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追想

Le Vieux Fusil
ジャンル: ドラマ , 戦争
公開: 1976/03/13
製作国: フランス
配給: ユナイト

    追想 の映画レビュー (最新順)

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    全3件
    • 3.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      ラスト近くの、火炎放射器を拾うシーンを見たとき、バイオハザードシリーズで、ロケットランチャーを拾ったときの高揚感を思い出す。 >> 続きを読む

      2019/04/28 by ata-ma

      「追想」のレビュー

    • 4.0 切ない ハラハラ

      ドイツ占領下のフランスで軍医をするジュリアン。
      戦禍の拡大を恐れ妻子を田舎に避難させるが、数日後に向かったジュリアンの前にはドイツ兵に惨殺された姿であった。

      戦場下での復讐というテーマを掲げるが、その部分を肯定させるため家族と、そして妻との思い出がいくつも回想される。
      それによって残された父親の方に感情移入をさせるという構成になっている。

      静かに怒りに燃える父親をフィリップ・ノワレが演じているが、この役をアクション俳優にしないことでより緊張感を持った銃撃戦に変わることになる。
      ラストの何とも言えない複雑な表情が戦争を露わにする。
      >> 続きを読む

      2017/01/24 by オーウェン

      「追想」のレビュー

    • 観たい!!さすがオーウェンさん・・・

      2017/01/25 by メッシイ

    • 5.0 泣ける 切ない ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "戦争の無残さを人間の尊厳を賭けたひとりの男を通して描くロベール・アンリコ監督の映画史に残る不朽の名作"

      1975年製作のフランス映画「追想」は原題を"古い銃"といい、"永遠の青春レクイエムの名作"である「冒険者たち」のロベール・アンリコ監督の映画史に残る名作で、フランスのアカデミー賞に相当する、第1回セザール賞の最優秀作品賞、最優秀主演男優賞(フィリップ・ノワレ)、最優秀音楽賞(フランソワ・ド・ルーベ)を受賞しています。

      クエンティン・タランティーノ監督が「イングロリアス・バスターズ」でこの「追想」にオマージュを捧げて撮ったのはあまりにも有名な話です。

      映画の冒頭で描かれるフランスの田舎の一本道を、親子三人が自転車で走るのをスローモーションで捉えたソフトで心温まるシーンからすでに「冒険者たち」で魅了したロベール・アンリコ監督独特の映像美の世界にすっと引き込まれてしまいます。

      第二次世界大戦末期の時代を背景に、映画の前半で中年医師のジュリアン(フィリップ・ノワレ)とその美しい妻のクララ(ロミー・シュナイダー)との愛情に満ちた幸福そのものの家庭生活の描写があり、特に回想シーンでのこの夫婦の最初の出逢いの頃の甘くも希望に充ちた追想は、実に繊細なムードで描かれていますが、やがてこの映画が一見ソフトで温かいムードでありながら、実は極めて残酷で執念にも充ちたものを内包している事がじょじょにわかってきます。

      ドイツ軍が最後のあがきでフランス国内で残虐な行為を行ってきている中、ジュリアンは友人の勧めもあり、妻子を自分が昔育った故郷の村の、今は別荘になっている古城へ疎開させます。

      疎開後しばらくして何の連絡もない事を不審に思ったジュリアンは妻子の疎開先へ急ぎ出かけます。そこでジュリアンはドイツ兵によって無残に射殺された娘、火炎放射器で焼き尽くされ石垣に染みついた黒影と化した妻の無残な姿に対面する事になります。

      ふだんは温厚でおおらかなジュリアンの心にこれ以上の激しい憎悪はないだろうと思われるほどの憤怒の炎が燃え上がります。我々日本人の場合ですと憎しみの感情もいつしか悲しいあきらめの感情に変わっていきがちですが、西欧人の場合、愛情のエネルギーも、もの凄く大きいだけに、その裏返しでもある憎悪のエネルギーも一段と激しく熱いものがあるような気がします。

      ジュリアンの残虐な行為を行ったドイツ兵への報復も徹底しており、憎しみの執念がたぎっています。彼は昔、使用した"古い銃"を持ち出して、報復のためドイツ兵を次々と殺害していきます。かって知ったる場所の優位性(秘密の通路や抜け穴等)を活かしたその周到な実行の仕方、行動の機敏さ、執念の炎の燃えさかるジュリアンの報復には、人間の尊厳を傷付けられた者しか持ちえない激しい何かを感じてしまいます。

      ロベール・アンリコ監督は1931年4月の生まれで、この「追想」の時代背景になる1944年頃は13歳の少年であり、その頃の時代の印象が心の中に鮮明に残像として残っているものと思われ、ジュリアンの妻子が殺された時の真っ赤な血のイメージは鮮烈ですが、それは恐らくロベール・アンリコ監督自身の"少年時代の心象風景の反映"なのかもしれません。

      ジュリアンの生き甲斐としていたものの全てが一瞬の内に音をたてて無残にも崩壊していき、彼の心の奥底に激しく噴き上げてくる憎悪の感情。
      回想シーンに出てくる妻クララのあまりにも美しく、幸福そうな笑顔に満ち溢れていた姿を思い出す事で彼の憎悪の念が、我々観客の気持ちと一体化し、より一層心の中に深く響いてきます。

      この回想シーンのロミー・シュナイダーの溢れんばかりの光り輝くような美しさは例えようがないほど素晴らしく、よけいにその後に訪れる悲劇との乖離が痛ましくも哀れに見えてなりません。

      "戦争は不可抗力であったかもしれないが、妻子への残虐な行為は不可欠であったのか"と心の中に問いかけるジュリアンの報復の執念は、普段は大らかな、肥満体で温厚な小市民のイメージのフィリップ・ノワレが演じる事で不気味なほどの恐ろしさでドイツ兵に向けられ、その変貌の凄まじさが我々観客の心を激しく揺り動かしてきます。

      ドイツ兵をひとりづつ独自の方法で殺していくジュリアンの行為は、冷酷非情な復讐の鬼と化して火炎放射器を放つシーンなどで描写されていますが、ロベール・アンリコ監督は決して激情のみに走る事なく、映画全編を通してそのソフトで温かな語り口を失いませんが、だからこそ、よけいに映画を観終わった後に残る、独特の心の底からの恐ろしさというものが感じられたのかもしれません。
      >> 続きを読む

      2016/01/06 by dreamer

      「追想」のレビュー

    追想
    ツイソウ

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