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今や世界的に有名になったチャン・イーモウ(張芸謀)監督の映画を初めて観たのがこの『紅夢』です。『初恋のきた道』がヒットしたのにそれ以前の監督の映画は、あまり騒がれず・・・といってもこの映画はベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しています。 赤の使い方をこれほど、美しく、残酷に象徴的に使った映画は他にはなかった衝撃。赤は、運の色でもあり、嫉妬の色でもあり、残酷の色でもあります。 主演は、コン・リー。地主の第四夫人になった19才の女の子。石で囲まれた大きな邸宅にそれぞれの部屋があるけれども、朝食は夫人全員で一緒にしなければならない、という恐ろしさ。第三夫人は、第一、第二夫人と違って、遊んでばかりいる派手好きな人で、当然ですが、この4人は仲が悪い。 そして夜、大旦那様からお呼びのかかる夫人の部屋の前に大きな赤い提灯が下げられる。大旦那、と呼ばれる人はいつも遠くにしか映さないで顔はほとんどわからないのです。 支配者層の元で、立場の弱い者同士が競争し、嫉妬しあう残酷さ。しかし、第4夫人となったコン・リーはしたたかに、他の夫人を追い抜こうとする。 そんなことから悲劇が転がり落ちるように描かれる、一大悲劇映画。後味はなんとも重く、そして深いものを残し、それが壮絶とも言える美しさ、色遣いで現わされた世界に圧倒されました。こんな映画を作る人がいたのか・・・・とわたしに強烈なインパクトを残しました。 今でもチャン・イーモウ監督の映画では?と聞かれるとこの映画をわたしは挙げます。 >> 続きを読む
2018/06/02 by 夕暮れ
「紅夢」のレビュー
19歳の頌蓮は第4夫人として富豪の家に嫁ぐ。赤い提灯が照らされれば旦那様と交わりを交わせるが、それまでただ待つ日々。そんな閉塞的な家の中で、頌蓮は徐々に平静を失っていく。チャン・イーモウとコン・リーが手を組んだ作品。赤のイメージがあまりにも鮮烈に焼き付けられるため、その中で女性同士の争いが。裏切り報復が飛び交う世俗の中で、頌蓮が知る事実。第4夫人として嫁いだ先から未来は決まっていたというのが恐ろしい。 >> 続きを読む
2017/10/20 by オーウェン
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紅夢 コウム 映画 「紅夢」 | 映画ログ
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