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名誉と栄光のためでなく

ジャンル: アクション , 戦争
公開: 1966/07/22
製作国: アメリカ
配給: コロムビア

    名誉と栄光のためでなく の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0 ハラハラ クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「名誉と栄光のためでなく」は、アメリカ、フランス、イタリアの大スター、演技派がずらりと揃った戦争映画の大作です。

      とにかく、出演俳優の顔ぶれが凄い。アメリカのアンソニー・クイン、ジョージ・シーガル、フランスのアラン・ドロン、モーリス・ロネ、イタリアのクラウディア・カルディナーレ。

      当時の主演級の俳優が集結していて、これだけ、世界の大スターが集まると、どこの国の映画というのは、もう意味がありません。確かにアメリカの映画会社が製作費を出しているし、製作と監督が「脱走特急」「大地震」のマーク・ロブソンですから、アメリカ映画なのですが、何か国際映画といった方がピッタリくる感じがします。

      この映画の物語の背景は、まずインドシナ戦線から始まります。当時のヴェトナムはフランスの植民地で、独立運動が始まって、やがて、フランスはインドシナから手を引くことになります。

      そして、今度は同じくフランスの植民地だった、北アフリカのアルジェリアでも独立運動が始まっていくのです。

      インドシナ戦線で一緒に戦った仲間も、そうした歴史のうねりの中で、次第に別々の道を歩いていくことになるのです。

      戦いに疑問を持ってくるアラン・ドロン、戦いの中で次第に獣のようになっていくアンソニー・クインとモーリス・ロネ、そしてアルジェリアの独立のために、かつての戦友と戦うジョージ・シーガル-----。

      こうした中、アルジェリアは独立し、ヴェトナムでは北と南に分れて、再び戦火が上がっていきます。そして、動乱の中で、様々な人間ドラマが展開していくことになるのです。

      次第に、戦うことそのものに燃えていくアンソニー・クインとモーリス・ロネに対して、アラン・ドロンだけは、次第に戦いの虚しさを感じていき、独立運動を鎮圧しようとする自分たちの行為に疑問を感じて、どうしてもみんなについていけなくなるのです。

      カメラは、勲章をもらうアンソニー・クインたちを撮った後、只一人去って行くアラン・ドロンの姿をじっと追っていきます。すると、ドロンは、落ちていたピンをそっと拾って、自分の襟に刺すのです。

      これは多分、自分だけの勲章だったのかも知れません。自分のとった行動が決して間違っていなかったという、"自分の信念"に対しての勲章だったと思うのです。

      マーク・ロブソン監督は、男たちの様々な生き方を描きながら、アラン・ドロンの姿に、象徴的に"いたわりと平和への希望"を託していたのだと思います。
      >> 続きを読む

      2017/04/13 by dreamer

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