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黒薔薇の館

Black Rose
ジャンル: 日本映画
公開: 1969/01/25
監督:
製作国: 日本
配給: 松竹

    黒薔薇の館 の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0

      この現世に「魔女」というものが存在するのならば、それは丸山明宏(美輪明宏)のことだと思う。
      ちょうど10年前に、今作と同じく深作欣二監督作、丸山明宏主演の「黒蜥蜴」を初めて観た時と同様に、そう感じた。

      インモラルなオープニングクレジットを皮切りに、その唯一無二の「存在」に圧倒され、陶酔してしまった。
      それはまさに、「性別」という“脆い”概念を超越した「魔女」そのものだ。

      勿論、日本には過去にも現在にも優れた「女優」は数多いと思うが、他のどの「女優」がこの映画の主人公の「女」を演じても、丸山明宏を超える存在感を出すことは出来まいと確信してしまう。
      それくらいにこの映画と主人公「竜子」というキャラクターは、丸山明宏のためのものだったと言え、彼がいなければ作品自体が存在すらしなかっただろうと思える。
      実際、「竜子」という女が、謎に満ち溢れながらも数多の富豪・文化人を虜にしていく様は、年齢・性別不詳で売りだした彼自身のデビュー当時の様そのものだ。

      謎の女「竜子」に群がる男どもの面々がこれまた濃い。
      男たちが、女に翻弄され人生を崩壊させていく様は、滑稽で禍々しいけれど、あまりに非現実的なこの「女」の妖艶さの前には、それも致し方ないと思えてしまう。
      小沢栄太郎、西村晃ら熟練者の存在感は言わずもがなだが、やはりその群がる男どもの中で最も印象的だったのは、若き田村正和だ。

      当時二十代半ばの田村正和は、あまりに瑞々しくて一寸誰か分からなかったけれど、“発声”した瞬間に彼と分かる喋り方は、今と全く変わらない。
      映画の終盤は、丸山明宏演じる「竜子」と田村正和演じる「亘」との愛の逃避行へと突き進んでいくわけだが、両者の独特の口調が絶妙に混ざり合い、会話そのものが淫靡でクラクラしそうだった。

      ストーリー自体は至ってシンプルでむしろ凡庸と言える。しかし、そこに息づくあまりに稀有な「存在」によって、唯一無二な映画に成っている。

      今作もソフト化されていないらしい。「黒蜥蜴」と同様に早急にソフト化を求む。
      >> 続きを読む

      2014/12/24 by tkl

      「黒薔薇の館」のレビュー

    • >この現世に「魔女」というものが存在するのならば、それは丸山明宏(美輪明宏)のことだと思う。

      魔女役の美輪明宏が想像付きません・・・
      美輪明宏って存在が不思議すぎます。
      どんな風に生きたらあんな風になっていくのだろうか。
      >> 続きを読む

      2014/12/25 by ただひこ

    • ヨイトマケの唄や独特の語りの世界は魅力的ですね!!

      2014/12/25 by チャミー

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