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雨月物語

ジャンル: 日本映画 , ドラマ , ホラー , 時代劇
公開: 1953/03/26
監督:
製作国: 日本
配給: 大映

    雨月物語 の映画レビュー (最新順)

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    全5件
    • 5.0 泣ける 切ない

      功利主義、新自由主義社会の現代でこそ、観られるべき作品。誰がために人は生きていくのか。欲が出る発端はどこにあったのか。自分にとって大切にしていきたいものは何か、考えさせられた。感想メモ

      2017/12/16 by satori

      「雨月物語」のレビュー

    • 5.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「雨月物語」は、上田秋成の「雨月物語」から「浅茅が宿」「蛇性の婬」の2編を取り出して脚色された溝口健二監督の映画史に残る名作だ。

      外国では溝口作品の中で最も有名だと言われている作品で、しばしば世界映画史上のベストテンなどにもよく入っているほどだ。ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞していて、"東洋の神秘"を代表する名作ということなのかも知れない。

      この映画は一種の怪談物なのだが、確かに、このような高雅なロンティシズムの香りを漂わせた怪奇映画は、日本映画の得意とするものなのかも知れない。

      戦国時代の末期、羽柴秀吉と柴田勝家の軍勢が琵琶湖の畔でせめぎ合っていたころの話だ。この戦火のどさくさで焼き物を売って儲けようと野心を起こした陶工の源十郎(森雅之)は、妻の宮木(田中絹代)、妹の阿浜(水戸光子)、その亭主の藤兵衛(小沢栄太郎)などを動員して、大急ぎでたくさんの焼き物を作り、それを売るために小舟で湖を渡る旅に出る。

      しかし、途中が危険なことが分かって、宮木は子供を連れて引き返し、藤兵衛は金を握るとそれで鎧を買って羽柴勢に加わった。彼を引き戻そうとして追って行った阿浜は足軽たちに輪姦されて娼婦に身を落とすことに----。

      源十郎は、焼き物を買ってくれた若狭(京マチ子)という美しい女の屋敷に品物を届けに行ったまま、彼女の色香に魅せられてそこにとどまり、彼女と契りを交わしてしまう。だが、実は彼女はすでに滅亡した一族の女の死霊だったのだ----。

      旅の僧の忠告でそれを知った源十郎は、体中に経文を書いてもらってやっと呪縛を脱して故郷へと帰る。家では宮木が子供を守って暮らしていて、源十郎を温かく迎え入れてやる。

      ところがこの宮木も、一夜明けてみるとその姿がないのだ。実は彼女も、家へ帰る途中で雑兵に殺され、死霊となっていたのだ。一方、侍になった藤兵衛も、一時は戦場で大将首を拾って出世したが、阿浜が娼婦になっているのを知って夢から醒め、一緒に家に帰って来る。

      こうして、戦争で狂った男たちの夢も消え、再び、営々と地道に働く日々が訪れたのだ。

      京マチ子の若狭の情熱と、田中絹代の宮木のエレガントな気高さと、二人の女優の美しい死霊の魅惑は、実に素晴らしい。京マチ子は、朽木屋敷と呼ばれる幽霊屋敷全体の妖しい光線の中で激しく動き,田中絹代は,簡素な田舎家の夜の灯りの中の、ひっそりとした見のこなしで、"母性の優しさ"を感じさせる好演で、観ている私を不思議な静けさの中に引きずり込んでいく。

      能から多くの要素を取り入れたという早坂文雄の静謐な音楽と、名手・宮川一夫のカメラが全編に冴え渡り、特に源十郎と若狭のシークエンスにおいては、日本的な"幽玄妖美の世界"が、たぐい稀な映像美として描かれていると思う。

      この映画を観終えて、つくづく思うことは、かつての日本映画の質の高さ、映画人の映画に賭ける情熱のほとばしりの凄さだ。
      >> 続きを読む

      2017/01/18 by dreamer

      「雨月物語」のレビュー

    • 3.0

      むむむ、勉強になったと言えばなりました。

      2015/12/19 by kaiteru

      「雨月物語」のレビュー

    • 4.0

      何のためのお金か、何のための出世か。

      幸せとは何か、生きるとは?

      金と愛欲に我を忘れる源十郎(幽霊に囚われ…)、貧乏が嫌で出世欲に囚われる藤兵衛(手柄を横取りして意気揚々)。馬鹿な亭主のために不幸になる家族。源十郎の女房は落ち武者に殺され、藤兵衛の女房は遊女に。それでも、女房たちは亭主を見捨てないのね・・・。

      悲しくも美しいお話でした。(で、幻想的)

      拝金主義の現代にも通じる内容です。

      欲に囚われた憐れな弱い男たちは、痛い目に合わないと眼が覚めないのでしょうね。
      世の中お金もいくらかは必要だけど、もっと大切なもの(心)を忘れないようにしないとね。お金に”欲”を出す(物欲が過ぎる)と失敗します。



      昭和28年公開 ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞作
      古い邦画もいいですね。
      >> 続きを読む

      2015/12/03 by バカボン

      「雨月物語」のレビュー

    • 4.0

      本当の幸せは平凡な生活にあるというのをホラーを織り交ぜて教えてくれた。
      戦乱の中、金や名誉に目がくらみ、目の前の幸せが見えなくなった男たちとそれに振り回される嫁さんたち。欲望に現を抜かし、男たちはまやかしに覆われる。

      屋敷の怪しげな雰囲気はとても良かった。

      2015/08/04 by きりゅう

      「雨月物語」のレビュー

    雨月物語


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