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リアリティのダンス

LA DANZA DE LA REALIDAD
リアリティのダンス
© “LE SOLEIL FILMS” CHILE・“CAMERA ONE” FRANCE 2013
2014年7月12日(土)より 新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷アップリンクほか、全国順次公開
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公開: 2014/07/12
配給: アップリンク、パルコ
第66回カンヌ国際映画祭監督週間でプレミア上映された23年ぶりの新作は、残酷で美しい人間賛歌。


1990年の『The Rainbow Thief』(日本未公開)以来23年ぶりとなる新作は、生まれ故郷チリの田舎町で撮影された自伝的作品。権威的な父親との軋轢と和解、ホドロフスキーを自身の父親の生まれ変わりだと信じる、元オペラ歌手の母親との関係、そしてホドロフスキー少年が見た“世界”とは…映画の中で家族を再生させ、自身の少年時代と家族への思いを、現実と空想を瑞々しく交差させファンタスティックに描く。 >> 続きを読む

    ■監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー ■出演:ブロンティス・ホドロフスキー(『エル・トポ』)、パメラ・フローレス、クリストバル・ホドロフスキー、アダン・ホドロフスキー ■音楽:アダン・ホドロフスキー ■原作:アレハンドロ・ホドロフスキー『リアリティのダンス』(文遊社) ■配給:アップリンク/パルコ (2013 年/チリ・フランス/130 分/スペイン語/カラー/1:1.85/DCP)

    リアリティのダンス の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 4.0 切ない

      アレハンドロ・ホドロフスキー監督の自伝から幼年期時代を題材にした映画。
      ストーリーは幼年期の実体験と創作した話をミックスした作りになっている。

      この作品に出てくる、サーカス団や不具者達、貧困の人々など幼年期に体験した様々出来事はこれまではメタファーとして映画に取り入れていたが、今回はありのまま体験したことを表現したとのこと。

      キャストは監督の家族が関わっている。ホドロフスキーの息子のブロンティスが父親ハイメ役を演じ、もう一人の息子のアダンは脇役出演と音楽を担当、奥さんが衣装デザインで参加している。

      作品は喜劇的な描き方をされている。
      父親ハイメは極端に威圧的で共産主義者。独裁者イバニェス暗殺のため家族を捨て出て行くが最後は家族の為にまじめになる。

      母親サラはソプラノ歌手のように歌いながら会話をする。(夫との営み時もそれを崩さない)
      サラ役のパメラ・フローレスが即興で台詞を歌いながら演技したものに、息子のアダンが音楽を付けたのだそうだ。これって吹き替え版は作れないような(笑)。
      ペストで死にそうな夫に尿をかけて復活させたり、アレハンドロに裸なることで存在を消す事を教えるなど奇跡を起こす。

      インタビューなどを見ると
      「母はオペラ歌手になれなかったから映画の中で実現させ、同じように父は実際より人間くさく描いた。誰にも子供時代の喜びや痛みがあります、だからそれを語ろうとした。このサイコマジック(心理セラピーのようなもの)は皆さんにもきっと役に立ちます。映画が単なる娯楽ではなく、経験になれば幸いです。」
      ということであった。

      ホドロフスキー監督の特異な幼年期、私的な話と家族との心理セラピーのような作品に対して観賞者がどの程度追体験していけるかわからない。自分としてはコミカル表現ばかり頭に残ってしまったが、映画を芸術としてこだわる監督の作品は見ていて好きになる。
      >> 続きを読む

      2015/08/12 by rec

      「リアリティのダンス」のレビュー

    • 4.0 切ない

      正直、どう感想を書いていいか難しい映画です。

      ホドロフスキー監督の幼少時を描いた映画で、彼がチリに生まれ、ユダヤ系ということで受ける苦難や、家族の形を映画にしているのだが、ただの悲劇ではない。

      ストーリーラインはそうなのだが、コメディタッチに描かれていて、フランス流のエスプリ、つまりキツい政治的なジョークが満載になっている。主人公のカツラが外される場面なんて、床屋の名前は日本流、父は共産主義者、そして隣のアジア人が歌っているのはまさかの「三民主義(台湾国歌)」であり、どこからツッコミを入れていいのかわからない。

      この映画がフランス以外で果たしてどの国で上映できるのかと余計な心配をしたくなるが、日本では見られることを喜びに思いつつ、コミカルな話の中に隠された少年の心の深淵に切なさを感じる映画であった。

      そういえば、シュルレアリスムはフランスで花開いたのであった。現実を映画にする、客観的事実でなくて、少年の心に見えた事実を映画にする、その超現実がこの映画なのかもしれない。
      >> 続きを読む

      2015/06/14 by viisi

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