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将軍家光の乱心 激突

ジャンル: ドラマ , 時代劇
公開: 1989/01/14
監督:
製作国: 日本
配給: 東映

    将軍家光の乱心 激突 の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 3.0

      ストーリーよりアクションということで。

      2017/05/28 by kaiteru

      「将軍家光の乱心 激突」のレビュー

    • 3.0 ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「将軍家光の乱心 激突」は、公開当時、東映が久々に放った大型集団時代劇だ。

      徳川三代将軍の家光は、我が子・竹千代を亡き者にしようと刺客を送った。しかし、竹千代には強者の用心棒七人が護衛につき、命を懸けて江戸へ連れ上ろうとする----。

      敬意と愛情を込めて「映画馬鹿」と呼ぶに値する俳優は、今や数少ないが、千葉真一こそはその名にふさわしいと思う。1960年にデヒュー以来、一貫して俳優活動の中心を映画に置き続け、自らの身体を極限まで酷使した"格闘アクション"で、娯楽映画に一時代を築いたと思う。

      東南アジアが舞台のカルト的怪作「ゴルゴ13 九竜の首」でも、全く手を抜くことなく、奮闘してみせたのは"アクション俳優"・千葉真一の真骨頂だし、助演では「仁義なき戦い 広島死闘篇」での武闘派やくざ・大友勝利役の思い切った演技で、我々観る者の度肝を抜き、新しい役柄を開拓してみせたのが忘れられない。

      ジャパン・アクション・クラブ(JAC)を主宰して、スタントを使わずに動けるアクション俳優の育成を試み、スターとなった真田広之、志穂美悦子を初め、多数の後進を導いた功績も大きいと思う。そして、深作欣二監督の名作「蒲田行進曲」では、弟子の真田、志穂美ともどもワンシーンのみの特別出演にもかかわらず、スピーディーで切れのいい、派手なアクションを披露し、撮影所の雰囲気作りの役目を一手に引き受け、映画馬鹿の心意気を如実に示していたと思う。

      その千葉真一がアクション監督の肩書で、アクション時代劇大作という、まだまだ開拓の余地がある分野に果敢に挑んだのが、この作品で、彼が率いるJACのハード・アクションが全編にわたって、繰り広げられている。

      東映東京、京都の両撮影所を股にかけて活躍してきた、この俳優の初めての正式なアクション演出にふさわしく、監督を東京の降籏康男、脚本を京都の中島貞夫、松田寛夫と、東西の東映撮影所のベテラン娯楽作家が担当しているとあって、娯楽色の濃い、ワクワクするような面白さに満ちた映画を期待して観はじめました。

      自ら過激なアクションを演じるのは、さすがに少々難しくなり、真田広之、志穂美悦子の愛弟子も脱アクションの道へと転身していて、彼らに続く新しいスターが途絶えているJACを、"集団アクション"という形で活用して見せたのは一工夫で、複数の人間が同時に俊敏に動くダイナミズムを見せつけてくれる。

      映画の前半部は、自然の地形を巧みに利用し、後半部は馬を主体にした疾走感で押す、両様の使い分けが明確だ。

      最初は、山岳へのダイビング、深い谷の間の綱渡りと綱を使った大跳躍、いずれも自然を生かした雄大で、豪快な動きだ。そして、後半では一転して、馬の走りに火や爆薬を絡めてスピーディーに活劇を直進させていく。

      だが、芯となるアクション・スターを欠くために、見事であればあるほど、それらが全てスタントマンの妙技という感じになってしまう。緒形拳や加納みゆき、長門裕之と言った俳優陣は明らかに吹き替えになるわけで、それがどうしても興趣をそいでしまう。

      そのせいか、一つ一つの見せ場に魅力があっても、各々を結ぶ流れが分断される印象となり、まるで"アクション名場面集"のように見えてしまうのだ。千葉真一自身や、真田広之、志穂美悦子の主演作にあった、徹頭徹尾、一気に突っ走る"流麗な展開"が、ここには現われてこないのが非常に残念だ。

      それは、ドラマ部分が脆いことにも起因していると思う。人物がアップになって、長ゼリフを言う形が多くなるために、会話のやりとりが成立しにくいオーソドックスなスタイルの時代劇の宿命とはいえ、芝居が仰々しくて上滑りしているのだ。

      人物の思念がセリフ上では吐露されても、それが映像表現の形で画面に反映されてこないのだ。

      例えば、老中・松方弘樹に連れられて幼い将軍世継ぎの寝所へ入った目付の千葉真一が、隙あらば命を奪おうと脇差しの鯉口を切って、刀を鞘走らせようとする刹那、さりげなく静止されるが、殺意がギラリと一閃すべきこの瞬間の緊迫感が伝わってこないのだ。

      そして、アクション部分が終了した後の江戸城内部の場では、それが一層顕著に表われ、べったりと重苦しい大芝居が、それまでの直線的アクションからすると、木に竹を継いだように全く嚙み合わず、空転してしまうのだ。

      せっかく新しい娯楽映画の在り方を模索した結果がこれとは、その後の時代劇映画の可能性から考えても、残念な結果に終わってしまったと言うしかない。
      >> 続きを読む

      2016/12/16 by dreamer

      「将軍家光の乱心 激突」のレビュー

    将軍家光の乱心 激突
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