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アパッチ砦 ブロンクス

Fort Apache, The Bronx
ジャンル: 外国映画
公開: 1981/10/10
製作国: アメリカ
配給: 東映/松竹

    アパッチ砦 ブロンクス の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「アパッチ砦 ブロンクス」は、ニューヨークのマンハッタンのハーレムから、橋を渡ったところにあるブロンクスを舞台とした、警察官の群像を生々しく描いた作品だ。

      廃墟のようなビルとビル。犯罪が蔓延する地区。黒人やプエルトリコのチンピラ・ギャングが暴れ回るスラム街。ここでは、殺人・暴行・麻薬・売春が当たり前のように行なわれていた。

      この地域を管轄する41分署に勤務するパトロール警官、ポール・ニューマンを軸にして、このブロンクスの目を覆うばかりの実態と人間模様が描かれる。

      基本通りの方法論で、高圧的な姿勢をとる新しく赴任してきた署長や、ヤクにおかされて死んでいく恋人、更に無実の青年を殺す同僚もいたりする-----。

      このブロンクスの実態は、単に一地域の事ではなく現代そのものの象徴なのだ。その混乱の中で人間はどう生きていくのか。ブロンクスに息づく警察官たちの姿は、実は現代に生きる我々自身の事なのかも知れないのだ。

      素朴な正義感を貫き通そうとするポール・ニューマンの対極に立つのが署長。そして、もう一つ反対の立場に立つのが、少年を殺す同僚。

      この署長だってエリートじゃなく、叩き上げの苦闘の過去が体ににじんでいる。だからこそ、頑なな強硬論者なのだ。同僚も何を好き好んで、こんな危険な職業に就いているのかといった感じなのだが、やっぱり悪を憎めばこそ。その怒りが暴走しての行為なのだ。それぞれの人生、おのれの生きざまを背にして突っ走るのだ。

      一時は警察官のバッジを叩きつけて辞職を決心する主人公だが、泥棒の現行犯を見た途端に走ってしまう。やはり、自分の生きざまを簡単に変える事は不可能なのだ。

      とにかく、この映画でのポール・ニューマンが実にいい。突っ張るでもなく、叫ぶでもなく、それでいて大地にしっかりと根を下ろした正義感を、人生の苦渋の中に演じてみせ、あらためてポール・ニューマンという俳優の凄さを見せつけられた。
      >> 続きを読む

      2017/05/20 by dreamer

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