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ロサンゼルス

Death Wish II
ジャンル: ドラマ , アクション
公開: 1982/03/20
製作国: アメリカ
配給: コロムビア映画

    ロサンゼルス の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 3.0 ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "アメリカ社会を支えるヴィジランティズム(自衛の思想)と現代社会の秩序の相克を考えさせられる映画 「ロサンゼルス」"

      この映画「ロサンゼルス」の原題は、「DEATH WISH Ⅱ」で、ご存じチャールズ・ブロンソンの当たり役である、"DEATH WISH"シリーズの「狼よさらば」(1作目)に続く2作目の作品で、その後も「スーパー・マグナム」(3作目)、「バトルガンM-16」(4作目)、「狼よさらば 地獄のリベンジャー」(5作目)と全5本の映画が製作されました。

      このシリーズの元になったのは、探偵作家のブライアン・ガーフィールド原作の「DEATH WISH」で、舞台はニューヨークでチンピラ強盗に妻を殺され、娘をレイプされ植物人間のようにされてしまった、元々はリベラル的な思想の持主であった設計技師のポール・カージー(チャールズ・ブロンソン)が、復讐のために銃をとって街のダニを殺していき、ヴイジランティ・キラー(自警主義者)へと変貌していく姿を描いた映画でした。

      この「DEATH WISH」の映画化については、当初、シドニー・ルメット監督、ジャック・レモンで企画されていたそうですが、仮にこのコンビで映画化されていたならば、この原作の持つ"ヴィジランティズム(自衛の思想)の怖さ、危険性への警告"というテーマがかなりシビアに表現されていたのではないかと思います。しかし、タフガイのチャールズ・ブロンソン主演での映画となった時点で、この原作の持つテーマが全く違った方向へ行ってしまったような気がします。

      このシリーズ2作目の「ロサンゼルス」は、邦題のようにロサンゼルスへ移り住んだ主人公のポール・カージーが、ようやくショックから立ち直りかけた娘を、またまた街のチンピラに殺され、再び銃をとって復讐に立ち上がるという物語です。

      映画製作当時のロサンゼルス東地区とハリウッド地区では、急激な犯罪の増加を来たしていて、その事実を捉えての映画の舞台の移動は、この映画に切実な現実感を与えているような気がします。

      前作「狼よさらば」の終わりのシーンで、主人公のポール・カージーを追い続けた老刑事(ヴィンセント・ガーディニア)が、ポールに対して、「ニューヨークから出て行ってくれ」と振り絞るような苦悩の表情を浮かべて言っていたのが強烈な印象として残っていますが、この"凶悪犯罪を憎む感情、アメリカ人が建国以来支えにした、自分の身は自分で守るという自衛の思想と、現代社会の秩序の相克"とが、何かギラギラするような苦渋に満ちた、鮮やかなラストであったと思います。

      この「狼よさらば」から8年後のロサンゼルスで、再びチンピラを殺し続けるポール・カージーの前に、あのニューヨークの老刑事が姿を現します。しかし、この老刑事はチンピラに殺されてしまいます。

      それが肥大化すれば、ファシズム的な思想にも繋がりかねない危険性を伴う、この過度な、"ヴィジランティズム(自衛の思想)"に対する唯一の批判者であった老刑事も、犯罪のいけにえとなり、後はもう徹底して"復讐への正当化の思考"へとなだれ込んでいく事になります。

      この映画の中で街のダニが殺される場面になると、ロスの映画館では観客から満場の拍手が沸き起こったそうです。そして、映画はこれでもか、これでもかといった感じで、ひたすら自衛の名の下に復讐への快感を煽っていきます。

      現代におけるヴィジランティズム(自衛の思想)の意味と、その裏側に潜む危険性を考えるいとまも与えず、映画は危険な香りを放ちながら突っ走っていきます。

      監督のマイケル・ウィナーはイギリス出身のケンブリッジ大学の法学博士号を持つ才人監督で、イギリス時代はその醒めた冷ややかな、知的な作風で、「栄光への賭け」「脱走山脈」「明日に賭ける」などのシャープな切れ味の秀作を撮っていましたが、アメリカのハリウッドへ行き、「チャトズランド」でチャールズ・ブロンソンとの運命的な出会いの後、「メカニック」「シンジケート」「狼よさらば」と連続して、ブロンソン主演で映画を撮り、ある意味、ブロンソンのおかかえ的な御用監督になってしまったのは、彼の才能を考えた時に非常に残念でなりません。
      >> 続きを読む

      2016/05/04 by dreamer

      「ロサンゼルス」のレビュー

    • 3.0

      ブロンソンのデス・ウィッシュシリーズ2作目。
      「狼よさらば」が見事な出来なだけに、このキャラで続編を作りたいというのは分かる。

      ただこういうキャラに頼ると物語が弱くなるのはしょうがない。
      チンピラに目をつけられるのも適当だし、そこから娘をレイプされ殺されたため復讐を決意するという強引さ。

      そのせいか暴力性は格段に増しており、ブロンソンがチンピラどもを殺しまくるという描写ばかり。

      続編としてはいいのだろうが、中身はあまり褒められない作品。
      一応チンピラのチョイ役でローレンス・フィッシュバーンがいたのは嬉しい驚きだった。
      >> 続きを読む

      2016/04/02 by オーウェン

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