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コックファイター

COCKFIGHTER
ジャンル: ドラマ , アクション
公開: 2013/01/19
製作国: アメリカ
配給: boid

    コックファイター の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      映画好きなら知る人ぞ知る、B級映画の快作が「コックファイター」だ。

      原作と脚本は、あのチャールズ・ウィルフォード。製作がB級カルト映画の大御所ロジャー・コーマン、そして主演が我らがウォーレン・オーツときては、これは絶対観なければならない。

      タイトルの「コックファイター」とは、闘鶏トレーナーのことだ。闘鶏とは、雄鶏同士を戦わせて、勝敗を競わせるゲームで、賭博の一種として世界中で広く行われているのです。この映画は、その"闘鶏の世界"を描いた、恐らく唯一の作品だろう。

      中年男のフランク・マンスフィールド(ウォーレン・オーツ)は、日頃より「闘鶏の世界は奥が深い」と信じ、その世界にのめり込んでいる。誰からも信頼されるトレーナーだったが、ある日ライバルのジャックに負け、その際「お前はおしゃべりすぎる」と批判を受けた。

      それ以来、フランクはライバルに勝って大会でメダルを手にするまで、一切口をきかないと決意し、ホワイト・ランニング(白い稲妻)という強力な鶏と共に、日々トレーニングに励んでいた。

      その一方で、闘鶏を理解してくれない恋人との関係が悪化したり、動物愛護団体との摩擦も起きてしまう。しかし、それでもフランクは自らの道を邁進するのだった。勝利の日を夢見ながら------。

      低予算映画なのでゴージャス感はないし、ストーリーもたわいない。だが、製作者全員が「金はないけれども、志だけは煮えたぎっているぜ!」という雰囲気が漂い、異様な熱気が伝わってくる。

      フランクはしゃべらないという設定だが、時々モノローグが入る。これがハードボイルド・タッチの洒落たセリフで、いかにも「マイアミ・ブルース」や「危険なやつら」のチャールズ・ウィルフォードらしい、粋な味わいなのだ。

      そして、もちろん闘鶏の場面もド迫力の素晴らしさだ。鶏と鶏の喧嘩に過ぎないのに、サム・ペキンパー監督ばりにスローモーションを多用し、流血も壮絶なので、ヴァイオレンス度も半端ではない。

      確かに闘鶏は、動物愛護の観点から考えれば、残忍極まる競技であろう。見るに耐えないと思う人もいるかも知れない。我が国では「闘犬・闘牛・闘鶏等取締条例」によって禁止され、アメリカでも州によっては一切禁止されている。

      だが、フランクの闘鶏に賭ける想いは烈々たるものがある。理不尽だらけの人生を払拭するかのように、闘鶏に果敢に挑む彼の姿は、実に感動的だ。

      そのフランクを演じる、わがご贔屓のウォーレン・オーツの飄々とした芝居も本当に素晴らしい。この作品こそ「ガルシアの首」と並んで、彼の代表作であると思う。
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      2017/09/14 by dreamer

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