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運命の女

ジャンル: ミステリー・サスペンス , ドラマ , ラブロマンス
公開: 2003/01/11
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス映画

    運命の女 の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 4.0 切ない ハラハラ クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      幸せな家庭に恵まれながらも、年下の男性との情事に溺れていく妻と、妻の秘密を知ってしまった夫。この「運命の女」は、この二人が繰り広げる心の葛藤を丹念に描き出す官能サスペンスの傑作だ。

      三文小説のネタになりそうな題材を扱いながら、安っぽさを感じさせず、香り立つような愛のドラマに仕上げてみせる手腕。エイドリアン・ライン監督、本領発揮の一本だ。

      スタイリッシュな撮影の美しさは、かつてのエイドリアン・ライン監督の作品を凌ぐほどだ。落ち着いた色調と柔らかな光が、格調高い雰囲気を生んでいると思う。

      また、日常性を表現する巧さは相変わらずで、夫が服を裏表に着て登場する朝の場面に始まって、何気ない描写の積み重ねが、作品世界に現実味を与えている。この日常性とリアリティーこそが、上質なサスペンスには欠かせないアイテムなのだ。

      「人には心の分岐点があって、そこを超えると極端へと流れる危険性を抱えている。では、何が我々をそこまで押しやるのか?」と、エイドリアン・ライン監督は我々観る者に疑問を投げかけるのだ。

      なるほど、いかにもというセンセーショナルなテーマだと思う。だが、この映画の本質は、やはりサスペンスにあるのだ。

      不倫相手のアパートへ向かう路上でバッタリと会う女友達、死体を運び出そうとする矢先に故障するエレベーター、死体の入ったベンツのトランクに衝突する車。思わず息を飲むようなシチュエーションが次々と襲い掛かる。

      恋人が腰に書いたイタズラ書きといった類の小道具も巧妙に使われ、ヒヤヒヤさせられる。エイドリアン・ライン監督はサスペンス映画の定石を確実に押さえていて、実に見事だ。

      そもそも、不倫ということ自体が、サスペンスを生み出すための格好のシチュエ―ションになっている。とすると、苛酷な運命に弄ばれる夫婦の心すら、小道具の一つに過ぎなかったのかと、勘ぐりたくなるほどだ。

      「運命」とは、聞こえが良すぎる。結局、運命の境目で翻弄されるこの夫婦は、作為的に操られた人形なのだと思う。

      そして、この映画の凄いところは、夫婦の視点の使い分けによる巧みな観客操作だろうと思う。前半は、妻コニーの一人称で描くことで、不倫が夫にバレないようにと心配させる。そして、後半は、夫エドワードの一人称で描くことで、殺人が警察にバレないようにと心配させる。

      そして、要所で二人称の視点を交錯させて、グイと夫婦の葛藤へと迫る。まさに、映画を熟知した監督にしかできない鮮やかな技巧だ。

      また、この映画で何といっても素晴らしいのは、罪悪感と快楽の入り交じった表情で煩悶するダイアン・レインの演技だ。そして生々しいほどにエロティックなのだ。

      そして、信じてきた愛妻に裏切られ、苦悩と憤怒を浮かべるリチャード・ギアが、これまたうまいのだ。

      不倫に走る女性を共感を失うことなく演じたダイアン・レインと、ごくごく普通の男性を演じて新境地を開いたリチャード・ギア。この二人による円熟の演技が、この作品の屋台骨となっているのは言うまでもない。

      街灯の薄明りが、夜更けの街並みをほのかに照らし出す。警察署の脇にひっそりとたたずむ一台の車。自首か、再生への旅立ちか。果たして、エドワードとコニーの夫婦はどちらの運命を選択するのか? 我々観る側の想像力に全てを委ねて、映画は静かに幕を閉じる----。

      重々しく後味の良くないドラマに、「救済」という名の糸が垂らされるのだ。

      尚、この映画の演技でダイアン・レインは、2002年度のニューヨーク映画批評家協会賞と全米映画批評家協会賞の最優秀主演女優賞を受賞しています。
      >> 続きを読む

      2017/02/08 by dreamer

      「運命の女」のレビュー

    • 3.0

      題名からしてなんだか重い感じ・・・
      不倫の話で、展開がグイグイ見せられるような感じで、この三角関係はどうなるの?と思いながら見てました。
      ラストはとても余韻が残る感じで切ない終わり方でした。(>_<){く~っ)
      不倫をしそうな方はこれを見て考え直して下さい。m(_ _)m
      不倫って怖いね

      2015/02/05 by きりゅう

      「運命の女」のレビュー

    運命の女


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