こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

ハンナ・アーレント

Hannah Arendt
ジャンル: ドキュメンタリー , 伝記 , ドラマ
公開: 2013/10/26
製作国: ドイツ , フランス
配給: セテラ・インターナショナル

    ハンナ・アーレント の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全11件
    • 3.0 クール

      2012年/ドイツ・フランス映画
      DVD鑑賞

      2017/11/11 by Chappy

      「ハンナ・アーレント」のレビュー

    • 3.0

      アイヒマン関連の映画がたくさん出てきているが、その派生からアンナ・ハーレント関連の映画もいくつかある。

      ハンナ・アーレントといえばアイヒマン裁判を傍聴し、アイヒマンは命令されただけという記事を掲載し、ユダヤ人の同胞から反感を買い、大学教師の座まで追われようとする。

      これが単なる意見の食い違いなのか、本心なのか。
      それらを明かす学生の前での講義内容が白眉。

      アイヒマンは確かに犯罪者ではあるのだが、ヒトラーから命令されて逆らえなかった立場という意見は一理ある。
      個人によって意見があるが、被害者からしたらそれに賛同できないのは当然なわけで、思考を止めたら残虐な行為に人間は走るというのは事実だと思う。
      >> 続きを読む

      2017/10/17 by オーウェン

      「ハンナ・アーレント」のレビュー

    • 4.0

      「考えることをやめたとき、人間はいとも簡単に残虐な行為を行う。考えることをやめたものは人間であることを拒絶したものだ。私が望むのは考えることで人間が強くなることだ。」

      反知性主義がはびこり、「空気を読む」ことが何よりも重視され、多様性を認めず同調圧力がどんどん強くなる現代の日本で、ハンナのこの言葉がどれだけの人に響くだろうか。
      いや、この言葉を、どれだけの人でもいい、誰かに響かせるべく努力することが求められていると強く思う。

      2017/02/27 by 室田尚子

      「ハンナ・アーレント」のレビュー

    • 4.0 切ない

      「世界最大の悪は、ごく平凡な人間が行う悪です。そんな人には動機もなく、信念も邪心も悪魔的な意図もない。」
      ハンナアーレントは劇中でこう語る。

      ナチ幹部の残党としてイスラエルに捕まったアイヒマン。
      その彼を法廷で観察し、その報告をアメリカの雑誌に寄稿したユダヤ人のハンナアーレント。

      物語はこの事件にのみ焦点を当てて進んでいく。
      タイトルはハンナアーレントだが、「マーガレットサッチャー鉄の女の涙」のようにある人間の人生すべてを追った物語ではない。

      ハンナは、アイヒマンについて「彼は平凡な人間で、彼の下した命令の残虐さとは同列に語れない。彼はただ命令に従っただけで、彼自身がユダヤ人を迫害したいと思っていたわけではない。」という報告をした。

      ハンナアーレントが言うことは日本人である私には自然に理解できた。
      日本が戦時中、中国人や韓国人をどれほどひどく扱っていたとしても、日本の教育を受けた私の感覚では「リーダーが悪かった」としか思わないからだ。
      軍隊や国民はそれに従うことしかできなかったのだから、そこに意志などなかった、とハンナの言うことを自国の歴史に重ねてしまう。

      しかし、この実話が議論を呼び起こし、かつ映画にまでなったのは、彼女がユダヤ人であるからに他ならない。
      被害者であるユダヤ人のハンナが、ナチの幹部を擁護するかのような報告をしたことが一番の肝である。

      この「人間の悪は常に凡庸で、根源的な悪などない。残虐な行為が行われるのは、思考ができなくなった場所でだけ。」
      (つまり、強い強制力で思考が出来なくなった人は、自分のしたことの残虐さよりも命令を守ることだけに集中し始めるということ。)
      と被害者の立場の人が思考するのは極めて難しいことだ。

      日本で置き換えたら、戦争体験をした韓国人が日本帝国軍について「残虐性はなく命令に従っただけ」と言うようなものだろうか。
      2016年でもこんな意見が出ることは考えられないが、それを1963年にしたのだからかなり異端だったに違いない。

      実社会で考えてみても、被害者が加害者の気持ちを汲むことなどほとんどなく、
      大抵は「正義」という言葉で加害者を有無を言わさずに叩くし、その権利があるとされている。

      そんな共通認識の中で、努めて冷静になってこの意見を掲載したことは大変なことだし
      周りのユダヤ人の目に屈せずに最後まで「悪とは何か」を問い続けた彼女は称賛されるべきである。

      そして同時に、こんな映画を製作するドイツという国と日本とを比べていささか違和感を覚えた。

      日本の教育では日本のしたことの非道さよりも、原爆で何人死んだとか、どんな貧しい暮らしをしたかなどを聞く機会が多かった。
      しかし同じ戦犯国のドイツでは、強制収容所のすべてが無料で見学でき、過去の自分たちがしたことの残虐さを公開している。
      自国の恥部ともいえる部分を、教育上でもしっかりと伝えているのだ。現にこんな映画を作っているわけだし。。

      日本は、その恥部を、被爆体験という自分達の受けた被害とすり替えることで今もなお目を背け続けていると思う。
      もちろん私も中韓が好きというわけではないが、どうしてドイツとこんなに差があるんだろうと思わざるを得なかった。

      全く関係のない話になってしまったが、それくらい思考させられる話だった。(思考が人間を人間たらしめるとハンナも言っていた。)

      ※追記
      ちらっと、捕まったナチの幹部をオウム真理教の幹部だと置き換えれば分かるのかなと思った。でもオウムとナチを同列に語れるのか、知識がないので微妙。
      >> 続きを読む

      2016/11/14 by 130

      「ハンナ・アーレント」のレビュー

    • 3.0

      私には少し難しい内容でしたが、
      人々の批判を受けたり、友人を失ったりしても
      自説を貫き通すハンナの強さに心を打たれました。

      哲学者としての彼女の姿勢は立派でした。

      すぐに他人の意見に左右される自分には
      彼女の姿は眩しく美しかった。
      >> 続きを読む

      2015/10/04 by noe

      「ハンナ・アーレント」のレビュー

    もっとみる

    ハンナ・アーレント
    ハンナアーレント

    映画 「ハンナ・アーレント」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画