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素晴らしき戦争

ジャンル: ミュージカル・音楽映画 , アクション , 戦争
製作国: イギリス
配給: パラマウント

    素晴らしき戦争 の映画レビュー (最新順)

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    全3件
    • 5.0 クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      第一次世界大戦を題材にしたこの映画「素晴らしき戦争」は、とにかく、あらゆる面で面白い。

      監督は、「ガンジー」「遠い夜明け」の名匠・リチャード・アッテンボローのデビュー作で、CGなしで撮った執念のラストシーンには驚愕してしまいましたね。

      もともとが舞台劇なので、いかにもイギリスらしいブラックなユーモアに満ちていて、「モンティ・パイソン」と「ジョン・レノンの僕の戦争」を足して2で割ったような映画なんですね。

      この第一次世界大戦の原因のひとつが、当時の"欧州王朝ネットワーク"の機能不全だったことを見せる、オープニングのセンスからしてただ者ではなく、"反戦映画"などという安直な概念を突き抜けた辛辣さがあると思う。

      なにしろ凄まじいことに、この映画には無駄なセリフや無駄なシーンはひとつもない。
      正確に言うと、ほとんどのセリフに二重三重の意味がかけられているんですね。

      そのため、この映画の本当の凄さ、面白さを堪能するためには、史実や欧州の文化というものを、ある程度、知らないと難しいと思う。

      因みに、ラスト間際のセリフの11時とは、第一次世界大戦の休戦発効が、1918年11月11日午前11時だったのと、イギリスの劇場ではグランドフィナーレが、午後11時だったのをかけたものなんですね。

      また、戦死800万以上、負傷2,100万以上、民間の死者664万人以上というとんでもない犠牲を出した戦争を皮肉る、流行歌や賛美歌の替え歌もシュールにして痛烈で、笑いながら観ているうちに肌が粟立つような感覚に襲われるほどだ。

      1914年の最前線クリスマス交歓、ヘイグの徴兵政策、毒ガス戦と砲撃戦、ソンムやイープルの戦い、アメリカの参戦等々を織り込んで戦況と世相の推移を見せるのも、実に素晴らしいと思いますね。
      >> 続きを読む

      2018/09/13 by dreamer

      「素晴らしき戦争」のレビュー

    • 3.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      世代的に第一次世界大戦のイギリスの情勢に詳しくなく
      せめて第二次の知識程度あったら
      もっと楽しめたのになという悔しさに終始した

      男たちは喜んで志願し、
      女たちも喜んで送り出す様

      やがて戦況が激しくなる様

      そして
      多くのイギリス兵が亡くなる様

      歌にこめられ
      ラストに静かに進んで行く

      このラストは
      野原いったい
      白い十字架、即ち戦死した男たちの墓が並び
      画面を覆いつくす

      こんなあほな戦争をしたのに
      イギリスはなぜまた
      第二次世界大戦に参戦したのか

      ドイツ兵と歌で交流する場面は
      ベタだが
      お気に入り

      戦争はアカン
      >> 続きを読む

      2018/04/22 by 紫指導官

      「素晴らしき戦争」のレビュー

    • 3.0

      世に存在する「戦争映画」の全ては例外なく「反戦」を描いているだろう。
      もちろんこの戦争映画もその例に漏れないが、これほどまでに高らかに「戦争」そのものを歌い上げ、戦争が巻き起こっている世界そのものを“テーマパーク”として表現しエンターテイメント化することで強烈に批判した映画は他になかろうと思う。

      あたかもボードゲームに興じるように私利私欲を満たすために戦争を展開する上層部の人間たちの愚かさや、その駒のように盲目的に戦乱に巻き込まれ命果てていく民衆の虚しい様が、ミュージカルの中に盛り込まれその本質が露になってくる。
      流行曲や賛美歌の替え歌の中で表現される「本音」の部分が、戦争におけるすべての愚かさをつまびらかにしていくようで印象的だった。

      ある狙いを持ってのことだが、今作では第一次世界大戦の情勢が時に隠喩的に表現されるので、当時の世界情勢に詳しくない者にとっては正直分かり辛い部分も多く、退屈感に繋がってしまう要素も大いにある。
      誰しもが映画として全編を通して楽しめる作品とは言えないが、明確で力強い「意思」をもって描き出された映画であることは間違いない。

      監督のリチャード・アッテンボローは、今作が長編映画処女作らしいが、とてもじゃないが普通処女作で手にかけられる映画世界ではないだろうと、圧倒的な世界観に唖然とした。

      ラストシーンでは、美しい緑の高原を文字通りに“埋め尽くす”無数の白い十字架の墓標が映し出される。
      神々しいほどに静かで美しいシーンだけれど、そこにはこの映画でももっとも明確な“怒り”が表れていると思った。
      >> 続きを読む

      2014/08/04 by tkl

      「素晴らしき戦争」のレビュー

    素晴らしき戦争


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