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ある子供

L' Enfant
ジャンル: 青春 , ドラマ
公開: 2005/12/10
製作国: フランス , ベルギー
配給: ビターズ・エンド

    ある子供 の映画レビュー (最新順)

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    全7件
    • 5.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      このジャン・ピエール&リユック・ダルデンヌ監督の第58回カンヌ国際映画祭パルムドール大賞受賞の珠玉の名作「ある子供」を鑑賞。

      ブリュノは20歳。恋人のソニアは18歳。
      ソニアが赤ん坊を出産し病院から帰って来ると、自分の部屋には知らない男と女が住んでいる。

      二人はブリュノから1週間この部屋を金を払って借りたのだという。
      その頃、ブリュノは近所の子供たちを使って盗みをさせ、小銭稼ぎに精を出している。

      怒るソニアを全く意に介さない様子のブリュノ。
      その後、彼は自分の子供を売り払い、ソニアの逆鱗に触れて追い出されることになるのだが-------。

      映画を観ながら、初め、この赤ん坊が「ある子供」だと思ってしまいましたが、途中でどうもブリュノの事のようだと気がつきました。
      実際に出産しないので、男は赤ん坊が自分の子供だと実感しづらい面があるとは思うのですが、しかし、売るなんてまさに言語道断です。

      しかも、悪気がないところが恐ろしい。
      彼は特に赤ん坊を邪魔にしたり、嫌っている訳ではないのです。
      まだまだ自分が楽しみたいし、遊ぶ金が欲しいだけ。

      社会性も責任感も全く欠けていて、大人になろうとする気持ちが無いだけ。
      しかし、これはベルギーだけに限らず世界中で、日本においてもニュースで報じられるような腹立たしい話ですね。

      ただ、ブリュノはまだソニアが大好きで、素直なところも子供らしくて、それだけが唯一の救いです。

      人間には立ち直れる機会が何度もあります。
      その時には、それまで生きてきた価値観とは全く違う勇気を必要とするでしょう。

      自分のためでなく、誰かのために正しく責任を取る事。
      盗んだ金で乳母車や自分とお揃いのジャケットを買ってあげたりするのではなく、子供のために働く事。
      結果として、それは自分を救う光になるのではないでしょうか。

      監督は「息子のまなざし」のダルデンヌ兄弟。
      映画を通して、犯罪から若者を救おうとする方法を模索し、訴える姿勢に深い愛情を感じます。
      >> 続きを読む

      2019/03/19 by dreamer

      「ある子供」のレビュー

    • 5.0 切ない

      なかなか良い映画でした。
      "ある子供"って生まれたきた子供(赤ん坊)のことかと思って見始めたわけだけど、なるほど主人公の青年がどうしょうもなく"子供"なのだ。
      そのどうしょうもないヤツの目線で映画を見ていくことになるのだが、なんともやるせない。
      単に軽蔑してしまうだけでなく 憐れにも思うし、コチラの感情を揺さぶってくる。

      折しも日本の失業率や若年層の就業率を考えると、きっとこんな感じの若者は日本にもいるはず。
      だからこそコレは社会背景がどうのということより、生きることに希望を見出すはずの新しい命を授かったという事実に無関心なところが子供なんだろうね。
      人生を生きる意味として大きいのは「愛」だと思うし、その「愛」の種類の中で無条件に、最も純粋で偉大な子を想う「愛」について...。
      たしかに男は父親になることは不思議な感覚なのです。
      実感を見出すのに母親よりもワンテンポ遅れるものなんです。
      本当はあのあと更生できたはずの青年の些細な間違いととることもできます。
      深いです。

      (~allcinema)
      「ロゼッタ」「息子のまなざし」などで知られるベルギーの実力派、ダルデンヌ兄弟が、カンヌ国際映画祭2度目のパルムドール大賞に輝いた社会派ドラマの傑作。
      若年層の失業率が20%に達し確かな未来を見出せない若者が急増しているというベルギーの社会情勢を背景に、大人になりきれないまま子供を産んでしまった若いカップルの運命を、厳しくも優しい眼差しで見つめつつ、抑制の中に鋭さを秘めた妥協のない演出で描き出す。
      主演は「イゴールの約束」のジェレミー・レニエ。
       
      20歳の青年ブリュノは定職にも就かず、ひったくりなどでその日暮らしの日々。
      やることなすこと行き当たりばったりで、思考回路もまるで子供のまま。
      そんなブリュノは、18歳の恋人ソニアが自分の子供を産んだとういのに父親としての自覚どころか関心さえ示そうとしないのだった。
      そしてある時、ブリュノは深い考えもなしにその子供を売り捌いてしまうのだった…。
      >> 続きを読む

      2018/08/10 by motti

      「ある子供」のレビュー

    • 4.0

      子供って単数形だけど、主要出演者全員が子供だったというオチ。

      2018/05/09 by taku

      「ある子供」のレビュー

    • 4.0

      感想川柳「失敗を どうせするなら 若いうち」

      U-NEXTにあったので観てみました。φ(..)

      18歳のソニアと20歳のブリュノに息子が生まれる。病院から戻ったソニアは、定職もなく怪しい商売でその日暮しをしているブリュノにまじめに働くよう頼む。しかしブリュノは子供を養子として売ってしまう…というお話。

      いくら盗みで生計を立て、環境が悪かったとしても、なかなか自分の子供を養子に売ろう(もちろん闇で)とは思わないよな〜(´д`|||)

      確かに「若い」というのもあるんだろうけど、子供を売って臆面もなく「また作ればいい」とか言える神経が分からない。(^_^;)その前から「彼女名義の部屋を入院中に勝手に貸す(もちろんお金は自分のもの)」、「見舞いに来ない」、「子供より自分のことばかり」と何回ぶん殴ろうと思ったか(#`皿´)女の人は基本的に子供を産んだら切り替わりますよね。(;´∀`)男は時間かかるけど。もちろん自分も人のことは言えません(-o-;)

      でも「失敗」から学べたなら、この出来事でやり直せるなら今で良かったのかなと。( ̄。 ̄)二人にとってかなりの痛手になったとしても。タイトルの「ある子供」は主人公のことなんだろうな…(・_・;
      原題の「L'Enfant」も子供という意味。

      またオリヴィエ・グルメは刑事でちょい役(笑)

      んでまずm(__)m
      >> 続きを読む

      2018/01/12 by Jinyuuto

      「ある子供」のレビュー

    • 3.0

      子どもが子どもを育てる
      女は子どもを産むと少しばかり実感したようで、しっかりしたようで、子どもに愛情を注ごうとする
      男はまさかの行動に出る
      子どもを売ってお金にしようだなんて恐ろしい
      それを全く悪びれる様子もなく
      2人とも職がなく、男は盗んだり、盗んだものを売ったり、悪に手を染めてお金を得ている
      この男が親になる瞬間っていつなんだろう
      最後の2人で流した涙に少しだけ希望がもてる
      >> 続きを読む

      2017/11/09 by tomi

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