こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

スコルピオ

ジャンル: ミステリー・サスペンス , アクション
公開: 1973/12/08
製作国: アメリカ
配給: ユナイト映画

    スコルピオ の映画レビュー (人気順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全1件
    • 4.0 切ない ハラハラ クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この俊英マイケル・ウィナー監督の「スコルピオ」は、バート・ランカスター、アラン・ドロンの二大スターに演技派のポール・スコフィールドが絡む、ストリーリーよりも役者の魅力で見せるスパイ映画の佳作だ。

      殺し屋スコルピオ(アラン・ドロン)は、親友のベテランCIA情報部員クロス(バート・ランカスター)から、中東の某国首相の暗殺を依頼される。ところが、クロスは二重スパイだった------。

      そして、勝手に引退を決め込んだクロスの暗殺を、CIAから依頼されたのは、彼の元相棒のスコルピオだった------。

      友情や愛情さえも押しつぶしていく非情なスパイ戦を、マイケル・ウィナー監督が硬質なタッチで描いていく。

      このようなストーリーは、スパイ映画としては定番のプロットで、この映画が公開された1970年代にしても、新鮮味には乏しかったのではないかと思う。

      だが、逃げるベテランのバート・ランカスターと、それを追う現役バリバリのアラン・ドロンという顔合わせは、両者が初共演したルキノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」より遥かにスリリングで魅力的だ。

      非情な組織に翻弄される男の悲哀を、ランカスターとドロンの二人の俳優が、それぞれにいい感じのムードを醸し出していて、実に素晴らしい。

      初めてこの映画を観た時は、よくある話をキャスティングで見せる映画だと感じたが、観直してみると、それほど単純ではないことに気づく。

      無骨顔の熱いヤツと、二枚目でクールなヤツという風貌だけで分けず、行動力や頭のキレが互角で似たタイプの二人が、相手の出方を予測しながら行動する、"丁々発止の心理戦"がスリリングで、ビターなラストも実に印象的だ。

      この映画には昨今のスパイ物にはない、翳りや悲哀、漢涙を搾り取られる快感があるのだ。1970年代の男気映画の基本テイストが、そこには紛れもなくあるのだ。
      >> 続きを読む

      2017/12/22 by dreamer

      「スコルピオ」のレビュー

    この映画を最近、ラックに追加した会員

    スコルピオ


    映画 「スコルピオ」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画