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風来坊探偵 赤い谷の惨劇

ジャンル: ドラマ , アクション
公開: 1961/06/09
監督:
製作国: 日本
配給: ニュー東映

    風来坊探偵 赤い谷の惨劇 の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0 ハラハラ クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      このニュー東映映画「風来坊探偵 赤い谷の惨劇」は、深作欣二監督の記念すべき劇場映画デビュー作であり、当時、東映で新人監督の登竜門であり、約1時間の中編映画のショート・ピクチュアで、スタッフとメインキャストが同じ顔ぶれの"シリーズ2本立て"のうちの1本目の作品です。

      新人の千葉真一を初主演に抜擢し、当時、人気を博していた日活の、小林旭主演の無国籍アクション映画「渡り鳥」シリーズの線を狙って企画されたものだ。

      日本映画全盛時代の1960年に、第二東映が発足し、翌年に"現代アクション"路線が敷かれたが、その配給=ニュー東映の量産体制を担うべく、この作品が作られたわけです。低予算の厳しい撮影条件ながら、完成した作品は、オール・ロケのアクション映画としては、実に良く出来ていると思う。

      この作品の主人公の探偵・西園寺五郎(千葉真一)のヒーローぶりには、少なからぬ"無国籍性"が感じられ、「渡り鳥」シリーズの宍戸錠の役回りにあたる、悪側に属するけれどもヒーローとの個人的な対決にこだわり、最後には味方となるライバルの"スペードの錠"ならぬ、"スペードの鉄"という役名のライバル(曽根晴美)も用意されている。

      池田正義の音楽まで"本家"を意識しているが、そんな中、「渡り鳥」シリーズに対して相違点が存在するのだ。すなわちこの「風来坊探偵」シリーズには、主題歌がないのだ。千葉真一は劇中で"唄うスター"ではなく、虚構的な突出力では、やはり「渡り鳥」シリーズの小林旭のほうが突出している。

      しかしその分、千葉真一扮する、風来坊探偵の西園寺五郎は、リアリスティックに、セスナ機で墜落死した土地開発会社社長の本当の死因の謎を追い、赤岩岳山麓の村にやって来て、ハードボイルドな探偵さながらに事件を解明せんと、フレキシブルに動きまわるのだ。

      飯村雅彦のカメラは、そのアクションのひとつひとつを間断なく的確にフォローしていく。そして、辿り着いたクライマックスの銃撃戦の激しさは、来たる深作欣二監督の"東映ギャング映画"を予見しているような、そんな素晴らしい出来なのだ。

      そして、この映画で印象に残ったのは、千葉真一のライフル銃(ウィンチェスター)を扱うオリジナルなカッコよさだ。

      雪山でのロケーションも「渡り鳥」シリーズとの差異を形作っているが、後に千葉真一も出演、尺数といい展開といい、この作品は深作欣二監督が東映の同僚である佐藤純彌監督と共同で企画し、演出も一部担当した60分枠の傑作TVシリーズ「キイハンター」の先駆けともなった作品だと言えるかも知れない。
      >> 続きを読む

      2017/10/19 by dreamer

      「風来坊探偵 赤い谷の惨劇」のレビュー

    • > 深作欣二監督の記念すべき劇場映画デビュー作
      > 新人の千葉真一を初主演に抜擢

      大好物の予感です(笑) >> 続きを読む

      2017/10/19 by ice

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