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兵隊やくざ

Hoodlum Soldier
ジャンル: ヤクザ , ドラマ , 戦争 , アクション
公開: 1965/03/13
監督:
製作国: 日本
配給: 大映

    兵隊やくざ の映画レビュー (最新順)

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    全3件
    • 4.0 笑える ハラハラ 元気が出る

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "日本的閉塞状況を、個のエネルギーで打ち破る痛快作 「兵隊やくざ」"

      この映画「兵隊やくざ」は、「座頭市」「悪名」と並ぶ勝新太郎のヒットシリーズの第1弾で、1965年から1968年にかけて大映で8本、1972年に勝プロ製作・東宝配給で1本の計9本作られています。

      有馬頼義の小説「貴三郎一代」を菊島隆三がシナリオ化し、増村保造が監督をしているが、浪曲師あがりでヤクザの用心棒をやっていた大宮貴三郎が、名門生まれのインテリ上等兵・有田と共に軍隊内部の腐敗した権力と戦うというのが、このシリーズの基本パターンとして成立している。

      軍隊を社会の構図と考えると、階級制を無視した大宮の暴力と、参謀的役割で策略を練る有田の知力は、日常の手かせ足かせを吹き飛ばしてくれる痛快さがあり、閉塞状況の社会に風穴を開け、こうしたことが、特にサラリーマンの支持を得て大ヒットしたのだと思う。

      勝新太郎扮する大宮は、元ヤクザの新兵。このならず者を教育するよう命じられたのが、田村高廣扮するインテリ三年兵の有田上等兵。育ちも性格も全く違う二人だが、なぜか気が合い、奇妙な友情で結ばれた二人は、非人間的な大日本帝国陸軍に徹底的な反抗を試みていく、という物語だ。

      勝新太郎が役者として、まさに脂の乗っていた時期の作品であり、加えて頭は悪いが正義感にあふれた無頼の兵隊と、役どころもぴったりだ。"水を得た魚"のごとくに、この作品に挑んで、思いっきり暴れまわっている。

      軍隊において、勝新が扮する主人公は、ヤクザの倫理をそのまま通そうとするために、あちこちぶつかり、ビンタをくらったり私刑を受けたりすることになるのだが、もともとは世間のはみ出し者たちが勝手に作り上げた倫理観が、軍隊のそれよりもずっと人間的であるという奇妙さ、面白さ。

      勝新が暴れれば暴れるほど、それだけ、帝国陸軍の非人間性が暴かれていくという寸法なのだから、暴れれば暴れるだけ、楽しさ、痛快さが増していくのだと思う。

      そして、主人公の大宮は、権力に反抗する者の一人だが、そこには悲壮感といったものは全くない。天衣無縫、思った通りに暴れまわっている。ジメついたところが皆無なのがいいし、助平根性丸出しにして、淡路恵子と戯れるあたりも、人間くさくて、たまらなくいい。

      増村保造監督は、この日本的閉塞状況を、個としての人間のエネルギーの爆発で打ち破っていくという生来のテーマを、きっちりと作品の中に入れ込んではいるが、決して理屈をこねたりはしない。

      あくまでも、娯楽性、通俗性で押し通しつつ、描いていると思う。そして、「座頭市」や「悪名」とは、また一味違ったヒーロー像を作り上げて、勝新も見事だが、増村監督の腕もまた確かだと思う。

      この「兵隊やくざ」はシリーズ化されて、以後8作品が作られているが、次第に勝新のキャラクターに頼っての単なる戦争アクションの傾向のものが多くなり、この第1作目の面白さを超えるほどの作品が、その後出ていないのが残念だ。
      >> 続きを読む

      2017/07/03 by dreamer

      「兵隊やくざ」のレビュー

    • 4.0

      ソ連と満州の国境近くにある孫呉の丘に駐屯する関東軍の兵舎に、やくざの用心棒だった大宮貴三郎が入隊してきた。
      大宮の指導係には有田三年兵が任命される。
      この大宮と有田の友情と闘いを描く映画。
      風呂場での全裸の大乱闘がスゴい!
      勝新太郎演じる大宮という男、上官に媚を売ることなど全くせず、破天荒なところが当時のヒーロー像に重なって面白い。
      その大宮が有田だけには忠誠を誓い、有田も全力で大宮を支える。
      ここに理想の上下関係を見た(盛りすぎか)!
      また、愛を描かせたら天下一品の増村監督、男の愛情(これはゲイ映画ではない)についてもギリギリのところを攻めてくる。
      流石だ…。
      パワフルで面白い作品!
      >> 続きを読む

      2016/05/26 by ungetum

      「兵隊やくざ」のレビュー

    • 破天荒なやつが絶対逆らえない方がいるってテッパンパターンだけど、ハマるんですよねー! >> 続きを読む

      2016/05/26 by メッシイ

    • そうなんですよね!
      インテリ兵士というところもミソです!

      2016/05/27 by ungetum

    • 5.0 笑える ハラハラ 元気が出る

      勝新がかっこいいしスカッとします

      田村高廣さんは、理想の上司です

      一作目だけみればじゅうぶんです

      2014/01/20 by 92L

      「兵隊やくざ」のレビュー

    • ヤクザ好きとしては、まだ観ていないことに大いに問題を感じております…

      2014/01/21 by ice

    • タイトルはB級な雰囲気ですが、勝新太郎出てるんですね!

      2014/01/21 by milktea


    兵隊やくざ
    ヘイタイヤクザ

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