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シンデレラ・リバティー かぎりなき愛

Cinderella Liberty
ジャンル: ドラマ , ラブロマンス
公開: 1974/05/18
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス

    シンデレラ・リバティー かぎりなき愛 の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「シンデレラ・リバティー かぎりなき愛」は、やるせなくて、愛しい、素敵なラブ・ストーリーだ。

      監督は、「華麗なる週末」「黄昏」を撮った私の大好きなマーク・ライデルだ。

      生活の息づかいさえ聞こえてきそうで、写実に徹して、けれども、ここには"お伽話"の匂いがある。考えてみれば、今の世に、お伽話"でなくて、どうして"愛の物語"が存在し得ようか。

      この映画の題名は、真夜中が時間切れのシンデレラになぞらえて、午前零時を門限とする、アメリカ水兵の"上陸許可"を呼ぶ海軍の俗語で、そのシンデレラ休暇で、港町シアトルをぶらつく水兵ジェームズ・カーンは、安酒場の娼婦マーシャ・メイスンにビリヤードの賭けで勝って、彼女を抱く。

      信じ難いほど善良で心優しい水兵は、女に黒い肌をした非行少年の息子がいることと、更には今また彼女が、相手が誰とも知れぬ子を妊娠中と承知で、結婚を申し込む。

      海軍以外に安息の場を知らずにきた男が、わが孤独に彼らの孤独を重ね合わせて、この底辺の母子家庭に善意のおせっかいをやき、愛の灯をともしてマイホームを夢みる心情が、切なく胸を打つ。

      ジェームズ・カーンも好演だが、すさんで、くずれながら、なおも気のいい女を絶妙の演技で示し、ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞(ドラマ部門)を受賞したマーシャ・メイソンの、肉感と哀感が実に見事だ。

      そして、水兵の優しさに、ほだされて頼って、出産にまで立ち会わせながら、生まれた未熟児が死ぬと、ヤケのやんぱちで、全く行きずりの男と駆け落ちしてしまう、どうしようもなさ----。

      それでも、諦めないジェームズ・カーンが、少年と寄り添い旅立つ、暗示的なハッピーエンドに、嬉しい温かさが広がる。このラストゆえに、私は"愛"を信じたくなるのだ。

      また、この水兵と名優イーライ・ウォラック扮する元上官との交流もいいし、ラストで、二人が入れ替わる、海軍への"しっぺ返し"も、実に小気味よい。
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      2017/04/03 by dreamer

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