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アフリカの女王

The African Queen
ジャンル: 外国映画 , ドラマ , ラブロマンス , アクション , アドベンチャー
公開: 1952/08/12
製作国: イギリス
配給: BCFC=NCC

    アフリカの女王 の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 5.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      ジョン・ヒューストン監督の「アフリカの女王」は、ハリウッド映画の中でも、指折りの印象的で愉快で、感動的な冒険物語の傑作だ。

      原作は、1935年に書かれたC・S・フォレスターの同名の小説。
      日用品を運ぶ貨物船の船長チャーリー・オルナット(ハンフリー・ボガート)と堅苦しいオールドミスの伝道師ローズ・セイヤー(キャサリン・ヘプバーン)との変わった愛の物語が描かれる。

      ローズはチャーリーに我慢がならないが、運命は二人を押し流していく。
      第一次世界大戦の脅威が身近に迫り、ローズはチャーリーと彼のオンボロの小船で川を下って逃げなければならなくなった。

      しかし、途中には、ドイツの戦艦が行く手をさえぎっている。
      ローズは、チャーリーの船に爆発物を取り付けて、ドイツの戦艦にぶつけて動きを妨害し、その隙に逃げるという計画を実行に移していくのだった-------。

      冒険ものではあるが、物語の中心はチャーリーとローズの不安定な関係で、明らかに戦争ものとしての政治的な内容を持っているにもかかわらず、ラブストーリーという面で、実に面白い"寓話"になっていると思う。

      ローズのいかにもイギリスの伝道師らしい、抑圧されて取り澄ました態度は、無精ひげを生やし、ジンをがぶ飲みするチャーリーの男っぽい魅力の前に崩れ去ってしまうんですね。

      1914年という設定だが、第二次世界大戦後、植民地支配をしていた旧来の勢力が衰退したのにともなって、アメリカが国際社会の中心に躍り出たという事実が、この映画の基底にあるのは間違いない。

      ヘプバーンとボガートが、実に楽しそうに主役を演じていて、どちらもすでに白髪混じりの年齢に達し、トレードマークとなっているしぐさや癖を、効果的に使っていて、映画ファンとしては、もう嬉しくなってきますね。

      軽快でコミカルな雰囲気で映画を満たしているが、達者な演技は少しも衰えてはいないんですね。
      息はぴったり合い、正反対の性格から次第に戦友になり、恋人になっていく様子も、そして一番の見せ場である彼らが激しく争うところも、無理なく自然に納得できますね。

      カラー映像の美しさとジャングルでの驚くばかりのロケシーンが、この「アフリカの女王」の計り知れない魅力を、さらに高めていると思いますね。

      ハンフリー・ボガートは、この映画で彼の唯一のアカデミー主演男優賞を受賞し、ジョン・ヒューストン監督は監督賞と脚本賞に、キャサリン・ヘプバーンは、主演女優賞に、脚本家のジェームズ・アギーも脚本賞に、それぞれノミネートされているんですね。

      とにかく、この映画は何度観ても、その度に新しい発見のある、映画好きの心を熱くする、そんな素敵な映画なんですね。
      >> 続きを読む

      2018/05/10 by dreamer

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