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リトル・ヴォイス

Little Voice
ジャンル: ドラマ , ラブロマンス
公開: 1999/09/11
製作国: イギリス
配給: アスミック

    リトル・ヴォイス の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 4.0 切ない 元気が出る

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「リトル・ヴォイス」は、「ブラス!」に続いて、マーク・ハーマン監督が撮った、心に優しく響く素直に感動出来る作品です。

      この映画でも、"音楽"というものが脚光を浴びていて、前作のブラスバンドから今度はスタンダード・ナンバーのオンパレード。ジュデイ・ガーランド、ビリー・ホリデイやマリリン・モンローが歌う"懐かしのメロディ"に思わずニンマリとしてしまいます。

      父の死をきっかけに心を閉ざしてしまい、奔放で自堕落な母親から揶揄されて、Little Voice=LVと呼ばれていた女性は、父の遺品のレコードの世界に逃避する日々を送っていました。

      ところが、彼女はジュディ・ガーランドやマリリン・モンローの歌声を完全にイミテート出来る、稀有の才能の持ち主であったという事から、素敵なファンタスティックな物語が展開していきます。

      とにかく、LVを演じるジェーン・ホロックスの名歌手そっくりの歌声には、本当に驚いてしまいました。最初は吹き替えだろうと思っていましたが、実は彼女自身が本当に歌っていたと分かって、二度ビックリ----。

      そして、クライマックスの一度きりのステージがとにかく最高なのです。ここに至るまでのエピソードの積み重ねやライブシーンの演出など、マーク・ハーマン監督の演出家としての腕が冴え渡ります。

      心細い面持ちでスタージに立ちすくむLVが、客席の中に亡き父親の幻影を見るや否や、目がキラリと輝き、表情にパッと自信が漲ってくるのです。

      堰を切ったように歌い出すLVに、あわててバンドがその後に続きます。そして、生き生きと歌い上げられていくヒット曲の数々----。彼女の伸びやかな歌声は、本当に我々観る者の心の琴線を震わせ、心を素敵な気持ちで満たしてくれます。

      そして、このライブが終わると、鳴りやまない拍手が会場を包み、客席のスタンディング・オベーションと共に、観ている我々も歓喜の渦に巻き込まれていきます----。

      "音楽"、何より人の笑顔には人を幸せにする力があるんだなあと、心の底から実感させられました。

      更に、単なる音楽ショーで終わらないのが、マーク・ハーモン監督の作品。音楽の前に、まず"生活、人生ありき"なのです。小さな港町に生きる人々の"夢や希望や哀愁"が、きめ細やかに描かれていくのです。

      ぎこちなくてシャイな青年二人、自分勝手でどこか寂しい大人二人の構図も実にうまく、ユアン・マクレガー、ブレンダ・ブレッシン、マイケル・ケインが各々の個性を存分に発揮していて、この物語に豊かなふくらみを与えていると思います。

      特に、俗悪でケバケバしくて愛に飢えた母親ブレンダ・ブレッシンと、一流になりきれない滑稽な興行師マイケル・ケインの演技は、"刹那的な大人の悲哀"を写し出して、まさに絶品の味わいです。

      明るくて、そんなにうまくいってしまうの?----というファンタジックな部分と、ちょっと暗くて、誰もがそれぞれの人生を背負っているんだという、現実の部分の見事な同居は、今やこのマーク・ハーマン監督の最大の持ち味となっていると思います。

      LVが鳩のように翼を広げて、第二の人生へと羽ばたくラストシーンがとても印象的で、たとえ厳しい現実が待ち構えていようとも、決して夢を見失うことはないであろうという事を強く感じさせ、清々しい余韻を我々に残してくれます。
      >> 続きを読む

      2016/09/05 by dreamer

      「リトル・ヴォイス」のレビュー

    • 3.0

      ヒロインの名前はLV(エルヴィ)=LITTLE VOICEの略。彼女は大好きな父親の死後、遺品でもある50、60年代のレコードばかり聞いてひきこもりに。
      そんな内気で引っ込み思案な彼女は魔法の声を持っていた。
      なんと彼女はものまねの女王だったのだ!(笑)
      でもね・・・これ、その年代の曲がわかる人じゃないとわからないと思う。
      私もミュージカルが好きだから、あーーこの曲聞いたことある!程度でした。
      ジュディ・ガーランド、マレーネ・ディートリッヒ、マリリン・モンローくらいしか私はわかりませんでした。
      UKやUSの人たちがみたら、おおおおおってなるんでしょうねぇ~きっと。
      だいたい、この映画はLV役のジェーン・ホロックスがいないと成り立たない映画です。元はやはり彼女が主役をしたミュージカルだしね。
      それにしても、時々、あれ?やっぱり30代?と思わせる時がチラっとあるけど、ほんとティーンエージャーにみえる人なんですよねぇ。
      たまたま彼女が歌う声をきいて、田舎のプロモーターが一攫千金を狙おうと彼女をデビューさせようと目論むんだけど、本人には野心もなにもないしね。
      うまく亡くなったお父さんのために・・・と説き伏せて1度だけという約束で舞台に立つLV。そのたった1度だけの舞台はすごくおもしろかったですよぉー。まるで別人で。
      ここで・・・LVが気持ちよかったぁ!とかなればよかったけど、彼女は心を病んでもいるし。
      同時進行として、これまた内気な鳩が大好きな青年(ユアン・マクレガー)がLVに一目ぼれしちゃって、LVに接近します。
      鳩は自由の象徴でもあり、ラストで母親への気持ちを爆発させたLVはやっと心が解放されたのかなー?とか感じました。
      それにしてもLVの母親マリー(ブレンダ・ブレシン)が毒々しい母親なんだけど、演技がすごいなーって関心しちゃったよ(*´艸`*)
      もっとミュージカルっぽいと思って観たので、そこはがっかりだったです。終わり方もできれば、よかったぁ~ってなるHappy Endだったらよかったのに。いやある意味HappyEndなんだけどねぇ・・・。
      >> 続きを読む

      2015/01/29 by mana

      「リトル・ヴォイス」のレビュー

    • > なんと彼女はものまねの女王だったのだ!(笑)

      この行以降、黒柳徹子のマネをする友近が浮かんで来てしまい、せっかくのレビューがアタマに入って来なくなってしまいました...(笑) >> 続きを読む

      2015/01/30 by ice

    • >iceさん♪
       友近、いいですよねー(笑)
       ものまねの番組があると観てしまいます >> 続きを読む

      2015/02/01 by mana

    リトル・ヴォイス
    リトルボイス

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