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塀の中のジュリアス・シーザー

CESARE DEVE MORIRE
ジャンル: ドラマ
公開: 2013/01/26
製作国: イタリア
配給: スターサンズ

    塀の中のジュリアス・シーザー の映画レビュー (最新順)

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    全4件
    • 5.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      刑務所の中の囚人が演じるシェイクスピア劇を、タヴィアーニ兄弟が虚構と事実を織り交ぜて描いた「塀の中のジュリアス・シーザー」がとても面白い。

      「父/パードレ・パドローネ」や「サン・ロレンツォの夜」で我々映画好きに大いなるインパクトを与えてくれた、パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ監督の「塀の中のジュリアス・シーザー」は、"塀の中"、つまり刑務所を舞台に、そこに服役している囚人たちが上演するシェイクスピア劇の「ジュリアス・シーザー」のオーディションから本番までを追ったドキュメンタリー映画なのだが、そこは百戦錬磨のタヴィアーニ兄弟だけに芸が細かい。

      どこまでが虚構で、どこからが事実なのか-----。そんな虚実皮膜論を思い起こさせる異色作になっていると思う。

      この映画を観る前は、俳優が囚人を演じ、その囚人が戯曲に書かれた役柄を演じる三重構造の映画かと思っていた。
      ところが、最初のオーディション風景から凄い迫力なんですね。

      どう見ても本物の囚人かと思われるドスの効いた口調で、自分の名前や誕生日などをしゃべる人がいるかと思うと、稽古に入ると素人っぽさが顔を出す人もいることから、これは本物の囚人ではないかと思い始めた次第だ。

      それに本番だけがカラーで、それ以外をモノクロで統一しているせいか、ドキュメンタリー色が強いということもあるだろう。
      案の定、最後に一人ずつ出演者の経歴が紹介され、全員が囚人(いや、うち一人は刑務所出身のプロの俳優)であることがあきらかになるんですね。

      それにしても、ブルータスもシーザーも、堂々とした演技には、ただただ脱帽だ。
      もともとは「演劇実習」という刑務所のプログラムに沿った試みということだ。

      確か、精神病棟でも治療の一環として行なわれているはずだが、ここでも受刑者の精神面のケアとして、かなりの成果を挙げていると思われる。
      その証拠に「塀の中」とはいえ、ある特定の役を演じることによって抑圧された内面を解放し、自由を享受する素晴らしさを囚人たちの一人一人が身をもって表現しているんですね。

      それだけに、終幕のカーテンコールで、舞台に並んだ囚人たちの達成感にあふれた歓びの表情は忘れがたい。
      やはり、真に迫った映像は、ドキュメンタリー映画出身のタヴィアーニ兄弟ならではのものだと思いますね。
      >> 続きを読む

      2018/12/02 by dreamer

      「塀の中のジュリアス・シーザー」のレビュー

    • 3.0

      重犯罪者を収容するレビッビア刑務所で行われている実習プログラム。
      その演目は「ジュリアス・シーザー」であり、オーディションで役を勝ち取った囚人たちが選ばれる。

      ほとんどドキュメンタリーのような様相だが、実際に演じさせているという意味では囚人たちと、それを演出する監督の力量がしっかりと問われる。

      外国ならではだと思うし、日本では不可能な形態。
      あとは「ジュリアス・シーザー」の演目の中身を知っておけばより良かった。 >> 続きを読む

      2017/10/03 by オーウェン

      「塀の中のジュリアス・シーザー」のレビュー

    • 5.0

      キャッチコピーが「いま、刑務所はローマ帝国へと変貌する」。まさにそんな感じ。本番の舞台が改修工事中である為、刑務所内の様々な場所が演技の練習場…否、演劇の舞台と化す。

      イタリアの刑務所の重警備棟。その囚人たちがこの年演じるのはシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」。その姿を追ったドキュメンタリー作品なのですが、中心となるのは一種の再現映像。刑務所内のそこかしこで行われた練習風景を再現し、それらを構成して、一本のお芝居にまとめてあります。編集も演出も巧で、見ていて飽きません。ドキュメンタリー映画で時々見かける、いかにも事実を記録しましたと言わんばかりに、画質が悪かったり、手振れ映像でグラグラ揺れたり、台詞を聴きとり辛かったり…といった性質の映像作品ではありません。

      尺は短めですが、見応えあります。舞台演劇の迫力を残しつつも、巧みなテクニックで、美しく、滑らかな映像。役にのめり込み、役と役者(=囚人)自身の人生とがオーバーラップしたり、日常でも抜け出せない位に役に染まり切ったり。熱い映画です。

      若干の予備知識、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」のあらすじぐらいは知っておいた方がいいかも知れません。演劇通である必要はありませんが、本作のテーマや概要を聞いて、興味が持てるようでないと辛いです。その辺をある程度クリアできれば、見る価値は大いにあると思います。
      >> 続きを読む

      2015/02/19 by ぴぐじい

      「塀の中のジュリアス・シーザー」のレビュー

    • とても面白い趣向だと思いました。

      ただ、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」
      予備知識ないですねぇ... >> 続きを読む

      2015/02/20 by ice

    • >ice
      おおまかなあらすじぐらいでOKだと思います。
      とりあえず、主人公は「ジュリアス・シーザー」氏ではない、ってこととか。(笑)
      ある意味主役ではあるんですけどね。
      >> 続きを読む

      2015/02/20 by ぴぐじい

    • 4.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      おもーい話かと思いきや反対にあっさりしすぎなくらい

      もっと受刑者の内面の葛藤を描くかと思ったがそんなことはなく、物足りなさを感じるかも

      でも時間がたつと、つきはなしたような、あるいは遠くから眺めるような、そんなカメラの視点が心地いい


      芸術を知ったときからこの部屋は牢獄になった


      この最後のセリフはむちゃくちゃ重たい
      さらさら進んだ物語の最後にメガトンパンチをくらった
      まるでギロチンで断罪されたよう
      >> 続きを読む

      2014/09/07 by asap

      「塀の中のジュリアス・シーザー」のレビュー

    • 最後のセリフがどういう事を意味しているのか気になるので観てみたいです!

      2014/09/07 by マカロニ

    • 最後のセリフが気になります!!
      普段映画を観てもカメラの視点を気にしたことがないので注目してみたいです! >> 続きを読む

      2014/09/08 by nekkoko

    塀の中のジュリアス・シーザー
    ヘイノナカノジュリアスシーザー

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