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悪童日記

LE GRAND CAHIER
ジャンル: ドラマ , 戦争
公開: 2014/10/03
製作国: ドイツ , ハンガリー
配給: アルバトロス・フィルム

    悪童日記 の映画レビュー (最新順)

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    全9件
    • 3.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      原作未読
      字幕鑑賞

      ■あらすじメモ
      戦時中。
      徴兵されている父は滅多に帰らない。
      そこそこ裕福な家庭でぬくぬくと母に愛されて育ってきた双子は、両親が「あの子達の為にも引き離すべきだ。双子は目立つ」と話しているのを聞く。
      父は双子に、「おまえたちのことが知りたいから日記を付けなさい」とノートを渡し、そのまま戦場へ。双子は母に連れられて、母方の祖母の家に疎開という形で預けられる。母は一人泣きながら去っていった。母との約束で、毎日勉強をした。
      祖母は周囲に魔女と呼ばれ、とても厳しく、情のない人間だった。
      双子をメス豚の子どもと呼び、質素な食事を与えられ、風呂にも入れてもらえず、毎日早朝から働かされ、思い通りにならなければ双子を打った。
      屋根裏で祖母の様子を夜な夜な盗み見ると、宝を隠し持ち、祖父の悪口を言っていた。
      双子はまず、強くなる為に身体を鍛えることにした。
      お互いの身体を打ち、殴りあい、痛みに耐える訓練をした。
      空腹で雪の中凍死した兵士を見て、四日間空腹に耐える訓練をした。兵士の持つ鉄砲と爆弾をベンチの下に隠した。
      祖母は、母から双子宛に届いた荷物を勝手に開けると、暖かい服の数々を自分のものにしようとした。
      双子はそれらを取り返す時に、母からの優しい手紙に涙を流す。
      次に双子は、精神を鍛えることにした。
      母を忘れることにした彼らは、母の写真を焼き、手紙を焼いた。
      殺しにも慣れる為に、虫を殺し、鶏を殺した。
      双子は日々の事柄を正確に淡々と日記に書き記していく。真実だけを書き記していく。
      隣の家の泥棒の少女に盗みを教わり、教会の神父を強請って金をとる。
      靴屋では魔女の家に居ると聞くと同情され暖かな良いブーツを譲ってもらう。
      家にじゃがいもを買いに来た教会の女性に付いていき、風呂に入れてもらい、食事を与えられる。
      けれどその女性はとても酷い性格で、彼女の一言で優しくしてくれた靴屋が殺されてしまう。
      双子は復讐に、女性の部屋の暖炉に兵士から盗んだ爆弾を仕込んで大怪我をさせた。
      兵士に双子の行いがバレて嬲られていたところ、離れに住むドイツ将校が助けてくれる。お気に入りの美少年を悲惨な目に合わせた男を撃ち殺し、祖母の家に連れ帰ると優しく介抱してやる。
      双子は、打たれるのは平気だが、ふたりが引き離されることだけはこたえると言った。
      そのうちドイツ兵は去っていき、別の兵が現れ、隣の家の少女は兵士たちを家に招き、快楽の中死んでいった。少女の母の「死んだのが私ならよかった」という発言に、双子は殺してやることにして、少女の家を燃やした。
      ある日、母が生まれたばかりの妹を連れて、知らない男を車に待たせて現れる。双子を引き取りに来たが、双子はそれを拒否する。
      空爆の中、問答が続きすぎたのち、母はすぐ家の外で妹とともに空爆に巻き込まれて死んでしまう。
      一晩中庭にそれを埋めていた祖母は、ついに脳卒中で倒れてしまう。
      「次に発作が起きた時はミルクにこれを混ぜなさい」と、双子に毒瓶を渡す。
      そんな中、突然父がやってくる。捕虜にされて拷問をされ、ボロボロの姿だった。
      そして祖母はもう一度発作を起こして、双子は祖母の言いつけを守った。
      母の隣に墓を作り、祖母を埋めたが、もう一度現れた父は、国境を越えたいと言う。
      双子は最後の訓練をすることにした。それは「別れ」。
      双子は父の手助けをしてやる。国境には地雷が埋まっている。
      父を先に行かせて、地雷が爆発し、目の前で父が死ぬ。その上を通ることで、双子の片割れは安全に国境を越えた。最後に「強く生きろよ」と言葉をかけあって、それまで何をするのもずっと一緒だった双子は別れた。


      ■所感メモ
      全てを語らない双子。
      互いの名前さえも呼び合わない双子。
      魂の通じ合ったふたりは、いつも同じものを見て、同じ経験をして、同じ思考をする。
      それは同一であり、けれどふたつ。
      別れは、お互いが本当に強く生きる為に必要不可欠な行為。必然的なもの。
      これを乗り越えなければ、本当の意味で強くはなれないと思ったのかもしれない。
      何よりも強く生き抜くことに拘った彼らの、最後の決定。

      意味深で真っ直ぐな、双子の瞳には惹き込まれるものがある。
      とてもよい美少年だった。

      原作を読んでみようと思う。
      >> 続きを読む

      2017/09/14 by yonami

      「悪童日記」のレビュー

    • 3.0

      一部、残酷な描写がありますがさらっと描いていて、そのシンプルさが子供達の心が破壊されていることを物語っていました。後味が悪かったものの、また時間をおいて見たいと感じられる作品。原作も機会があれば読みたいです。

      2016/08/24 by Tomochin

      「悪童日記」のレビュー

    • 4.0

      原作未読での鑑賞。
      すごいおばあちゃんでした。
      けれど、見ているうちにまともに見えてきたのが不思議。
      兎に角陰鬱な雰囲気。それがまた綺麗だったり。
      鑑賞後、解説ブログなどを読み、もう一度鑑賞。
      戦争は全てをおかしくさせる。

      2016/04/19 by Kelly

      「悪童日記」のレビュー

    • 4.0

      原作は映像化不可能といわれていたが、中身を読めばそれも当然。
      ある意味で子供は悪以上の存在へとなっているからだ。

      第2次大戦の影響によって叔母の家に預けられた双子。
      だがその叔母は魔女と呼ばれるほど冷酷であり、子供だからと言って容赦なくこき使われることに。

      悪童と付けられているが、決して好きでそうなったわけではない。
      戦争という影響。
      そして変わらなければ生きていけないという、過酷な環境が悪童へと変わらせる所以。

      この双子自体はほとんど会話をしないが、ラストに力強いやり取りを交わす。
      それによって生きるという明確な目標がより強みを持つ。
      だからこそ彼らは何にも屈することがないのだ。
      >> 続きを読む

      2015/09/15 by オーウェン

      「悪童日記」のレビュー

    • 映画館で鑑賞したときは「何だこの映画」と思いながら観てましたけど、時間が経つとまた観たくなりました。 >> 続きを読む

      2015/09/15 by yulian

    • 3.0 切ない

      感想川柳「戦争は 子供らしさも 奪い去る」

      レンタル店でパッケージ借りでした。(´・c_・`)

      原作は有名みたいですが全く知らないで観ました。原作知ってる人にも好評みたいですね。

      戦争が始まって祖母の家に預けられた双子は、厳しい時代を生きるために痛みに慣れる訓練、空腹に慣れる訓練など子供らしからぬ逞しさを身に付けていきます。もちろん盗みや犯罪もせざるを得ない。(´・ω・`)周りの理不尽な大人に負けないためとはいえキツい。(゜ロ゜)

      そこまでして生きようとする姿は、生きる意味も考えなきゃ分からない現代の子供に見せてあげたい気もします。

      ただ人里離れた場所で建物じゃないとこに、爆弾をポコポコ落としていく爆撃機に納得がいかないですけど。(゜ロ゜)それでピンポイントであの人に当たるんですから…あの場面はマンガみたいで冷めました。爆風とか色々無視し過ぎじゃ…( ´_ゝ`)
      >> 続きを読む

      2015/04/19 by Jinyuuto

      「悪童日記」のレビュー

    • タイトルだけ聞いたことありましたがそういう話でしたか。
      テーマが良さそうなだけにツメの甘さがイケテナイですね。。 >> 続きを読む

      2015/04/19 by ただひこ

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    アクドウニッキ

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