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グロリア

Gloria
ジャンル: アクション
公開: 1981/02/28
製作国: アメリカ
配給: コロムビア映画

    グロリア の映画レビュー (最新順)

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    全8件
    • 評価なし

      ジーナ・ローランズには独特の艶やかな「華」がある。ましてや、あの演技力だ。ジョン・カサヴェテスが彼女にぞっこんだったのも無理はない

      夫のカサヴェテスが監督し、ジーナが出演した一連の作品のなかでも、最も内容が一般向きと思われるのが、この「グロリア」である(大手コロンビア・ピクチャーズ製作なのでマーケットを意識したということだろう)

      会計士の父親が組織を裏切ったことで家族を殺された少年と、偶然その場に居合わせたために彼を預かる羽目になったグロリア。ギャングの手から逃れるべく、行動を共にするうちにいつしか二人の間に絆が芽生えていく

      ニューヨークを見渡す冒頭部の空撮に加えて、鉄道、バス、タクシー等の交通機関を幅広く利用したロケーション、そして「ロッキー」のテーマ曲でおなじみビル・コンティが担当した音楽と、通常のカサヴェテスの映画と比較すればやはり予算のかけられ方が違うのは一目瞭然だが、主人公の心理状態を含む丁寧な描写は紛れもなくカサヴェテスの映画だと感じさせる

      「エイリアン」「ノーマ・レイ」「ターミネーター」、70年代後半から80年代にかけてはタフな女性をヒロインとする名作が生まれたが、その極めつきが「グロリア」ではなかろうか

      物語の終盤、危険を承知で相手のシマへ単独で乗り込むグロリア(以前彼女はボスの情婦だった)のカッコよさ。ハードボイルド=男の世界という概念を打ち破るジーナ姐さんに拍手。ラストも◎

      エマニュエル・ウンガロのデザインによるジーナの衣装も役柄とよく合っており、そのファッションも見どころのひとつだ
      >> 続きを読む

      2021/11/23 by ALW

      「グロリア」のレビュー

    • 3.0

      前科持ちのグロリアは、マフィアの金を横領して殺された友人の子のティルと一緒に逃亡する事に。最初は疎ましく思ってたが・・。泣かせようとしているかの様な演出は興ざめするが、グロリアが徐々に母性愛に目覚めて、フィルも頼もしくなる。こんな六歳いる訳ないが。この作品は女性や移民、黒人等社会的地位の低い人間の苦しい生活を描き、人々に訴えている。タクシー運転手(この職業の地位の低さは「タクシードライバー」でも描かれている)や闇社会などで生きていくしかなく、子供も環境の悪い所で育っているので、悪循環が続く・・。

      2018/09/14 by kinako

      「グロリア」のレビュー

    • 5.0 切ない ハラハラ クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      女ハードボイルドの決定版「グロリア」は、タフで泣かせるラブストーリーの傑作だ。

      監督は、"アメリカン・インディーズの父"と呼ばれ、性格俳優としても知られる映画作家のジョン・カサヴェテス。

      ハリウッドのシステムを嫌い、独自のゲリラ的な手法での映画作りの姿勢を貫いてきたカサヴェテス監督は、従来の映画には見られなかった即興的なカメラワークと演技指導で映画に革命を起こした人だ。

      元ヤクザの情婦グロリア(ジーナ・ローランズ)とスペイン人の少年フィル(ジョン・アダムス)の関係は、母子愛的なものだが、二人が心を通わせていく様子は、大人の恋愛以上に絆の強さを感じさせる。

      グロリアは元々、子供とは縁のない世界で生きてきた女だ。それが、同じアパートに住むギャング組織の会計士一家が惨殺された現場に居合わせたお陰で、その家族の少年を預かる羽目になる。

      少年の母親の必死の頼みに、グロリアは最初こう言って断る。「子どもは嫌いなのよ。特にあんたの子はね。」実に、ハッキリした物言いの女だ。

      孤独を引き受けてタフに生きる女は、優しさの安売りなど決してしない。だが逆に、孤独を知っているからこそ、本当の優しさを心に隠し持っているのだ。

      少年の生死を分ける切羽詰まった状況で、グロリアは少年を見捨てられず、彼をかくまってやることになる。

      追って来る組織のチンピラどもに立ち向かうグロリアの凄み、これが非常にシビレるほどカッコイイ。「撃ってごらんよ、このパンク!」、ピストルを構えるその足元はハイヒール。スーツはエマニュエル・ウンガロ。

      疲れた顔の中年女が、かつてこれほどクールだった事はなかったと思う。全く、ジーナ・ローランズにはシビレてしまう------。

      安ホテルを泊まり歩く逃避行の中、グロリアと少年の信頼の度は、しだいに深まっていくのだが、グロリアの態度がこれまたクールなのだ。少年に対して、可哀想な子供扱いは一切なし。

      夜、寝る前に、自分のスーツをバスルームに下げてシワを取るようにと少年に言いつけたりする。一方、少年の方は母親に言いつけられて、それをやるという感じではなく、何か同志のサポートをしているふうに見えてしまう。

      一度、グロリアが少年に朝食を作ってやろうとする場面は、私がこの映画の中で最も好きなシーンだ。フライパンで卵を焼いてはみたが、コゲついてしまい、グチャグチャになってしまう。すると、いきなりフライパンごとゴミ箱に投げ捨てるグロリア。結局、朝食はミルクのみ------。

      コワモテの女の優しさが乱暴な形で出るところが、いかにもグロリアらしくて、実にグッとくるのだ。

      この作品は、ハードボイルドの衣をまとった「家族の物語」だと言えると思う。グロリアと少年フィルの関係を通じてカサヴェテス監督が描こうとしたのは、人種や血縁の壁を超えた、新しい人間関係の可能性と、その温もりだと思う。

      彼らの背後には、大都市の"残酷と孤独"が、身も心も引き裂かんと牙をむいて待ち構えている。そして、その厳しさを描き切ったからこそ、"幻想的なラスト"が、私の心に深い余韻を残すのだ。

      尚、この作品は、1980年度の第37回ヴェネチア映画祭で、作品賞にあたる金獅子賞を受賞しています。
      >> 続きを読む

      2017/05/28 by dreamer

      「グロリア」のレビュー

    • 5.0

      大好きな映画。何度目かの視聴。ジーナ・ローランズが最高にかっこいい。強く、美しい永遠の憧れです。オープニングのペイントがいい。ラストも涙、涙。ビル・コンティの音楽もよいです。

      2015/12/16 by Chihoish

      「グロリア」のレビュー

    • 4.0 クール

      マフィアに所属する友人一家が惨殺され、唯一残された男の子と逃避行を続けながらマフィアと対峙する女の物語。

      マフィアのボスの情婦であり、子どもも持たなかった女性が、母性に目覚めていく様を少ない言葉のやり取りから浮き彫りにしていく展開はなかなか見事でした。

      ハードボイルドというジャンルではあるけれど、それほど派手な描写はなく、むしろ主人公グロリアの心のありようが変わっていく姿がよく描かれています。

      それでも一番最初にグロリアが追っ手の数人のマフィアに対して、片手に重そうな荷物を持ったまま拳銃をためらいなくぶっ放すシーンはかなりカッコ良かったです。その後のBGMもゴッドファーザーのテーマっぽくて特に印象的なシーンでした。 >> 続きを読む

      2015/12/14 by ブラック

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