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泳ぐひと

ジャンル: ドラマ , アクション
公開: 1969/09/09
製作国: アメリカ
配給: コロムビア

    泳ぐひと の映画レビュー (最新順)

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    全3件
    • 5.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      木立の中を、黒い水泳パンツ一枚の男が駆けて来る。
      すると男はいきなり、眼の前のプールに飛び込む。季節は秋だが、暑い午後なのだろう。

      泳いでいる男に、プールの持ち主が声をかける。彼らはどうも知り合いらしい。
      プールから上がった男は、かなり離れた自宅まで「プール伝いに」帰ると言い出す。
      「歩いて、泳いで」を繰り返せば、なんとか家に帰り着くだろう。

      男はネッド・メリル(バート・ランカスター)という。体格はすこぶる立派だ。
      頭頂部こそ、やや薄くなっているが、顔も身体も若々しく、精気にあふれている。

      だが、ネッドの素性は明かされない。年齢も、職業も、生活環境も、すべてが不明だ。
      我々観る者には、謎めいた中年男が奇妙なオデュッセイアを始めようとしていることしか知らされていない。

      このフランク・ペリー監督の映画「泳ぐひと」の原作者は、ジョン・チーヴァー。
      チーヴァーは、ニューイングランドの郊外に暮らす裕福な人々の姿を、辛辣な筆で描き出す短篇作家で、この原作の小説も読みごたえのある不条理小説で、なかなか読み応えがありましたね。

      ネッドを受け入れるプール。ネッドを拒絶するプール。
      それぞれの持ち主が、彼の過去と現在を少しずつ炙り出していく。

      それに力を貸すのは、郊外の風景を的確に切り取ったロケ撮影だ。
      穏やかに見えて、どこか虚ろな風景は、主人公の内面の寒さと深い部分で響き合っているのかもしれない。
      >> 続きを読む

      2019/04/02 by dreamer

      「泳ぐひと」のレビュー

    • 4.0 切ない クール

      ァレだ。小島よしお!

      主人公の眼を通してアメリカ上流階級を痛烈に皮肉る作品。
      “プールを泳いで家に帰る”というストーリーに何の意味があるのだろうと見ていくことになる。
      精神的にこれはキテるなと察しがついていくのだが、なんとも哀れな気持ちになっていくところがアメリカンニューシネマらしいところ。
      オチも察しがついてるんだけどこんな気持ちになってしまう映画というのは大好きです。


      (~allcinema)
      ジョン・チーバーの短編小説を基に、才人F・ペリーが映画化したニューシネマの異色作(脚色は夫人のエレノア)。

      日曜日の午後、高級住宅地に水泳パンツひとつの姿で現れた会社重役ネッド。
      彼は近隣のプールを順々に泳ぎながら我が家へ帰りつこうとする。だが、彼が出会う人々の態度は次第に奇異なものとなり、ネッド自身も人生への疑問を抱くようになる……。
      >> 続きを読む

      2018/08/15 by motti

      「泳ぐひと」のレビュー

    • 5.0 ハラハラ

      タイトルそのままに泳ごうとする人を描いてはいるのだが、それにはある目的がある。
      それは家に帰ること。

      名前や素性が徐々に明らかになっていくが、富豪のため友人や隣人の敷地のプールを泳いでいく。
      その中で久しぶりに出会う者や、元恋人との再会が。

      この撮影当時のアメリカは一家に一台プールが置いてあるのが成功の象徴となっている。
      これを踏まえて各豪邸のプールを泳ぐ富豪という形で皮肉っている。

      進行するにつれ徐々にこの男の全容が分かっていく過程がスリリング。
      泳ぐたびに実は…という意味でのラストは、ある意味ホラーのような怖さを備えていると思い知る。
      >> 続きを読む

      2016/07/14 by オーウェン

      「泳ぐひと」のレビュー

    泳ぐひと


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