花嫁はギャングスター

  このレビューはネタバレを含みます。
この映画「花嫁はギャングスター」は、「猟奇的な彼女」よりも凶暴なヤクザの女親分の結婚騒動を描く、韓国製アクションで、逆「セーラー服と機関銃」&「二代目はクリスチャン」といった作品だ。

ハサミひとつを武器に、たったひとりで50人の敵を叩きのめした伝説の女組長が、余命わずかの姉と正体を隠したまま再会。

姉の願い通り、適当に選んだカタギの男と結婚するが、初めて化粧して女らしさを学んだり、初めてセックスして子作りに励んだりと、お約束のカルチャー・ショック的なベタな笑いが展開していく。

しかし、背中の刺青を夫に見られ、かわいい舎弟を敵対する組のチンピラに殺されてからは、やはり"任侠道一直線!。

身重の新妻、改め、極道な妻として、単身、仇討ちのために殴り込みをかけるのだった------。

韓国版「リング」や、「SSU」のシン・ウンギョンが、男気あふれるシャープな顔で啖呵も決め、両足開脚蹴りもバッチリ炸裂し、色気はないが凄みは十分!

チョ・ジンギュ監督は、日本で映画理論を学んだということで、「マトリックス」的な土砂降りの雨の中のスローモーション対決から、「姿三四郎」そのまんまの雲流れる草原での一騎打ちまで、アクション場面をスタイリッシュに決めてくれる。 >> 続きを読む

2018/01/20 by dreamer

「花嫁はギャングスター」のレビュー

ヤクザ組織若頭の女性が病床の姉の希望で結婚。

韓国風ラブコメにアクション要素をプラス。

冴えた女に鈍な男。
不釣合いな2人のようだが、男性の献身的な愛と優しさに微妙に関係が変わっていく。
ベタベタの韓国風ラブコメテイストなので、好きでないと楽しめない作品かもしれない。

ヤクザ組織が題材では有るが、かなりアクション性が高く、ヤクザ映画のイメージよりもトゥームレイーダースに近い気さえする。

主演のシン・ウンギョンは、決して好みでは無いのだが、アクションのキレや、表情の豊かさが非常に魅力的だった。

ベッドの上でさえ、全く自由が無い男性は可哀想なようだが、不器用ながらも、時に彼女が垣間見せる少女っぽさに、実はグラっと来ているような気がする。

鑑賞後に調べたところ、2,3と続編が作られているらしいので、機会が有れば鑑賞したい。 >> 続きを読む

2014/01/22 by ice

「花嫁はギャングスター」のレビュー