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黄色いロールスロイス

The Yellow Rolls-Royce
ジャンル: ドラマ
公開: 1965/02/26
製作国: アメリカ
配給: MGM

    黄色いロールスロイス の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      アンソニー・アスキス監督の「黄色いロールスロイス」は、今ではもうすっかり見られなくなったオムニバス形式の映画で、全三篇からなっている。

      こういうオムニバス形式の映画というのは、1960年代の頃は、流行っていて、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ共演の「昨日・今日・明日」もこの形式でしたね。

      この三篇のショートストーリーは、いずれも上質な短編小説を読んだ後のような満足感を感じさせてくれ、しかも小粋なんですね。

      物語を繋げるピースとなる存在は、題名ともなっている黄色いロールスロイス。
      この美しい車が、持ち主を変えながら、ひとときの人間ドラマを紡いでいく。

      この人間ドラマを演じる俳優陣がまた、素晴らしい!!
      最初は、競馬狂いのとある侯爵とその夫人の物語。
      この夫妻を何と、名優のレックス・ハリソンとフランスを代表する演技派女優のジャンヌ・モローが演じている。

      若い頃のジャンヌ・モローは、後年のアクの強さがあまり感じられないのに驚いてしまいます。 
      レックス・ハリソンの方は、「マイフェアレディ」の洒脱な紳士そのままの風貌で素晴らしい。

      ハリソン侯爵は、妻エロイーズの誕生日祝いに、珍しい黄色のロールスロイスを贈るものの、その座席で彼女が、若い男と浮気をしているのを目撃してしまう。

      この難癖がついたロールスロイスは返品され、また次の持ち主の手に------。

      今度の持ち主は、アメリカからやって来たギャングとその情婦。
      若い情婦を、これまた若かりし日のシャーリー・マクレーンが演じている。
      彼女、若い頃はこんなに可愛かったのか!? 

      このマクレーン演じる情婦が、愛人のジョージ・C・スコット演じるギャングが、アメリカへ商用(縄張り争いの抗争のため)へ出かけて行った後、アラン・ドロン演じる写真家志望のジゴロとドライブに出かけるのだが、この顔合わせがまた、素晴らしいのだ。

      ヨーロッパの色とアメリカのフレッシュな色彩を、カンバスの上で混ぜたら、思いもかけぬ絵が描けたというような、そんな感じなんですね。

      情婦は、ドロンに恋を感じ、ドロンも彼女に真剣な恋を感じるのだが、彼女は、自分たちのロマンスを全うさせたら、ドロンが殺されるに違いないと思い、ギャングのもとへ帰っていく。

      彼らの乗ったロールスロイスが、目の前を駆け去っていくのを見つめながら、彼女の写真をそっと破り捨てるドロン。
      この幕切れが、なんとも粋で、「昔の映画っていいものだな」といつも思います。

      掉尾を飾るのは、大女優イングリッド・バーグマン。
      アメリカからやって来た尊大な未亡人である彼女は、ユーゴスラビアの国王に会いにいくつもりなのだが、そこへいつの間にか、ゲリラの闘士である青年(これを、オマー・シャリフが演じている)をロールスロイスにかくまい、国境を越える羽目になる。

      ゲリラ活動に巻き込まれることになったバーグマンは、彼らを車にすし詰めに乗せて、何度も山を下りるのだが、あの美しい車がこんな英雄的なことに使われるとは、粋さも、ここに極まれり!!

      当時、五十前だったバーグマン。今観ても、本当に美しい。
      >> 続きを読む

      2021/11/30 by dreamer

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