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不連続殺人事件

ジャンル: ミステリー・サスペンス
公開: 1977/03/12
監督:
製作国: 日本
配給: ATG

    不連続殺人事件 の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 4.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この坂口安吾の傑作ミステリの映画化作品の「不連続殺人事件」は、山奥の豪邸における、奇怪な連続殺人事件を通して、敗戦直後の人間の頽廃、狂おしさ、真情を描いた秀作だ。

      当時、日活を拠点としていた曾根中生監督にとって、初の日活以外での作品。

      昭和22年夏、山奥の歌川邸に十数人の男女が集まる。
      歌川一馬(瑳川哲朗)が招いた連中で、小説家夫妻(田村高廣・桜井浩子)、女流作家(楠侑子)とその夫(石浜朗)、劇作家(江角英明)と妻の女優(根岸とし江)、セムシの詩人(内海賢二)など。

      他に一馬の偽手紙で、画家のピカ一(内田裕也)、素人探偵の巨勢博士(小坂一也)、弁護士夫妻なども集まって来る。

      彼らの多くは、一馬とその妻のあやか(夏純子)、一馬の父(金田龍之介)を含め、元夫妻、元愛人などの愛憎深い関係にあるのだった。

      たちまち始まる狂宴と感情の絡み合い。
      流行作家(内田良平)が殺されたのに端を発し、連続殺人事件が起きるのだった。

      犠牲者は客もいれば、一馬の妹やいとこ(伊佐山ひろ子)や父もいる。
      やがて、一馬も殺され、合計八つの殺人は何の脈絡もない、不連続としか見えなかった。

      この不可解な不連続殺人事件の謎の解明に、巨勢博士が、挑むことになるのだが-------。

      この作品は、特権階級の俗物エリートたちが、敗戦後の混乱と隔絶した山奥で、狂態を繰り広げるドラマなんですが、事態はむしろ逆であり、隔絶による単純化によって、緑の鮮やかな風景の中の人々の狂態ぶりが、混乱期の縮図を浮き立たせていると思う。

      そして、殺人者の狂おしさが、戦後初期のエネルギーを邪悪に、かつ美しく語っているようだ。
      まさしく、この作品は、原作者・坂口安吾のふてぶてしい人間認識を、見事に映像化したと言ってもいいと思う。
      >> 続きを読む

      2018/07/17 by dreamer

      「不連続殺人事件」のレビュー

    • 3.0

      音楽の入り方など独特の、この時代の作品という感じです。わけがわからないうちにストーリーが進んでいくのを楽しめればよいかな。夏純子さんが美しい。

      2015/12/22 by Chihoish

      「不連続殺人事件」のレビュー

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