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バルカン超特急

The Lady Vanishes
ジャンル: 外国映画 , ミステリー・サスペンス , ドラマ , アクション
公開: 1976/11/20
製作国: イギリス
配給: IP

    バルカン超特急 の映画レビュー (最新順)

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    全6件
    • 5.0 笑える ハラハラ 元気が出る

      いやー、傑作です!
      おもしろかったー! 大満足。

      サスペンスだけじゃなくてロマコメ要素もあって、かつイギリス人二人のコントみたいな要素もあるしで、サービス満点。

      このページを開くまで、ヒッチコックとは気づいてなかった!(笑)
      でも、聞いて納得。


      私がこの映画のタイトルを知ったのは、子供のころ大好きだった成田美名子さんの漫画「エイリアン通り」に出てきたから。
      確か主人公のシャール君が、大学の演劇部の公演でこの映画を舞台化した作品で主役を演じた、という設定だった。

      こんなにおもしろい映画だったとは。あー見て良かった。
      シャール君に感謝。
      >> 続きを読む

      2020/12/28 by みけ猫

      「バルカン超特急」のレビュー

    • 4.0

      冒頭、雪に泥んだ山間の駅の俯瞰映像。さながらゲレンデをゆるゆると降りてくる猛禽の視点で駅舎が、町が、次第にクローズアップされ、それは明らかにミニチュア模型だが、ホームの人影は微かに動くようだし、駅前のロッジとロッジの間をこれまたミニチュアの自動車がぎこちなく駆け抜けるという凝りよう。やがてカメラはとある建物の扉に接近して、場面は人にひしめくホテルのロビーである。黙々として彼らは、大陸横断鉄道の発車を待っている。そこへ何やら電話で報が飛び込んで、カウンターからホテルのマネージャーが待ちぼうけ顔した客らに異国の言葉でまくし立てる。途端にカウンターに殺到する客たち。しかし敢えて字幕が入らないので、観る者もまた、状況を飲み込めず事態を見守るしかない二人の英国紳士と戸惑いを同じくする。そこへうら若い三人の娘が登場。うちの一人は一際目を惹くブルネットの美女。目敏く見つけると、マネージャーは押し合いへし合いする男女をうっちゃらかして、英語で言う、「お嬢さん、今日は列車は出ません。そう、雪崩が起きたんです。まったく、春はいつもこうなんです」。なんだい、それを早く言えよ…と危うく食いっぱぐれるところだった英国紳士たち。

      とまあ、試みる冒頭の描写。今更ですが、ヒッチコックの演出の巧みさを再確認。

      列車、この映画的な乗り物をどう料理するのだろうと期待していると、これが車窓の風景が合成だったり、ということは客車はもちろんセットということになりだったり、冒頭と相まって多少のチープさに不安がよぎりますが、まあそれも杞憂というもの。列車=密室ならではの手に汗握る展開が待っています。そして、なんか、ユーモラスなんですね。なんとも間延びした奇術師とのドタバタがあったり。マーガレット・ロックウッドの可愛さがどんどん引き立っていく。ヒッチコックって、女優を撮るのが上手いんですね。

      まさかの軍との銃撃戦まであり、お腹いっぱいのエンターテイメントです。そりゃ、水野晴郎も影響を受けるでしょう。しかも、先述したチープさから、自分も撮れると錯覚したんじゃ…。それはさておき、吊り橋効果というやつです。ロンドンに婚約者の待つマーガレット嬢ですが、出発前の宿では一悶着あって印象の悪かった同国人のマイケル・レッドグレーヴと事件を解決した後では、別れ難さは募ります。いよいよ列車は最終駅のロンドンに到着。人待ちする車列の向こうに冴えない痩せ男がチラと映って、あれかい? 君の婚約者は。「さあ、それでは、お別れの握手です」男が手を差し伸べた瞬間に、マーガレット嬢の思いは爆発して…。なんとも胸キュン(古いか)の展開が花を添えます。

      ハッピーエンドで何よりです。
      >> 続きを読む

      2020/09/11 by Foufou

      「バルカン超特急」のレビュー

    • 3.0

      ミス・フロイ役のメイ・ウィッティ(May Whitty)がいかにも昔の女優さんという感じで好ましい。マーガレット・ロックウッド(Margaret Lockwood)もチャーミング。イギリス人男性2人組の役回りはちと分かりかねるが、こうしたところを読み解けると面白いのかしら?

      2018/01/07 by 百草丸

      「バルカン超特急」のレビュー

    • 4.0 ハラハラ

      "最もハリウッドに嫌われた男、アルフレッド・ヒッチコック監督のイギリス時代の伝説のサスペンス映画の傑作 「バルカン超特急」"

      映画「バルカン超特急」の原作は、エセル・リナ・ホワイトの「The Wheel Spins(車輪は回る)」で、映画の原題は「The Lady Vanishes」、"消えた貴婦人"となり、そして邦題の「バルカン超特急」は、水野晴郎氏が命名した事で有名ですが(後に水野晴郎氏はこの映画へのオマージュを込めて"シベリア超特急"という映画を自身の監督で撮りました)、アルフレッド・ヒッチコック監督がいかにも好きそうな列車、それも蒸気機関車を使ったサスペンス映画の傑作です。

      サスペンスというのは、サスペンダー、つまり、"宙ぶらりんの状態"からきた言葉で、"不安な状況、不安な気持ち"を言い表しており、ヒッチコック監督は常に、"人間の不安な状況、不安な気持ち"をテーマにしたサスペンス映画を最も得意とする映画監督だと思います。

      ヒッチコック監督はかつて、「列車は好きだね。ただし、それも蒸気機関車に限るんだよ。蒸気機関車は怒りと獰猛さを表していて、それだけですでにドラマチックだからね」と語った事があり、疾走する列車がサスペンス映画の舞台設定にはいかに必要であるかを熟知していました。

      原作の"車輪は回る"の通り、疾走する蒸気機関車という"密室の中で起こる人間消失の謎"、フランソワ・トリュフォー監督がヒッチコック監督との演出技法についてまとめたインタビュー集の「映画術」の中で語っている有名な言葉「マクガフィン」、つまり、"観客の興味を引っ張る映画作劇法上の謎"で、観客を引っ張っていく演出には、いつも感心させられます。ヒッチコック監督が、"サスペンスの神様"と言われる所以ですね。

      これらのヒッチコック監督のサスペンスの演出技法は、フランソワ・トリュフォー監督や、ブライアン・デ・パルマ監督などの後のサスペンス映画を得意とする監督たちへ大きな影響を与えたのもうなづけます。

      リバイバル上映された時のキャッチ・コピーが、「ヒッチコック映画の面白さをすべて満載したベストワンの名作! バンドリカからロンドンへつっ走る超特急の中でコツ然と貴婦人が消えた」----。この中の"コツ然と貴婦人が消えた"というのが、この映画の最大の謎で、列車に同乗していたはずの老婦人が突然、消失してしまった。老婦人を見たはずの他の乗客に聞いても、皆が一様に誰も知らないと言い、主人公の女性(マーガレット・ロックウッド)が夢でも見ていたんじゃないのかと言われてしまいます。人間ひとりが、それこそコツ然と、まるで魔法か何かで消されたかのように、消えてしまった----。

      このあたりのヒッチコック監督の演出がさすがにうまくて、一時も画面から目が離せない程、ハラハラさせられ、WHYなぜ? HOWどのようにして?と頭の中はこの謎を追って目まぐるしく回転していきます。

      そして、この映画の洒落ているところは、消えた老婦人の行方を追うのが、たまたま隣の席に居合わせた、好奇心旺盛な若い女性で、この女性をイギリスの粋な紳士(名優マイケル・レッドグレーヴ、バネッサ・レッドグレーヴの父親)が大活躍して助けるという変則的な設定が非常に新鮮でもあります。そして、この主人公ふたりのセリフの掛け合いのユーモアとウィットに富んだセンスの良い感覚。ヒッチコック監督、さすがにやるなあ、という感じです。

      彼らの他にも、コメディ・リリーフ的な役回りの面白い男性2人組が登場したりと、ヒッチコック監督得意のユーモアの味付けも見ものです。この映画がイギリス時代の最高傑作の映画だと言われているのもわかる気がします。

      ストーリーがだんだんと進展していく中で、この"老婦人失踪の謎"は解明されていきますが、ラスト近くでのヒッチコック映画では非常に珍しい、息詰まるような銃撃戦まで用意されていて、まさに、観客をいかに楽しませるかという事をいつも考えて映画を撮っていたヒッチコック監督の、娯楽映画の何たるかを知り尽くした、そのサービス精神に乾杯! と言いたくなる程のうまさです。

      なお、ブライアン・デ・パルマ監督が、トム・クルーズ主演で撮った「ミッション・インポッシブル」の中で、この映画の列車シーンなど、幾つものオマージュを捧げたところがあり、あらためて、ヒッチコック監督の演出術がいかに、その後の後輩監督たちに大きな影響を与えたのかがわかります。

      アルフレッド・ヒッチコック監督は、その後、アメリカのハリウッドに招かれ、数々のサスペンス映画の傑作を撮りましたが、一度もアカデミー賞の監督賞を受賞した事がなく、"最もハリウッドに嫌われた男"と言われましたが、この「バルカン超特急」は、批評家が与える映画賞で最も権威のある、ニューヨーク映画批評家協会の1938年度の最優秀監督賞を受賞しています。
      >> 続きを読む

      2016/04/13 by dreamer

      「バルカン超特急」のレビュー

    • iceさんへ

      水野晴郎氏は映画評論家になる前は、洋画の配給会社で有能な宣伝マンとして活躍されていましたが、この「バルカン超特急」の邦題の命名の他にも、皆さんよくご存じのある有名な映画の邦題も命名されていました。

      それは、有名なイギリス情報部MI6で殺人許可証を許された、スーパー・エージェント"007"ことジェームズ・ボンドが、世界を股にかけて巨悪を相手に大活躍するスパイ映画の007シリーズです。

      その記念すべき第1作は、現在は「007/ドクター・ノオ」と原題の「Dr.NO」に合わせた邦題になっていますが、1963年に日本での初公開時の邦題は、「007は殺しの番号」でしたし、また、2作目は、現在は「007/ロシアより愛をこめて」と原題の「FROM RUSSIA WITH LOVE」をそのまま邦題にしていますが、1964年の日本での初公開時の邦題は、「007/危機一発」(これは本当は危機一髪が正しい日本語なのですが、敢えてスパイ映画らしく危機一発と命名されていました)というものでした。

      何とこれも水野晴郎氏が命名したものだったんですよ。

      昔はこのように、洋画の配給会社の宣伝マンの洒落たセンスで邦題が命名されたものが、非常に多かったんですよね。
      >> 続きを読む

      2016/04/13 by dreamer

    • dreamerさん>
      ちょうど、007シリーズを全作品観ようと取り組み始めたところでも有り、刺さる情報でした♪ >> 続きを読む

      2016/04/13 by ice

    • 4.0

      ヒッチコックがイギリス在住の時代に取ったミステリー。

      テイストは変わりなくさすがの力量をまざまざと見せられれる。
      列車内で老婦人が失踪。客は知らぬの一点張り。さて老婦人はどこへ?

      冒頭のホテルからして皮肉めいたタッチも面白い。
      英国人が揉め事に関わりたくないとか、ティータイムが必要だとかバッシングでもきそうな描かれ方。

      どこかのお嬢様と無礼な紳士のロマンスに、サスペンスに銃撃戦ときてラストのスッキリする終わり方。
      盛り沢山なほど詰め込んだ内容に、これでもかとのめり込ませる出来。
      >> 続きを読む

      2015/08/05 by オーウェン

      「バルカン超特急」のレビュー

    • > バルカン超特急

      水野晴郎さんのシベリア超特急かと思いました...

      2015/08/05 by ice

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