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MUD マッド

Mud
ジャンル: 青春 , ドラマ
公開: 2014/01/18
製作国: アメリカ
配給: 東京テアトル=アース・スターエンタテインメント

    MUD マッド の映画レビュー (最新順)

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    全9件
    • 3.0

       本作の主人公は、14歳の少年Ellisである。彼の視点から見て、ストーリーが展開する。その意味では、本作は児童映画にでも分類できるのであるが、それにしては、両親の離婚問題、恋愛、殺人とテーマが穏やかではない。それに、Ellis自身が、18歳の女子生徒を「軟派」する「おませ」ぶりである。

       そういうEllisには、Neckboneという友達がいる。そのNeckboneが、ミシシッピ川の川中にある島で、木の上に乗り上げたボートを発見した。恐らくミシシッピ川の水嵩が増した時、木の幹と枝にのかったままとなり、その後に水嵩が引いたのであろう。こうして、EllisとNeckboneは、朝早く、まだ暗いうちにしめし合わせて、モーターボートを駆って、木の上に乗り上げたボートを見に行くのである。正に冒険である。

       ここまで見て、少年二人、ミシシッピ川、冒険とキーワードが出てくると、Mark Twainの冒険譚『Tom Sawyerの冒険』とその続編『Hackleberry Finnの冒険』を思い出さない者はいないであろう。

       『Tom Sawyerの冒険』と『Hackleberry Finnの冒険』の舞台は、1840年代のミズーリ州にあるミシシッピ川沿いの町である。本作の舞台は、アーカンソー州で、この州は、ミズーリ州の南、ルイジアナ州の北にある州で、州の東側の境をミシシッピ川が流れているのである。

       ウィキペディアによると、アーネスト・ヘミングウェイはある所で『Hackleberry Finnの冒険』を指して本書を以下のような歴史的な文脈に位置づけた:

      「あらゆる現代アメリカ文学は、マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィン』と呼ばれる一冊に由来する。……すべてのアメリカの作家が、この作品に由来する。この作品以前に、アメリカ文学とアメリカの作家は存在しなかった。この作品以降に、これに匹敵する作品は存在しない。」

       という訳で、アーカンソー州生まれで、脚本も書いている監督のJeff Nicholsも、『Tom Sawyerの冒険』と『Hackleberry Finnの冒険』の両作品を念頭に置いていたことは容易に想像できるであろう。母親を失くして叔母の許に住んでいる10歳のTomと「宿なしHuck」をもちろん、EllisとNeckboneに一対一で引き写しにした訳ではないが、EllisとNeckboneも簡単ではない家庭環境に置かれている。(『Hackleberry Finnの冒険』における主要な、Huckと黒人Jimとの交流は、黒人が一人も主要人物として登場しない本作ではテーマとはなっていない。)

       この基本的なストーリーの枠組みに、「脇役」のMudとMudの永遠のマドンナJuniperの腐れ縁が関わってくるのである。この腐れ縁の複雑さに、14歳にしてはませたEllisは、男女の関係の何たるものか、その不可解さを学ぶことになるのである。

       最後に一言。Mudの、年齢のいった友人にTomがおり、終盤は彼が重要な役を演ずることになるのであるが、この役を体現しているのが、むしろ劇作家として有名なSam Shepardである。白髪を短く刈り上げた、いかにも元兵隊という感じで、その精悍な顔立ちと、シャキッとした身のこなしが印象的である。
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      2022/04/14 by Kientopp55

      「MUD マッド」のレビュー

    • 4.0 切ない

      島で身を隠して生活する男と少年2人の物語
      女心なんかまだよくわからないお年頃の初々しさが良かった。
      アメリカって14歳でバイクって乗れるんだっけ?

      マシュー・マコノヒーはあまりタイプではありませんが
      サム・シェパードが格好良かった。
      リース・ウィザースプーンちょっと老けた感じ。
      彼女を最初に観たのは「クルーエル・インテンションズ」だったな。
      >> 続きを読む

      2020/05/18 by marino

      「MUD マッド」のレビュー

    • 4.0 切ない

      「スタンド・バイ・ミー」を思い起こさせるような少年の冒険。
      後味といい元ネタに利用されたのはよく分かる。

      14歳の少年エリスは親友のネックボーンと共に川に浮かぶ島へ探検に向かう。
      そこで出会ったのは怪しげなマッドという男。
      実はマッドは愛するジュニパーのため殺人を犯しており、二人に逃亡の準備の協力を頼む。

      複雑な少年像を見せるタイ・シェリダンもいいが、ここ数作で見違えるような作品選びをしているマシュー・マコノヒーもまたいい。

      少年が現実という大人の壁を見たことで成長する。
      清々しいラストに好感を覚える青春ドラマだった。
      >> 続きを読む

      2017/03/13 by オーウェン

      「MUD マッド」のレビュー

    • 3.0

      想像していたより良かった(笑)坊主頭の少年を見た瞬間にスタンドバイミーを連想してしまったせいか郷愁を誘う!田舎町の感じが昔懐かしい感じなのも良い効果かな?少年の成長物語!

      2016/11/03 by あっちゃん

      「MUD マッド」のレビュー

    • 4.0

      愛を多角的に捉えているのが素晴らしい。友情、家族、恋人といった人間関係が少年たちの世界を揺らす。
      マッドの人物像も素敵で冒頭で醸し出す雰囲気とかは完璧だ。十字架の入った足跡、煙草の吸う仕草、釣り、などなど要素一つ一つが魅力的だった。

      2015/08/22 by きりゅう

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