ブリンナーという二大演技派スター共演による映画「南太平洋爆破作戦 モリツリ」は、第二次世界大戦中、日本からドイツに向けて生ゴムを積んだドイツの貨物船を奪取、あるいは、爆沈させるべく、偽のナチス特務機関員に化けて乗り込んだマーロン・ブランドと、この貨物船の船長のユル・ブリンナーが極限状況の中で、虚々実々の駆け引きに翻弄される姿を描いた異色の戦争映画です。

      「橋」「訪れ」の映画監督として、また写真家としても有名なベルンハルト・ヴィッキが、全く無駄のないきっちりとした正攻法の演出をしているので、この映画の狙いは十分に出ていたと思います。

      しかし、その反面、アクション場面の切れ味はあまり鋭いとは言えず、それに、ほとんど海上でのお話でありながら、完全に室内劇のような感じで、海の猛々しい匂いといったものが、ほとんど漂ってこないというのは、何か物足りなさを感じました。

      もともと、押し出しと内向的な屈折感が売りもののマーロン・ブランドと、強烈で豪快な個性の持ち主のユル・ブリンナーの共演では、観る方もその重苦しさは、最初からわかっていたとはいえ、もうひとつ、戦争映画らしいスカッとした切れ味が欲しかったように思います。

      また、脚本自体が、いかにも作り物めいていて、ユル・ブリンナーの船長は息子が病院船を撃沈したと聞いて、完全に反ナチになるとか、ジャネット・マーゴリンのユダヤ人看護婦が、同乗の捕虜たちに身をまかせてマーロン・ブランドに味方させようとする描写は、特にうまくいっていませんし、そもそも、ブランドがナチスに化けてすんなり乗船してしまういきさつが、全く描かれていないので、いよいよお話自体が嘘っぽく、奇怪なものに見えてきます。

      そして、爆破した船の積み荷が生ゴムであったために沈まないで、主人公ふたりだけが、船もろとも助かるという気の利いたオチを見せるためには、それまでの過程があまりにも長すぎるのです。

      マーロン・ブランドは、1950年代に、アクターズ・スタジオ仕込みのメソッド演技で華々しく脚光を浴びて、それまでの俳優の演技スタイルを一変させるほどの、まさに革命児として、「欲望という名の電車」「革命児サパタ」「波止場」等の名作に出演して、活躍していましたが、1960年代以降に長期間の低迷期があり、この映画はその時期に撮られた映画で、ブランド自身もいつもの精彩がなく、この低迷は1970年代初頭の「ゴッドファーザー」での奇跡の復活を遂げるまで続いていくのです。
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      2016/06/06 by dreamer

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