こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

キートン将軍

The General
ジャンル: ドラマ , コメディ
公開: 1926/12/31
製作国: アメリカ
配給: 東和

    キートン将軍 の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全1件
    • 4.0

      『キートンの大列車追跡』でも知られる本作。
      『スティング』で列車の屋根に乗って追跡をかわすシーンを観て、そういえば走る列車の上を人が走る映像を撮った先駆はキートンではなかったかしら…と思ってその確認のためレンタル。ところがまるで既視感がない。列車の上も、誰も走らないんですね、これが。

      キートンはこの映画では北軍側なんですね。彼の生きた時代を考えると、まさに南北戦争は「先の戦争」というにふさわしい時間的距離感でしょう。黒人問題で再々…度揺れる2020年のアメリカを知る目で観ると、彼が北軍の兵隊として活躍するこの映画に、政治的な意味合いの有無をどうしても見て取ろうとしてしまうから、なんともうるさいことです。

      列車という、この映画的乗り物をですね、余すところなく撮り切った映画であります。そして馬の隊列、行軍、朦々と上がる砂塵… 覚えずハッとする場面が随所に挟まるわけですが、キートンの映画的感性を云々する前に、映画とはそもそもそういう「目」を持っていたのではないかと言いたくなります。舗装されない往来を、功を争って我先にと兵隊と馬、馬車が駆けていく。だからその往来を渡れずにオロオロするキートン。そのオロオロぶりを当時の観客は笑ったはずですが、2020年にこれを観る私は、人と馬と乗り物が見せる束の間の躍動感にこそ心打たれている。いつからか、映画は無意識にこのようなシーンを撮ってしまう目を失ってしまったのではないでしょうか。
      そんなことはないか。

      一緒に観ていた子供たちも最後まで楽しく観ていました。兵役資格を得られず消沈するキートンが、汽車の主連棒に腰掛ける。すると汽車がゆっくり動き出して、それに合わせてキートンの体が上下する。車輪と連動するロッドのこと、上下するといっても動きの中に回転を含んで、なんともユーモラスな動きになるわけです。波に揺られるような、あるいはメリーゴーラウンドの馬のような、哀愁を含む動き。
      ここで子供たちが笑った。

      いい体験をさせたのではないかと、父は思うのでした。
      >> 続きを読む

      2020/08/04 by Foufou

      「キートン将軍」のレビュー

    この映画を最近、ラックに追加した会員

    キートン将軍
    キートンショウグン

    映画 「キートン将軍」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画