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ル・アーヴルの靴みがき

Le Havre
ジャンル: ドラマ
公開: 2012/04/28
製作国: ドイツ , フィンランド , フランス
配給: ユーロスペース(提供 ユーロスペース=キングレコード)

    ル・アーヴルの靴みがき の映画レビュー (最新順)

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    全6件
    • 5.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      移民に対するフランス政府への異議を含ませた、アキ・カウリスマキ監督独特の寓話が楽しめる「ル・アーヴルの靴みがき」。

      どこで切っても、アキ・カウリスマキ監督の味がする。
      素朴でシンプルで、犬がいて酒があって、我らが女神のカティ・オウティネンがいて。
      まさに絵のような画面がぴたりと決まる。

      ル・アーヴルは、フランス北西部のノルマンディー地方の港町。
      ここを物語の舞台にしたのは、難民問題に直結するからだろう。

      映画でも、ここへアフリカからやって来た難民の少年の物語を中心に展開していく。
      その少年を受け入れるのは、貧しい靴みがきの夫婦で、元芸術家の夫は逡巡した末に、官憲に追われる彼の救済に一役買う。
      妻が、不治の病を宣告されているとも知らないで-------。

      明らかにこれは、難民に対して非情な措置を取るフランス政府に対する異議申し立てだろう。
      しかし、そのあたりをはっきりとは描かないで、日常的な淡々とした描写で問題の本質に迫る演出は、さすがアキ・カウリスマキ監督だ。

      元芸術家の夫マルセルを演じるアンドレ・ウィルムの、かつてのアキ・カウリスマキ監督作品「白い花びら」を思わせる演技も、淡々として言うことなし。

      自らも貧しい移民に違いない元芸術家というたたずまいも悪くないが、中盤から一転、魔法のようにマルセルの妻が快方へと向かい、心優しい刑事の協力ですべてが思惑通りに運ぶ展開は、一体、何を意味するのか?

      これこそ"人間の良心をめぐる寓話"だろう。
      肩肘張らずに、みんながうまく納まればいいではないか。
      そんなおおらかなアキ・カウリスマキ監督の人生哲学が、そこかしこに見え隠れする。
      >> 続きを読む

      2019/01/20 by dreamer

      「ル・アーヴルの靴みがき」のレビュー

    • 4.0

      ずっと観たかったのになかなかレンタルできず。やっと視聴。カウリスマキの愛しい世界観。笑わない、セリフない、長くないは健在。ささやかでつつましい生活、そして愛、いいなぁ。また撮って欲しいなぁ~。

      2017/06/18 by Chihoish

      「ル・アーヴルの靴みがき」のレビュー

    • 4.0 笑える 元気が出る

      いつの頃からかカウリスマキの作風はとても温かい。
      実際はそうでもなくかなり真摯な問題を取り扱っているのだが、それを見つめる視線が温かい。

      靴磨きの仕事で生計を立てるマルセル。
      ある日出会った移民のアフリカ人少年を匿るが、妻は病気で倒れてしまう。
      何とかしようと周りの住民たちはマルセルを手助けする。

      難民を取り扱う際の取り締まりなど、そんなわけがないとバッサリ切り捨てるのは容易にできる。
      だがそれでもこの甘さは捨て難い魅力を持っている。

      最初のカットで思わず笑いが出てしまったが、カウリスマキの初の劇場体験はとても楽しめた。
      >> 続きを読む

      2015/10/20 by オーウェン

      「ル・アーヴルの靴みがき」のレビュー

    • 3.0

      難民問題に関するチャリティー上映会で観ました。
      「そのひとときの自由」も観たんですが登録できず。

      2015/03/27 by hana

      「ル・アーヴルの靴みがき」のレビュー

    • 港町が舞台ということで、風景も良さそうです♪

      2015/03/27 by coji

    • 4.0

      これはきっと一種のおとぎ話なのだと思います。あるいは、ある種のファンタジー。そして、この作品世界の造物主は、明らかに、主人公らを贔屓にしているようです。まあ、大抵の作品の作り手は、そんなものかも知れませんが、本作の場合、並はずれているのかも。

      ハリウッドではたぶんあり得ないタイプの作品でしょう。少なくとも、移民や不法滞在者の問題に光を当てたりして、シリアスな社会派ドラマ?って思わせるようなタイプの作品で、本作終盤の怒涛の展開は、ハリウッド的にはあり得ないと思います。もし、あり得るとすれば、それはきっとコメディです。お笑い映画だったらこんな展開もあり得るかと…などと考えていて、ふと思いました。もしかして、アキ・カウリスマキ監督の本来の意図では、あそこら辺り、観客に笑って欲しいのでは?もしかして、これは実はコメディ映画なのでしょうか?そうであるのかも知れませんね。

      で、監督と言えば、某島国をご贔屓にされている方ですので、本作にも何か、某島国を思わせるアイテムか、または、音楽を使われるのかな?と想像し、期待しながら見ていましたが、本作にもちゃんと登場しますよ。それも、これはその島国を象徴するアイテム(?)ではありませんか!!しかも、今の季節(春)にピッタリ…って、まあ、厳密にはもう半月から、一月ぐらい早いと、ピッタリなのですが…。そして、これを見れば、某島国の住人はもちろん、世界中でも大抵の人が、本作がハッピーエンドであるか、バッドエンドであるか、もう細かい説明やうん蓄抜きにして、それを悟り、かつ納得するものと思われます。

      そんな本作ですので、ハリウッドの大ヒット大作映画に期待するのと同じものを期待してはいけません。あるいは、オスカー狙いの作品とか。酷いご都合主義だなぁ、とか思っちゃうと、本作の良さを見損ないます。大らかな心で見て欲しいです。そして、やはり笑って楽しむべきなのでしょう(あるいは、場合によっては拍手とかも…)。そんな作品である気がします。どうも私も含めて、某島国の映画ファンには生真面目すぎる人が多いのかも知れませんね。なので、劇場で(特にマナーに厳しい、こだわりのミニシアターで…)声に出して笑う勇気まではなくとも、せめて心の中では笑って、楽しく鑑賞したいです(既に再鑑賞が前提になってますね…)。
      (劇場鑑賞当時のコメント)
      >> 続きを読む

      2015/03/08 by ぴぐじい

      「ル・アーヴルの靴みがき」のレビュー

    • こういう映画きっと好きです。最後の展開が気になります・・・笑ってみれるかなあ・・ >> 続きを読む

      2015/03/12 by メッシイ

    • あまり構えず、気楽に…。さすれば、きっと微笑みながら見られる、よき映画だと思います。 >> 続きを読む

      2015/03/12 by ぴぐじい

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