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トゥモロー・ワールド

CHILDREN OF MEN
ジャンル: SF , ドラマ , アクション
公開: 2006/11/18
製作国: アメリカ , イギリス
配給: 東宝東和

    トゥモロー・ワールド の映画レビュー (最新順)

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    全6件
    • 4.0 ハラハラ

      (1度目) 2007年09月27日 (木)
      映画館(日本語字幕)

      この映画の製作国は、どのサイトを見てもアメリカ・イギリス映画と書いてあるので、たぶん両国スタッフの共同製作なのだろうが、雰囲気はいかにもイギリス映画。舞台は近未来のロンドンだし。

      近未来のロンドンといえばSFでは悲惨な世界と相場は決まっている。この荒廃した雰囲気はアメリカ映画では出せないもので、なぜイギリス映画は出せるかというと、やはり現実にそういう社会を経験しているからだろう。1970年代の沈滞時(英国病と言われていた時代)のイメージが強い影響を与えているのではないか。

      アメリカも1930年代に大不況を経験しているが、そのころを覚えている人は少ないだろうし、もともとあの国の人々は良い意味でも悪い意味でも単細胞だから、世界観にコクがない。イギリスは歴史が長い国なので、現れてくるものの深みやコクや味わいが違う。

      それにもともとイギリス人というのはディストピア小説が好きみたいですね。現代SFの嚆矢となるH.G.ウェルズの「タイムマシン」がすでにそうだし、ウィンダムの「トリフィド時代」は破滅小説の原型ともいえるものだし、「人類皆殺し」とか、バラードの一連の作品とかーいずれも古すぎるけどー超有名どころではオーウェルの「動物農場」「1984」がある。
      映画では「時計仕掛けのオレンジ」とか、最近見たのでは「Vフォー・ヴェンデッタ」もそうだし。

      この映画「トゥモロー・ワールド」の特色は、荒廃した世界の描き方がいままでとはひと味違って、イスラム系の移民がいっぱい出てくるところ。ロンドンが中近東の街に見えるほどで、それ以外にも多種多様な難民があふれかえっていて、きっとロンドンの未来はこうなるに違いない。そう思わせるリアリティある混沌とした世界を作り出している。

      その世界を、うわ~、とんでもないなあと思いながら眺めていると、話はどんどん進んでいって、そのまま終わってしまうのであるが、この手の映画や小説の見方としては、まあこれでいいんだろうと思いますね。
      ストーリーは、その世界を案内するためにくっつけられたようなもの。いってみれば観光案内用に後からマラソンコースをつくって、テレビ中継の際に映るようにしたようなもので、あちこちを案内するのが主だから、それはあってもなくてもあまりかまわない。この映画のストーリーも恐ろしく単純です。

      それでもなかなかの秀作。

      BGMは凝っていて、なんと「クリムゾン・キングの宮殿」がかかりました。びっくりして最初曲名を思い出せなかった。懐かしい(涙)
      ディープ・パープルの「ハッシュ」は気がつきませんでした。


      (2度目) 2017年02月11日 (土)
      ネットで視聴(英語字幕)
      原題:Children of Men
      邦題:トゥモロー・ワールド

      面白いSF映画を紹介しているサイトを探していて、IndieWireという映画関係者の批評サイトらしきものが発表している「21世紀のSF映画ベスト25」という記事を発見。
      そのベスト1に挙げられていたのが本作。

      どっかで見たことがある映画だなと思ったら、「トゥモロー・ワールド」でした。

      そこまでいうほどの映画かなーと思ってもう一度見てみたら、やっぱり前回と同じ評価。「なかなかの秀作」ではありました。

      前回わからなかったDeep Purpleの「Hush」は、5分10秒からのシーンで流れていました。
      懐かしい!
      >> 続きを読む

      2017/09/03 by Raven

      「トゥモロー・ワールド」のレビュー

    • 4.0 泣ける ハラハラ クール

      いままで様々なディストピアものを観てきましたが、
      これは別格に凄かったですね。
      絶望感漂う近未来の姿が細部まで拘って緻密に描かれています。

      単純なエンタメでは無いので、いちいち分かり易い説明などはありません。
      そういう意味でも見応えがありますし、
      長回しカットでの臨場感、緊迫感もハンパじゃありません。

      それほどあからさまにSFチックな作りではありませんが、
      ニューウェーブ以降のシリアスなSFが好みなら絶対に楽しめると思います。

      隠れた傑作。
      >> 続きを読む

      2016/08/31 by 備忘録

      「トゥモロー・ワールド」のレビュー

    • 「そういえばあったなあ」という印象の薄い映画で見送っていましたが、そういうものに限って面白かったりするんですよね! >> 続きを読む

      2016/09/01 by mhk

    • mhkさん
      自分は公開当時は全くその存在も知らず完全にスルーでした。
      近年になってオススメになっていたのを発見してチェックした次第です。 >> 続きを読む

      2016/09/01 by 備忘録

    • 評価なし

      再鑑賞2回目。映画公開時に1度鑑賞しているが、途中で寝オチしているので全体を通して見るのはこれが初めて。何というか、登場人物の使い捨てっぷりが豪快というか。潔いというのか。初鑑賞時にはその点があまり気に入らなかったのだが、今では最後の希望を助けるための必要な犠牲なのかなあとも思う。実際に有り得そうなシチュエーションでなんだか怖い。自分の映画の好みからは外れるけど、出来の良い作品だと思う。

      2016/03/04 by oniken0930

      「トゥモロー・ワールド」のレビュー

    • 2.0

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この作品は未来2027年の物語。
      その時には人類から生殖機能が失われて、その世界での最年少の18歳の少年が亡くなり世界が悲しみに打ちひしがれる。
      そこから始まり、そんな世界にキーという妊娠してお腹が大きくなっている女の子がセオの前に現れる。
      そしてあっちでもこっちでも、銃弾ババババッな世界を掻い潜ってキーをヒューマンプロジェクトに届けたいっていう話なのですが。
      キーが洋服を脱いで、セオに臨月のお腹を見せる場面は意味なくホロリと来そうになります。
      だって奇跡だもん。
      まさか赤ちゃんがいるとは!!
      生命が宿っている身体って本当すごいなぁー。
      セオはそんな彼女を守り通すためにすごく必死。
      無事赤ちゃんも生まれるけれども、周囲は激戦区で銃弾があちこちで飛び交う。
      最初はセオとキー+赤ちゃんが通り過ぎようとしても、銃撃を止める気配が無かったけれどもキーが赤ちゃんを抱いていると確認した警官だか兵隊だかが「打つな!」と号令。
      厳しい戦況下にいたはずの軍人たちも、命の尊さに銃撃を一瞬中止。
      生命は敵味方問わず大切なものだということでしょうか。
      生命の大切さは伝わってきているような気がする。
      でも、結局どうだったんだろ????
      だって、最後は助かったのかどうなのかわからないまま終了しちゃった
      >> 続きを読む

      2016/02/27 by elfintown

      「トゥモロー・ワールド」のレビュー

    • 5.0 ハラハラ

      現実起こりうる設定にリアリティを覚えつつも、それだけで終わらせずに子供の誕生という人類にとって必要不可欠なものを感動的に描いたキュアロンの力量を実感。

      2008年にインフルエンザの流行で全ての子供が死亡。唯一生き残っていた最年少も死に暗雲とする2028年のイギリス。
      そこにヒューマン・プロジェクトと題した組織が守る妊娠した女性。彼女を擁護することになる一人の男。
      果たして人類の希望はどうなるのかという、まるでSFのような物語。

      やはり終盤のワンショット撮影が驚愕の出来であり、クライブ・オーウェンが予想以上にこの世界にハマっている。

      たとえ今は理解できなかったとしても5年、10年後には「ブレード・ランナー」のようなカルト作品になるだろう。
      それは現実世界の混乱ぶりを予測してるからに他ならない。
      >> 続きを読む

      2015/03/06 by オーウェン

      「トゥモロー・ワールド」のレビュー

    • この映画すごく興味あります!! クライヴ・オーウェンの演技も良さそうですね!

      2015/03/06 by メッシイ

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