プレスリー　ＶＳ　ミイラ男

プレスリーを題材にしているところや、ブルース・キャンベルが主演などB級を目指しているのは分かるが、いかんせん笑えないのが辛い。

ミイラ男とのバトルも案外最後のほうしかなく、何より前半が面白くない。
プレスリーであるかどうかで悩むとか、妙に真面目なテイストは必要ないのでは。

海外での受けは良いらしく続編も出来るとかで。
ここは単純明快で笑わせてほしいものだ。 >> 続きを読む

2015/02/24 by オーウェン

「プレスリー　ＶＳ　ミイラ男」のレビュー

脳がトロトロにとろけそうな白昼夢の様な映画。

プレスリーにＪＦＫ，それにミイラ男、舞台は老人ホームお膳立ては整った。更に監督はドン・コスカレリ、プレスリーにはブルース・キャンベルという布陣である。もう完璧に駄目人間の為に作られているのだ。

流石老人ホーム舞台にしているだけあって緩やかなテンポで進んでいく。観ているとこの映画のプレスリーの様に遠くに何度も意識が持って行かれそうに成るのだ。このシンクロ率恐るべしである。

友情がある、信念がある、永遠の孤独がある。二人の王と大統領はそれぞれの生き様を緩やかにぶつけるのだ。本当の所プレスリーもＪＦＫも痴呆老人の偽物かもしれないが彼等の生き様は本物なのだ。プレスリーの孤独が観るモノの心を撃つのだ。ブルースの怪演である。アッシュ以来の当たり役である。

人にお勧めすると殴られそうな映画ではあるのだが不思議な事に見終わった後の清々しさは格別なのである。なんか変な感動があるのだ。 >> 続きを読む

2014/08/29 by 隼５郎

「プレスリー　ＶＳ　ミイラ男」のレビュー