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ボーイズ・ドント・クライ

Boys Don't Cry
ジャンル: ドラマ
公開: 2000/07/08
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス映画

    ボーイズ・ドント・クライ の映画レビュー (最新順)

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    全8件
    • 4.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      ネブラスカ州の田舎町、ワーキング・クラスの男女に混じって、気儘に暮らし始めた端正な顔立ちの青年。
      やがて親しい女友達もでき、愛を語り合うようになるが、「彼」は性同一性障害の、生物学的には女性であったために起こる悲劇。

      1990年代前半に起こった実話を、この作品が監督2本目となる、主人公と同年代生まれのキンバリー・ピアースが脚本・監督を担当していて、主演をこの作品でアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したヒラリー・スワンクが演じている。

      分かり易い熱演なので、ズルイという言い方も出来るだろうが、こんなにも壮絶で痛々しい演技をされたら、良心的なアカデミー会員としては、賞の一つや二つは進呈しなくては申し訳ないという気持ちにもなるだろう。

      もちろん、役にのめり込むタイプの女優ヒラリー・スワンクのことだ。こんな役柄を演じていたら、心が壊れてしまいそうだ。
      それに映画の題材となった事件のやりきれなさ。身体の作りはどうであれ、単に男として自分らしく生きたかっただけの主人公が、なぜこのような目に遭わなければならなかったのか。

      執拗な暴行シーンと、あまりにあっけないクライマックスの演出が、事件の悲惨さを際立たせていると思う。
      この映画は、後味も悪いし、救いもない。違う観方をすれば、またしてもホワイト・ラッシュどもの抱えた病理を描いた作品だ。

      舞台になるのは、低賃金の工場で働く3交代制で働く人々が暮らす町。
      アルコールと紫煙に溺れ、無目的な日々を送る人々。
      ワーキング・クラスといえば聞こえは良いけど、要は貧しく教養のない、限りなく愚かな白人コミュニティ。

      そんな中、主人公も決して例外ではない。バーやクラブに入り浸り、知り合いの家を転々とする生活。
      この映画には、どこかメリハリに欠けるところがあるが、それはそもそも主人公たちの暮らしそのものにメリハリがないからだ。

      そんな生活を見ていると、主人公がそんな場所にいて、そこを離れられないこと、そのものに悲劇を感じざるを得ない。
      アメリカという国は、限りなく広いというのに。もっと寛容な人々が住む土地だって、人混みに紛れてしまえる都会だってあるのに-------。

      主人公の行動には、特に好感が持てるわけでもない。いくら心のままに生きようとしているとはいっても、自ら災難を招くような場所に近づいて行っているだけのようにすら思えてくる。

      それを、そういう風にしか生きられなかった不器用さも含めて、観る者が感情移入できる人物に膨らませたヒラリー・スワンクの熱演と、「彼」に惹かれ、「彼」を受け入れてしまう女性を演じたクロエ・セヴィニーは、脚本の舌足らずを補って余りあるほどの存在感を示していて、実に見事だ。

      そして、この二人を取り巻くキャストも、なんとも言えない嫌なリアリティを醸し出していて、ああいう人々がいて、こういう事件が起こるのだなあと、妙に納得させられてしまう。
      ああいうコミュニティがあって、ああいう男たちがいて、ああいうリアクションが起きるのだ。

      気負った部分が、必ずしも効果を上げていなかったりもするが、とにかく、この題材を映画にしたかったのだという心意気は、十分に伝わってくる誠実な作品であると思う。

      そして、特に感心したのは、映画の幕切れだ。救いのない話に、容赦のないあっけなさが痛みとして、いつまでも心に残る。
      >> 続きを読む

      2018/09/18 by dreamer

      「ボーイズ・ドント・クライ」のレビュー

    • 3.0

      実話の事件が元に作られていることを噛み締めて鑑賞すべき映画です。色々目を覆いたいシーンがあるなか、ブランドンが警察に聴取されているシーンが一番辛かった。たった20年ほど前の出来事。きっと地域によってはまだまだこの映画のような差別が残っているんでしょうね。ただ、この悲劇は彼が偏見を受けているからというわけではないと思う。彼は万引きや窃盗を繰り返す犯罪者ではありましたが、刑務所あがりの彼らとつるむにはまだ小悪党すぎた。もう少し、いとこの説教に耳を傾けていたらこんな事にはならなかったのに……。

      2018/09/17 by さくら餅

      「ボーイズ・ドント・クライ」のレビュー

    • 評価なし

      今で言うLGBTを取り扱った映画なんだけど、どっちかと言えば田舎町で退廃していく若者というテーマの方が強く押し出されている印象を受けた。この頃に比べると、同性愛者に対する理解は進んでいるように思う。

      2018/09/16 by chaisgod

      「ボーイズ・ドント・クライ」のレビュー

    • 3.0 泣ける 切ない

      90年代に起きた実話を映画化。感想を纏めようとしても、なかなか言葉にできない。ジョンはブランドンが「変態」(彼風に言うと)だった事より、騙してたのが許せなかったのかな。ラナもブランドンを愛してるけと、「彼」と言ったり、ブランドンが女性である事を見せつけられると、戸惑う所があり、ブランドンを全部受け入れてたとは思えない。だが、二人が愛し合ってたのは確かだろう。この作品は性同一性障害よりも、障害を乗り越えようとした二人の愛が主題だと思った。

      2018/09/15 by kinako

      「ボーイズ・ドント・クライ」のレビュー

    • 4.0 泣ける 切ない

      コレが痛い映画なんだけど、実際に起こった事件を基に映画化。
      ヒラリー・スワンクが性同一性障害の主人公を演じてアカデミー主演女優賞を受賞。

      2018/07/12 by motti

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