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バニシング・ポイント

Vanishing Point
ジャンル: 青春 , ドラマ , アクション
公開: 1971/07/17
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス

    バニシング・ポイント の映画レビュー (最新順)

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    全4件
    • 4.0

      白いダッヂのチャレンジャーがアメリカの荒野を爆走する話。なんだけど、そこにベトナム戦争やそれに連なるヒッピー文化なんかが描かれる。

      鬱屈した世界で、自由に走りを求める姿は今も昔も変わらず羨ましさを感じるものかもしれない。特別凝ったストーリーがあったりする訳じゃなく、ひたすら警察に追われながらも車を走らせる画ばかりだけど私は好き。

      2019/03/07 by TSUBASA

      「バニシング・ポイント」のレビュー

    • 5.0 泣ける 切ない ハラハラ 元気が出る クール

      アメリカン・ニューシネマの名作!

      好きな映画でもある、
      「ナチュラル・ボーン・キラーズ」
      「テルマ&ルイーズ」
      「続・激突 カージャック」etc
      あのテイストの原型なんだなコレが。
      したがってその手のモノに拳を振り上げてウルッとくる男気なロマンチストには最高の映画です!

      「狼たちの午後」もそうだけど「俺たちに明日はない」のボニー&クライドみたいなアンチヒーローが祭り上げられる系なのと共通項も。

      「イージーライダー」の車版というよりも疾走するアメ車のロマンというのはずっとあるジャンル「デス・プルーフ」でもこの映画はモチーフになっていました。
      作風が毎アルバムごとに異なるというユニークなバンド、プライマル・スクリームはこの映画にインスピレーションを与えられてアルバム「バニシング・ポイント」を制作しています。
      「?」なアルバムですけどねw
      >> 続きを読む

      2018/07/07 by motti

      「バニシング・ポイント」のレビュー

    • 5.0 切ない ハラハラ クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "映画史に残るアメリカン・ニューシネマの金字塔"

      1967年12月8日号のアメリカのタイム誌が、「俺たちに明日はない」を特集し、その見出しに"ニューシネマ"という言葉を使ったのが、ジャーナリスティックな意味での"アメリカン・ニューシネマ"の登場であり、風俗的には1969年の「イージー・ライダー」、質的には1970年の「ファイブ・イージー・ピーセス」で、その頂点を迎える事になります。

      "アメリカン・ニューシネマ"の特色としては、いづれも青春を主題にしていて、その青春というものは、かつてのアメリカ映画がそこまでやった事がない程、時代の空気を敏感に尚且つ、ビビットに反映させていました。

      その時代とは、ヴェトナム戦争が泥沼の状態になり、黒人の公民権運動を中心とする人種差別問題が高揚し、コロンビア大学などでの学園闘争が激化し、ヒッピーとロックとドラッグなどのポップ・カルチャーが全盛を極めた、そのような時代でした。

      風俗的に、或いは事件として、これらの混沌と混乱が映画に取り入れられただけではなく、それは"映画の主人公たちの苦悩と挫折"となって現れてきました。ある若者は、ドロップ・アウトし、ある若者は目的のない旅に彷徨い、ある若者は苦労してたどり着いた街で絶望し、ある若者は理由もなく車を突っ走らせ、別の若者はただ不愉快というだけで不条理に射殺されたりしました。

      アメリカの夢は失われ、その事はハリウッド映画の夢も失われた事を意味し、ヒーローの輝かしい伝説はもはや過去のものとなり、アンチ・ヒーローが映画の主流になっていった、1960年代後半から1970年代前半にかけての時代背景の中で、映画としての"アメリカン・ニューシネマ"が輝きを放ちました。

      この映画「バニシング・ポイント」は、アメリカ映画史における一大変革となった、"アメリカン・ニューシネマ"の輝ける金字塔であり、今なお、多くの映画ファンに語り継がれるカルト的な傑作となった奇跡的な映画だと思います。

      映画のオープニングのシーンで、警察が車道に2台のブルドーザーを設置してバリケードを作っています。そこへ、白の70年型ダッジ・チャレンジャーがもの凄いスピードで疾走して来ますが、その車は一度引き返すと、しばらく荒野にたたずみ、また走り出します。

      そして、途中で黒のクライスラーとすれ違い、その瞬間に映像は静止し、字幕が出ます。「カリフォルニア 日曜日 午前10時2分」。映像からチャレンジャーが消え、クライスラーだけが残ります。

      ここで、映画の舞台は、2日前の夜のコロラド州デンバーにある修理工場に移動し、そこに黒のクライスラーが到着し、そのドライバーが先程、ダッジ・チャレンジャーのドライバーの主人公のバリー・ニューマン扮するコワルスキー----というように映画の時空がゆがみ、ねじれて、物語が過去に遡っていくという、ため息が出るような魅惑的でワクワクするような映画のオープニングです。

      リチャード・C・サラフィアン監督は、この映画のオープニングに魂を込め、映画史に残り得る、あの"伝説のラストシーン"へと怒涛のようになだれ込んでいきます。

      この映画の主人公のコワルスキーは、元海兵隊員であり、元レーサーであり、元警察官という過去を持ち、現在は車の陸送で生計をたてています。
      彼は黒のクライスラーをその場におくと、そのままダッジ・チャレンジャーに乗り込み、15時間以内にサンフランシスコまで届けると宣言します。彼はドラッグを飲み、何も食べず、睡眠も取らずにひたすらアメリカ大陸を猛スピードで突っ走っていきます。当然の事ながら、警察に追われ、その追跡を振り切っては、また、追われるという事を繰り返します。

      この過程でクリーヴォン・リトル扮する盲目の黒人のDJスーパー・ソウルがコワルスキーへの熱い支持を表明すると、この二人の間に奇妙で超現実的ともいえる、"ある種の絆、連帯意識"が生まれ、世間の注目を集めるというワクワクするような展開になっていきます。

      この映画は"アメリカン・ニューシネマ"が得意としたロード・ムービーという形をとり、徹底した車同士の追っかけとスピード感で映像的な興奮を盛り上げていきます。白バイを蹴散らし、パトカーをひっくり返し、ハイウェイから他のハイウェイへと横っ飛びし、土煙に包まれて砂漠を突っ走るといった、無謀だが爽快でカタルシスを味わえるシーンが連続し、映画的興奮に酔いしれてしまいます。

      この映画の原題ともなっている、「バニシング・ポイント(消滅点)」という言葉は、実に象徴的で暗示的なタイトルで、ある意味、単純なストーリーと極度に少ない会話のこの映画の背後に、当時のアメリカの若者たちが追い込まれていた閉塞感や危機的な状況が透かし絵のように浮かび上がってきます。

      なぜ、この主人公のコワルスキーは無鉄砲に車のハンドルを握り、何かに追われるように人生を生き急ぐのか、この事について映画は多くを語ろうとはしませんが、当時のアメリカの多くの若者たちには、その事が暗黙の了解として理解出来たのだろうと思います。

      そして、伝説的な映画のラストシーンになりますが、警察が設置した2台のブルドーザーがバリケードを作り、コワルスキーを待ち受けているという映画のオープニング・シーンへと映像が追いつきます。

      コワルスキーはその隙間から漏れてくる白い光を見出し、微笑みを浮かべると猛然とバリケードへと突っ込んでいきます。炎上するチャレンジャーに字幕が重なってきて、「カリフォルニア 日曜日 午前10時4分」----。

      映画のオープニングの時刻から2分が経過しています。つまり、この2分間の中にこのドラマが凝縮されていたという映画的構図になっていました。
      そして、ここにおいて、"時が点になりバニシング・ポイントを象徴的に示す"という鮮烈なラストシーンになったのだと思います。

      映画を観終えて思うのは、当時のアメリカの若者の出口のないまま苦悩し、挫折するしかないという刹那的な精神風土を良く表現していたと思いますし、そこが"アメリカン・ニューシネマ"の共通のテーマと娯楽性が見事に融合した、映画史に残る奇跡的な金字塔ともいえる作品になったのだと思います。

      そして、この映画のラストシーンには観る人それぞれによって、様々な解釈が可能だろうと思いますが、私はこのラストシーンは必ずしもコワルスキーの自殺を暗示しているのではなく、彼の魂はあの白い光の先にあるだろう彼の故郷のサンフランシスコを目指して、今もなお走り続けているのだと信じたいと思います。
      >> 続きを読む

      2016/02/26 by dreamer

      「バニシング・ポイント」のレビュー

    • アメリカン・ニューシネマのイージー・ライダーと双璧をなす文句なしの名作です。未見の方には是非お勧めの作品ですね~!! >> 続きを読む

      2016/02/27 by チャミー

    • 4.0

      これがアメリカンニューシネマの類いというのは驚いた。
      確かに無鉄砲な行動はそうだし、最後も非常に斬新だ。

      ある賭けで時間内にたどり着くため200キロで爆走。

      セリフも極力少なく、カーチェイスシーンのみに重点を絞った構成。
      ラジオのDJとの掛け合いがポイントになっており、いつの間にか警察との追いかけっこになる。

      ラスト。すべてを悟ったかのようなコワルスキーの笑顔が特に印象に残る作品。
      >> 続きを読む

      2015/03/01 by オーウェン

      「バニシング・ポイント」のレビュー

    • カーチェイスってハラハラ楽しめるんですが、心臓には悪いです(笑)

      2015/03/01 by milktea

    バニシング・ポイント
    バニシングポイント

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