こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

電話で抱きしめて

Hanging Up
ジャンル: ドラマ , ラブロマンス , コメディ , ファミリー
公開: 2000/08/26
製作国: アメリカ
配給: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

    電話で抱きしめて の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全1件
    • 3.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「電話で抱きしめて」は、携帯電話や高齢者介護といった現代的なテーマを取り上げながら、どこか懐かしい空気を漂わせる語り口には、心が温まる。

      イヴ(メグ・ライアン)は、三姉妹の次女。自分の雑誌を立ち上げ、多忙を極めるキャリア・ウーマンの長女ジョージア(ダイアン・キートン)と、昼メロ専門のいまいち冴えない女優の三女マディ(リサ・クードロー)に挟まれて、幼い頃から父親(ウォルター・マッソー)の一番のお気に入りとして育ってきた。

      だが、ハリウッドの売れっ子脚本家としてとして華々しい過去を持つ父も、次第に酒におぼれ、妻とも離婚。
      そして、現在はボケも始まり、入院生活を余儀なくされている。
      そんな困った父の面倒を一手に引き受けさせられているのが、イヴなのだ。

      絶え間ない電話攻勢にマジギレ寸前のイヴであるが、なかなか携帯をオフにできない。
      電話は離散した家族をつなぐ唯一のツールだからだ。

      それにしても、この家族の電話中毒ぶりは半端じゃない。飛び交うダイアローグの応酬には、しばし呆然とする。
      でも、歩いていても、電車に乗っても、周囲で携帯が鳴り響く現代を思えば、決して大袈裟なことではなさそうだ。

      それに、シナリオを担当したエフロン姉妹のソフィスティケートされた台詞と、ヒステリックなのにやっぱりキュートなメグ・ライアンの魅力が、自然な楽しさを生み出していると思う。

      しかしながら、監督も兼任のダイアン・キートンの演出には、やや問題が多い。
      少し重めのテーマをさらりと描くためにコミック調に仕立てたまでは良かったが、イヴの母親や夫、子供をそっちのけにして、自動車事故を起こした医師とその母親がクローズアップされていたり、脇を固めるキャラクターの描き方が実に不可解だ。

      断片的に挿入される少女時代のイヴと父親の記憶にも配慮が欲しかったと思う。
      そして、もう少し姉や妹とも思い出を共有できれば、ラストで描かれる家族愛がもっと深みを帯びていたと思う。

      とは言え、軽やかに躍動する役者たちが、これらの欠点を補ってあまりあるほどの素晴らしさだ。
      メグ・ライアンは、これまでに演じたどの役よりも可愛い。
      彼女のチャーミングな仕草やリアクションの魅力は、まさに永遠だ。
      老人の世話をする労苦やヒステリックに吠えまくる姿に嫌味がないのも、彼女の天性のキャラクターの賜物であると思うんですね。

      そして、ひと際輝いているのが、名優ウォルター・マッソーの存在だ。
      彼の持ち味と言える、そこはかとないユーモアとペーソスは、最後の最後まで健在であったと思う。

      ジョン・ウェインとの交流を自慢にし、いくつになっても女性には色目を使う。
      でも、別れた妻のことが忘れられない。そんなお茶目なボケを披露する老人役は、彼の遺作を飾るにふさわしかったと思う。
      >> 続きを読む

      2018/11/04 by dreamer

      「電話で抱きしめて」のレビュー

    電話で抱きしめて
    デンワデダキシメテ

    映画 「電話で抱きしめて」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画