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エアポートシリーズ第4弾にして完結編。1から総じて質の面でダウンしているが、この作品もそう。そもそもが飛行機への関りが薄すぎる。着陸しても充分に始末することはできるはずで、そのためにミサイルまで持ち出すのはやはり非現実。おまけにミサイルを避けるため、コンコルドが宙返りをするというあり得なさ。これを真面目に演出するのはやはり無理がある。まあアラン・ドロンをはじめとする役者に罪はないが、この物語ではほとんど意味がないだろう。 >> 続きを読む
2020/01/02 by オーウェン
「エアポート’80」のレビュー
このレビューはネタバレを含みます。 この映画「エアポート'80」は、「大空港」から数えて4本目の映画ですが、緻密に組み立てられた"人間ドラマ"だった「大空港」に比べて、2作目以降はもっぱらスペクタクルだけが売り物の、航空パニック映画になってしまったと思います。この作品の主役は何といっても、"怪鳥コンコルド"。騒音問題などで一時期問題になりましたが、映画で観る分には、実に美しい容姿です。離着陸時の時に頭を下げる格好は、全く鳥そのものです。この怪鳥が大企業の武器密輸の証拠を握る女性ニュースキャスターを乗せていたことから、熱誘導ミサイルに追いかけられたり、戦闘機に攻撃されたり、というのがこの作品の最大の見せ場になっています。「シネソニック」という新しい映像特撮方式で、空中戦の複合場面は実に巧く出来ているし、ブレーキの故障したコンコルドが、滑走路の減速ネットを突き破って暴走する場面、そして、クライマックスの雪原への不時着などは、なかなか迫力があり、重量感のある画面になっています。しかし、シナリオは相当にメチャクチャで、謎の戦闘機に攻撃されたのに、その捜査がまるで描かれていないし、アラン・ドロン扮する機長もてんで気にせずに、シルヴィア・クリステルのスチュアーデスとラブ・シーンなどやっているなど妙な話です。出演俳優では、ロバート・ワグナーの悪役が印象に残った程度で、アラン・ドロンはやはりアメリカ映画では一向に冴えないのを再確認。それにしても、この作品を観ていて思ったのは、よくこの映画の製作にエール・フランスが協力したものだという事です。何しろアラン・ドロンの機長が操縦するコンコルド、機体に穴が開き、床が抜け、しまいには雪原へ不時着して爆発してしまうのです。いかに人為的な陰謀によるものだとはいえ、下手をすればコンコルドにとってかなりのイメージ・ダウンになりかねない話です。むろん、映画製作の協力を取り付けるまで、プロデューサーが足繫く、関係者のもとへ通ったのは想像に難くありません。しかし、ともかく最終的にはコンコルドのPRになるプラスの方が大きいと判断してOKしたのだろうと思います。これが日本だと、例えば東映のパニック映画の大傑作「新幹線大爆破」の撮影の時、当時の国鉄は一切の協力を拒否しました。おかげで新幹線は、一目でそれと分るミニチュアを走らせなくてはならなかったのです。どうも日本の場合、お役所はもちろん、大企業も大変狭い了見しか持っていないようです。 >> 続きを読む
2016/11/29 by dreamer
> エアポート’80パッケージには、「AIRPORT'79」と書いてありますが、何で1年ズレたんでしょうねぇ... >> 続きを読む
2016/11/29 by ice
iceさんこの映画の原題は、「THE CONCORDE-AIRPORT'79」で1979年に製作された映画ですので'79となっていますが、日本での公開年度が1980年だったのと、これは私の想像ですが、'80の方が語呂が良かったから、「エアポート'80」という邦題になったのだと思いますね。それにしても、パニック映画が既にピークを過ぎて下火になっていた事と、この映画自体の興行成績が良くなかったため、この"エアポート"シリーズの4作目で打ち止めになったのは、ちょっと残念な気もしますね。 >> 続きを読む
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エアポート’80 映画 「エアポート’80」 | 映画ログ
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