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三銃士

The Three Musketeers
ジャンル: ドラマ , アクション , アドベンチャー
公開: 1974/04/27
製作国: イギリス
配給: 20世紀フォックス

    三銃士 の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 5.0 笑える ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "文豪アレクサンドル・デュマの原作をリチャード・レスター監督流にアレンジした、ダルタニヤンと三銃士の活躍を描いた愛すべき名作 「三銃士」"

      この映画「三銃士」は、私の大好きなリチャード・レスター監督が文豪アレクサンドル・デュマの原作をリチャード・レスター流の茶目っ気たっぷりなアレンジでオールスター・キャストで映画化した、宝物のような愛すべき作品です。

      もう、とにかく出演俳優の顔ぶれが凄い。ダルタニヤンが「キャバレー」のマイケル・ヨーク、アトスが「脱走山脈」のオリバー・リード、ポルトスが「オセロ」のフランク・フィンレー、アラミスが「将軍」のリチャード・チェンバレン、妖婦ミラディが「ネットワーク」のフェイ・ダナウェイ、ボナシゥ夫人が「ミクロの決死圏」のラクウェル・ウェルチ、怪剣士ロシュフォールが「007黄金銃を持つ男」のクリストファー・リー、ルイ13世が「オリエント急行殺人事件」のジャン=ピエール・カッセル、アンヌ王妃が「ドクトル・ジバゴ」のジェラルディン・チャップリン、バッキンガム公が「戦争と冒険」のサイモン・ウォード、そしてリシュリュー枢機卿が「ベン・ハー」のチャルトン・ヘストン----。

      西洋忠臣蔵にふさわしい超豪華キャストであり、しかも全員が「様式」という額縁にぴたりとはまっているから見事としか言いようがありません。

      この映画は1974年の公開当時の評判は、あまりよくなかったとの事です。レスター監督のハチャメチャな珍ギャグ趣味が、ふんだんに盛られていて、それが昔ながらの保守的な「三銃士」ファンの燗にさわり、悪乗りしすぎだという事だったのかも知れません。

      しかし、このリチャード・レスター版の「三銃士」は、実はアレクサンドル・デュマの原作により忠実な作品だと確信をもって、そう思うのです。17世紀の風俗描写も凝りに凝ったものだし、西洋チャンバラとも言える殺陣もリアルで迫力満点ですし、何よりも感心させられたのは、この映画の作り手たちの歴史観です。

      アンヌ王妃が英国のバッキンガム公と密会している。それを嗅ぎつけたリシュリューが、ミラディに命じて不倫の証拠のダイヤを盗ませます。王妃の危機を救うため、我らがダルタニヤンと三銃士が英仏両国を股にかけて大活躍する----というのが「三銃士」のメイン・プロットですが、これはフランスの国難とも言うべき大事件です。

      バッキンガム公の英国は新教徒と手を握り、ブルボン王家の転覆を虎視眈々と狙っているからなのです。リシュリューがそれを阻止しようとするのは当然で、ダルタニヤンも三銃士も国のためを思うならば、あるいは王に忠誠を誓うならば、本来はリシュリューの側につかなくてはなりません。

      しかし、原作者のデュマは敢えて王妃の側につかせたのです。つまり、不倫の恋に冒険魂を賭けたという訳です。ここにこそ、この波乱万丈の原作小説の面白さとポイントがあるのです。

      王妃に首飾りを届けんものと、ドーヴァー海峡を船で横断、全速力で馬を走らせるダルタニヤン。それを追う三銃士。果たして、舞踏会に間に合うのか?----。

      リチャード・レスター監督は、そんな血沸き肉躍るハラハラ、ドキドキの場面をクライマックスに配しながら、デュマの精神と雄大な歴史の断片を鮮やかに浮かび上がらせるのです。

      もう、何度観てもうれしくなる名作です。
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      2016/06/07 by dreamer

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