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ソロモンの偽証 前篇・事件

ソロモンの偽証 前篇・事件
©2015「ソロモンの偽証」製作委員会
2015年3月7日(土)前篇・事件 4月11日(土)後篇・裁判 2部作拡大公開
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公開: 2015/03/07
監督:
製作国: 日本
配給: 松竹
【イントロダクション】
ベストセラー作家・宮部みゆきが、構想15年、執筆に9年を費やした、作家生活25年の集大成にして最高傑作と謳われているミステリー巨編「ソロモンの偽証」を、日本アカデミー賞ほか、国内主要映画賞を30冠受賞した、成島出監督をはじめとする『八日目の蟬』チームが再結集し、完全映画化。
男子生徒の謎の転落死をきっかけに、次々と起こる不可解な事件。その死は、平穏を装っていた人々の眠れる悪意を呼び覚まし、やがて次なる悲劇を引き寄せる。混乱する生徒たち、揺らぐ警察の捜査、保身に走る教師、騒ぎ立てるマスコミ、そして世間体を気にする大人たち・・・。賢い者が、権力を持つ者が、そして、正しいことをしようとする者が、嘘をついている。なぜ?どうして?いったい誰が?何の為に?校内裁判の果てに、彼らが目撃した驚愕の真実とは――。
演じるのは、1万人にも及ぶ候補者の中から、1年強に渡る選考、研修期間を経て選ばれた新鋭33人。有名無名、演技経験の有り無しに関わらず、まさに本作に登場する人物を演じるにふさわしい選りすぐりの“14歳”が集結した。共演は、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子ら日本を代表する豪華俳優陣。子供たちの真っ新な演技と、大人たちの成熟した演技とのぶつかり合いが、スクリーンに想像を絶する化学反応を引き起こす。
登場人物の心理を炙り出す緻密な演出力と、圧倒的な構成力。不可解な謎の数々を「校内裁判」で明らかにするという、未だかつてない大胆な設定の中、さらには、いじめや自殺、学校問題、マスコミ報道、家庭内暴力、教育に悩む保護者たち、現代が抱える様々な社会問題に一石を投じる本作。先の読めない展開と幾重にも重なり合う人々の【嘘】に翻弄され、やがて衝撃の真実に辿り着いた時、あなたの心はその【真実】に激しく揺さぶられることだろう。

【ストーリー】
街が華やぐクリスマス未明。終業式に向かう道中、雪の積もった校庭で中学2年生の藤野涼子はクラスメートの死体を発見する。屋上から転落死した少年の名は、柏木卓也。ひと月ほど前から不登校の状態が続いており、遺書は発見されなかったが、警察は早々に自殺であると結論づけた。
そんな折に、藤野涼子のもとに1通の匿名の告発状が届く。「柏木卓也君は自殺したのではありません。本当は殺されたのです」
卓也が、普段から暴力沙汰の絶えない問題児・大出俊次とその取り巻き2人に殺されるのを目撃したという。同じ内容の告発状は、校長である津崎正男のもとにも届いていた。警察の捜査を受けて、学校はこれを偽の告発状と結論づけ、告発者の絞り込みに取り掛かる。
一方で、テレビ局HBS報道局の茂木悦男のもとに一通の封書が届く。中には、半分に破られた告発状。その宛名には、卓也と涼子のクラスの担任を務める森内恵美子の名前が書かれている。「善意の第三者が、学校が事件を隠ぺいしようとしていることを我々に教えてくれたんです」茂木は告発状の存在をひた隠しにする学校、そして独断でそれを破棄した森内を強く咎め、真実を追求すべく徹底した取材を行うことを宣言、事件を巡って俄かに学校全体がざわめきたつ。
そんな中で、涼子は刑事である父親に調査を迫るが、既に結論を出している以上警察が動くことはなく、涼子はそれに納得できないまま毎日を過ごしていた。告発者の絞り込みも結果的に生徒やその保護者の不信感を徒に煽対応の責任を取り辞職する。また森内は他の教師たちから執拗に責められながらも、告発状の存在すら知らなかったのだと、自らの無罪を訴え続けたが味方となる教師はおらず、孤立無援の中、結果彼女も学校を去ることになる。
そして、また一人同じクラスの生徒・浅井松子が事故で命を落としてしまう。松子の親友・三宅樹理はショックで言葉を失い、家に引きこもるようになる。「事件の真相を告発したから、松子は大出たちに殺されたんだ」「いや、偽の告発状を出したのが警察にバレそうになったから、自殺したんだ」
真実は分からないまま、生徒たちの間で憶測だけが飛び交う。
マスコミは一方的な取材を続け、告発状により容疑者とされた大出とその取り巻きたち、そして樹理も依然として身を隠したまま。そんな状況にも関わらず、一向に“おとな”たちは真相解明へと乗り出さない。業を煮やした涼子はクラスメートの野田健一、そして亡くなった柏木卓也と小学校の時より友人であった神原和彦とともに自分たちだけで学校内裁判を開くことを決意する。
前代未聞の“こども”による“こども”だけの裁判。開廷に反対する教師からの圧力を跳ね除け、涼子たちはやがて同級生たちの協力を取り付けていく。しかし、悲劇は止まらない。連鎖する悲劇に、生徒たちの疑念は一層深まっていく。
告発状の差出人はいったい誰なのか、卓也は自殺したのか、殺されたのか、一連の事件の真相はいったい――
さまざまな思惑が絡み合う中、ついに学校内裁判が開廷される。
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    主演:藤野涼子 出演: 板垣瑞生 石井杏奈 清水尋也 富田望生 前田航基 望月 歩 西畑澪花 若林時英 西村成忠 加藤幹夫 石川新太 佐々木蔵之介 夏川結衣 永作博美 黒木 華 田畑智子 松重 豊 小日向文世 尾野真千子 原作:宮部みゆき「ソロモンの偽証」(新潮文庫刊) 監督:成島 出 脚本:真辺克彦 音楽:安川午朗 撮影:藤澤順一 照明:金沢正夫 美術:西村貴志 録音:藤本賢一 編集:三條知生 企画・配給:松竹   制作プロダクション:松竹撮影所

    ソロモンの偽証 前篇・事件 の映画レビュー (最新順)

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    全20件
    • 3.0 切ない ハラハラ

      宮部みゆき原作に関わらず、ベストセラー小説の映画化というのは非常に困難だ。
      もしかしたら人気漫画(アニメ)の実写化よりも難しいかもしれない。

      特に原作が長編の場合。どういうアプローチをするにしたって難しい。

      自分の判断基準としては、やはり「映像」と「音」で魅せるもの
      になっているかどうか。
      もちろん、原作の持ち味をどう活かすか、も外せないが。

      ということで偉そうに書いたが原作は未読であります。

      未読の場合の利点としては先入観が無いこと。
      ということで、一つの映画作品として鑑賞しましたが、
      どうにも間延びしてるというか、テンポが悪いというか。

      前半の導入部分をじっくりゆったり描く、というのは良いのだけど、
      その後の展開も妙にもったりしているところが多かったような。

      別になんでもかんでもテンポがよければ良いということでもないが、
      妙なもったぶった感、必然性の希薄な間の取り方、などは気になった。

      とはいいつつも、どんな風に物語が展開していくか、
      興味を引きつけ、それを最後まで持続させることには、
      それなりに成功していたかと思う。
      前述のテンポの悪さを差し引いても、最後まで観ることはできたし、
      ところどころホラー映画のような演出が出てくるのも面白かった。

      ラストシーンは、おぉ、これはぜひ後篇を観ねば、と個人的には思えたし。

      ということで、小説にはできない「映像」と「音」での魅せ方は、
      電車シーンでの音響効果や、極力抑え目にされたサウンドトラック、
      事件の発端シーンの雪景色含め、
      それなりにできていたように思えます。

      雪景色に関しては、さすが映画2本分の予算があったんだな~、と感心するくらい。

      ともあれ、それなりに上手いこと風呂敷は広げられた前篇だと思いますので、
      ちょっと後篇に期待しちゃったりしますよね。
      それが、吉と出るか凶と出るか。
      >> 続きを読む

      2017/05/05 by 備忘録

      「ソロモンの偽証 前篇・事件」のレビュー

    • 3.0

      前篇・事件

      2016/11/13 by ゆ♪うこ

      「ソロモンの偽証 前篇・事件」のレビュー

    • 3.0

      子どもたちの「顔」が皆良い映画だった。
      こういう演技経験の浅い若い俳優たちが主要人物となる映画においてもっとも重要な事は、特別な演技の巧さでもなければ、リアルな実在感などでもなく、彼ら一人一人の顔つきだと思う。
      演技がヘタクソなのは当たり前、実際にこんな子どもたちがいないことも当たり前である。顔つき一つで映画としての見応えになり得るかどうか。
      この映画において、それは最も重要な要素であり、見事にクリアしていると思う。制作陣が“クラスメイト”を集めるためのオーディションをどれだけ真剣に取り組んだかも明らかだ。

      その中でも特に印象的だったのは、やはり主演を務めた藤野涼子だろう。
      主人公名と同名で女優デビューを果たしたこの若い女優の存在感と、溢れ出る可能性が素晴らしかったと思う。これはまた磨きがいのある新たな原石が現れたものだと思う。

      この宮部みゆき原作の映画化作品がどういう作品かというと、“血塗られた中学生日記”という言い方がしっくりくる。

      冒頭のクラスメイトの転落死体発見から始まり、いじめられっ子の事故死と、分岐点となるトピックスは衝撃的だが、ストーリーテリングとしてはそれらを軸として、純真で無知で激情な中学生たちが、動揺し、葛藤し、意見を述べ合うという、かつてNHKで放送されていた「中学生日記」がありありと思い出された。
      残酷で不可解なサスペンスを孕んではいるが、本質的にはオーソドックスな学園ドラマであり、家族ドラマであった。
      その歪さが、良い意味で独特であり、大林宣彦を髣髴とさせる成島出の極端な演出方法も手伝って、想定外の見応えがあったと思う。

      クラスメイトたちの死を立て続けに目の当たりにし、打ちひしがれた主人公は、自分自身を責め、最悪の決意に歩みかける。
      ギリギリのところで思いとどまり、幼くも純粋な自身の「正義」にすがるようにして、進みだそうとする様はエモーショナルで、“若さ”の価値と熱量に溢れていた。

      “犯人”を探し罰したいわけではなく、真実を突き止め、自分たちが抱える混乱を自分たち自身で収拾するために「裁判」を行う。
      後編に繋がるそのくだりは、少年少女たちが越えるべき通過儀礼に対して覚悟を決めたようにも見え、サスペンスの真相解明そのものよりもずっと期待感に溢れた。
      >> 続きを読む

      2016/09/14 by tkl

      「ソロモンの偽証 前篇・事件」のレビュー

    • 4.0

      前後編二部作の前編。原作未読。前半は事件が起こったところから、裁判が始まるきっかけまでが話の中心。自分という自我が芽生え始める中学生たちと、自分達の管理がしやすいように一方的な考え方を押し付ける教師。その考え方の対比が非常に分かりやすくて良い。後編で裁判の行方がどうなるのか、引き続き見ていきたいと思う。

      2016/07/29 by oniken0930

      「ソロモンの偽証 前篇・事件」のレビュー

    • 2.0

      1990年クリスマスの朝、同級生の柏木君の遺体が発見された。
      自殺か他殺か第一発見者でもある主人公は学校内裁判を開くことにする。
      原作は未読。
      この前編は学校内裁判を開くまでを見せているのですが正直つまんなくて観るの苦痛でした。
      学校の屋上から転落死した柏木君を警察は自殺と断定していたが告発文が送られてきたことで他殺の線も出てくる。
      この辺りまでは面白く観れてたんですが、その亡くなった柏木君の回想シーンでう~~~んとなりまして・・・
      主人公を口先だけの偽善者と柏木君が非難するシーンがあり、それはいじめを見て見ぬふりをしたから言われたんですが瞬時に君も助けてへんやんとツッコミました。自分のことは棚に上げてまあ言う言う。
      この辺りからなんだか冷めちゃいまして・・・
      ただ後編で柏木君の死の真相がはっきりすると思うので、ここまで観たので後編も観てみようと思います。
      >> 続きを読む

      2016/05/30 by saruwatari

      「ソロモンの偽証 前篇・事件」のレビュー

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    ソロモンの偽証 前篇・事件
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