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パララックス・ビュー

The Parallax View
ジャンル: ミステリー・サスペンス , ドラマ , アクション
公開: 1975/06/14
製作国: アメリカ
配給: パラマウント映画=CIC

    パララックス・ビュー の映画レビュー (最新順)

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    全2件
    • 4.0 ハラハラ クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この「大統領の陰謀」「ペリカン文書」を撮った、社会派のサスペンス映画を得意とするアラン・J・パクラ監督の「パララックス・ビュー」は、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件を思わせる、政治サスペンス映画の秀作だ。

      「ダラスの熱い日」のような進歩派のメッセージ映画に終わらず、観ていてハラハラさせられる娯楽映画になっているのが面白い。

      シアトルで、進歩派の上院議員が何者かに暗殺される。
      事件は「狂人の単独犯」で処理されるが、その後も、事件の目撃者が、次々に不可解な死を遂げる。

      女性ジャーナリスト(ポーラ・プレンティス)から、「あの事件は組織的な暗殺だった」と告げられた地方紙の記者(ウォーレン・ベイティ)は、はじめは信用しないが、彼女がその後、何者かに殺されるに至って、ブンヤ根性をかきたてられ、事件を再調査していく。

      そして、進歩派の政治家ばかりを狙う、影の暗殺集団があることをつきとめる。
      それは、プロの殺し屋の組織ではなく、進歩派にいじけた反発を抱く、プア・ホワイトたちを教育して、暗殺者に仕立てあげていく殺人教習所だった。

      その組織の中核にまでウォーレン・ベイティが入り込んだ時、すでに影の手は彼自身にも及んでいた-------。

      アメリカ進歩派のプア・ホワイトへの偏見。それに対抗するプア・ホワイトの進歩派への、いじけたコンプレックス。
      アメリカ社会のどうしようもない亀裂をうかがわせる。

      製作者側は、もちろん主演のウォーレン・ベイティ、監督のアラン・J・パクラとも進歩派。
      パクラ監督は、この後、ウォーターゲイト・スキャンダルを暴いた「大統領の陰謀を」を監督することになる。

      この映画は、間違いもなく、ジョン・F・ケネディ大統領を殺したのは、中西部のプア・ホワイト、それを操った保守反動どもだと言いたかったのだと思う。
      >> 続きを読む

      2019/11/22 by dreamer

      「パララックス・ビュー」のレビュー

    • 4.0

      この映画、冒頭からラストまであらゆる場面でキョトンとしてしまう。「え…?」という絶句に近い反応をしてしまうシーンが連なる。
      それは決して安直に奇をてらっているというわけではなく、娯楽映画の予定調和がひたすらに崩されていくことに対しての違和感だと思う。
      でもそれこそが、逆接的に「現実」と直結しているように感じられ、ぞわぞわと恐怖感が沸き上がってくる。

      「俺たちに明日はない」のウォーレン・ベイティが、野心的でアウトローな記者を演じていて、この主人公が辿る運命の描かれ方には、まさに“アメリカン・ニューシネマ”のムーヴメントの中で生まれた作品らしい辛辣な味わい深さを感じた。

      とても“変な映画”であることは間違いないので、ちょっとでもそりが合わなければ、まったく入り込めない類いの作品だと思う。
      そもそも主人公の「動機」は何だったのだろうか。
      陰謀に対する記者としての使命感か正義感か功名心か、はたまた元恋人(らしい)を殺されたことに対する怒りか、悲しみか。その心情は結局最後まで明確にならぬまま終幕する。

      混沌とする主人公と目線を同じくして、観客も陰謀の渦に放り込まれ、そのまま放置された感覚を覚えた。
      迫っているようで、迫っていない。迫っていないようで、迫っている。真実は近づいては離れていくの繰り返し。更には、すべては主人公の妄想という可能性も捨てさせない映画的なウマさも孕んでいる。

      結局、映画として面白いのか面白くないのかも判別を付け辛いが、総てを突き放すようなラストシーンは「見事」と言わざるを得ない。

      本編中盤で映し出される「適性テスト」の映像の錯綜、正体が見えない巨悪の不穏、そういったえも言われぬ心地の悪さを終始覚える。ただ一方では、70年代のアメリカの建築美や様式美が印象的に残る。映画としての完成度以上に、カルト的な魅力が詰まった作品だった。
      >> 続きを読む

      2014/09/20 by tkl

      「パララックス・ビュー」のレビュー

    • ミック・ジャガーさんかと思っちゃいました☆

      2014/09/20 by aimi☆

    • >70年代のアメリカの建築美や様式美が印象的に残る。
      アメリカの建築はあまり知らないので気になります! >> 続きを読む

      2014/09/20 by マカロニ

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