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続・夕陽のガンマン 地獄の決斗

The Good, The Bad and The Ugly
ジャンル: ドラマ , アクション , 西部劇
公開: 1967/12/23
製作国: イタリア
配給: ユナイト

    続・夕陽のガンマン 地獄の決斗 の映画レビュー (最新順)

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    全7件
    • 5.0

      タランティーノが好きで、あのカットの長さが生む緊張感が堪らないし、その緊張感の果てに炸裂する暴力シーンも最高。絵の構成、音の構成ともに比類がなく、生涯であと何作作れるかを絶えず意識しながら創作に臨むようなこの稀有な監督が、ベストワンに挙げているのが本作《The good, the Bad and the Ugly》なのである。

      冒頭の悪漢ふたりの登場シーンからして、『アラビアのロレンス』の、あの蜃気楼が人影になるまでの長い時間を彷彿とさせる。人っ子ひとりいない道に舞う砂塵。風の音。男たちの顔のアップ。灼熱の太陽に徹底的に鞣された皮膚。『ウエスタン』のチャールズ・ブロンソンのアップでも感じたことだが、あの男たちの皮膚が、そのまま砂漠なり背景の岩や山に質感において連続している。そして二人はとある酒場を襲撃して返り討ちにあう。割れたショーウィンドウから飛び出したのはこれまた悪相の男で、片手に煙立つ銃を、片手にニワトリの頸をつかんでいる。ここで赤字のタイトル、《The Ugly》。こうして《The Bad》そして《The Good》と長い時間をかけて紹介されていく。映画の、エンターテイメントの醍醐味ではないか。

      お話はあれやこれやてんこ盛り。それも全部脂ぎった肉料理だから、今となっては食傷する人もあるかもしれない。現代の「料理」は肉に野菜にとかくバランス重視ですからね。

      The Good を演じたブロンディことイーストウッドの作る表情や悪どさの効いた冗談は、そのままブラッド・ピットに置き換え可能かもしれない。レオナルド・デカプリオの依頼を受けてアンテナを直す腰の軽さや、チャールズ・マンソンのアジトに乗り込んだ際にパンクさせられたタイヤを有無を言わさず交換させるときの間合いは、セルジオ・レオーネの作品に出てくる The Good の演出上のそれとぴたりと重なり合っていると思うのだが、どうか。

      エンニオ・モリコーネの音楽は言わずもがな、西部劇ファンでなくとも誰しも耳にしたことが、ある、はず(ちょっと自信ありません)。

      『ウエスタン』ではクラウディア・カルディナーレの入浴シーンがあってバランスや良し、でしたが、本作では The Ugly のテュコことイーライ・ウォラックの全裸にサボンのシーンですからね。堪能しました。たしかに、この映画では監督はイーライ・ウォラックに魅せられている。排泄はどうしてるんだろう、風呂はどうしてるんだろう…とちょっと脳裏を掠めますからね。こんな入浴シーンでも胃もたれは防がれる(笑)。

      しかしなんでまた金貨を墓場に隠した雙眼の男は北軍になんか志願したのだろう。農業でもやりながら戦時をやり過ごす、という選択肢はなかったのかしら。

      映画の醍醐味の一つ、それは反復と差異、というやつですね。いやはや堪能いたしました。お腹いっぱい!
      >> 続きを読む

      2021/08/11 by Foufou

      「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」のレビュー

    • 0.0

      中学生の頃はテレビで毎週のようにイーストウッドの主演映画を流していて、必ず観たものですが、マカロニウエスタンはタイトルも内容もよく似ていて、どうもごっちゃになっている上、もはや内容も忘れている……。

      ジャッキー・チェンの映画もそうだけど、なんとなく内容は覚えている。たぶん録画して繰り返し観たから……。

      そして、ブルース・リーは、作品自体が少なく、鮮明である。

      で、しだいに成長すると、テレビでやる作品もやはり変わってくる。80年代のアクションスターといえば、シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガー。そして、『ダイ・ハード』は確か89年の作品だったような。

      それはともかく、セルジオ・レオーネのドル箱三部作のラスト、なんとなく観ているつもりで、再鑑賞したら、これは初見ではないか、と。

      決闘、撃ち合い、砂漠、戦争……いや、もうケレン味たっぷりのレオーネ節をじっくり堪能できる傑作である。意外なことに、これはイーストウッドよりも、イーライ・ウォラックが主演ではないかと思うぐらいに、彼のクルクル変わる表情に、監督は惹きつけられているようだ。後の『夕陽のギャングたち』でロッド・スタイガーが演じたキャラと通じるものがあって、トリックスター的でありながら、いつしか寂しさと哀しみを感じさせるのである。

      そして、イーストウッドとのタッグは本作で最後になるわけだが、南北戦争のスペクタクルと孤高のガンマンが実はうまくマッチしているようには見えなかった。イーストウッドの善玉とウォラックの卑劣漢が担架を持って戦場を駆け抜けるシーンは、どうもチグハグ感がある。

      まあ、それぐらい盛り沢山の大作ということで、痺れてグッとくるシーンをここに挙げれば……ネタバレになってしまう。

      映画は庶民のためのものであり、自分は庶民だと痛感しました……。
      >> 続きを読む

      2021/08/08 by かんやん

      「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」のレビュー

    • Foufouさん、観ているようで初見と書きましたが、やっぱり観ていました。後半の記憶がすっかり抜け落ちてましたが、冒頭のリー・ヴァン・クリーフの登場シーンが怖くて……たぶん小学生ぐらいの時。なんで人を殺すのか? って疑問で、そして殺し方が恐ろしかった。 >> 続きを読む

      2021/08/10 by かんやん

    • Kientopp55さん、大衆性と芸術性のバランス、本当にそうですね。頭でっかちの自己満足映画には付き合いたくない。でも、この舵取りは、本当に難しいと思うのです。レオーネという人も、マカロニウエスタンを撮りながら、分裂していたのではないでしょうか。 >> 続きを読む

      2021/08/10 by かんやん

    • 3.0 クール

      2021年7月4日
      映画 #続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 (1966年イタリア)鑑賞

      #クリント・イーストウッド と #リー・バン・クリーフ の共演か!と思ってたら、もう一人、#イーライ・ウォラック という方も主要人物でして、この方は、#アクターズ・スタジオ 創設メンバーの1人だそうです。以上です

      2021/07/04 by toshi

      「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」のレビュー

    • 評価なし

      ドル箱三部作の第3作。"善玉"ブロンディ(イーストウッド)と"卑劣漢"トゥーコ(ウォラック)はコンビを組んで賞金詐欺を繰り返していた。二人はある日、20万ドルの金貨を墓地に隠したという瀕死の男から、トゥーコは墓地の場所、ブロンディは墓碑の名前を聞き出す。

      2020/09/20 by Silencer

      「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」のレビュー

    • 3.0

      みんな、ドキュメンタリー「サッドヒルを掘り返せ」も観よう

      2020/08/09 by HAGANELLIC

      「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」のレビュー

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