こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 映画ログ - 映画ファンが集まる映画レビューサイト →会員登録(無料)

スウィート ヒアアフター

The Sweet Hereafter
ジャンル: ミステリー・サスペンス , ドラマ
公開: 1998/07/25
製作国: カナダ
配給: KUZUIエンタープライズ

    スウィート ヒアアフター の映画レビュー (最新順)

    最新のレビュー順 | 人気のレビュー順 すべての映画レビューとコメントを開く
    全2件
    • 5.0 切ない クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "悲しみの中に光る過酷な美しさを、雪景色の冷たく透明感に満ちた映像で描いた名作「スウィート ヒアアフター」"

      この映画は「エキゾチカ」で注目されたカナダの俊英アトム・エゴヤン監督が、童話「ハメルンの笛ふき」のエッセンスを巧みに取り入れ、胸に染み入る"悲しみと絶望、癒しのドラマ"を作り上げていると思う。

      雪に閉ざされた冬のある日。カナダのとある田舎町でスクールバスが谷に転落し、14人の子供が亡くなった。町はこの悲劇をどう乗り越えるのか? 子供を失った親たちは悲しみにどう立ち向かうのか? 何に慰めを求め、怒りの矛先をどこに向けるのか? ----アトム・エゴヤン監督が手掛けた力強くも胸の張り裂けそうなこの作品は、そうした問いを投げかけてくる。

      1997年のカンヌ国際映画祭で、審査員特別賞に相当するグランプリに輝いたこの作品は、ラッセル・バンクスの小説「この世を離れて」の映画化で、物語は、事故のニュースを聞いて町へやって来た弁護士のミッチェル・スティーヴンス(イアン・ホルム)を軸に展開していく。

      親たちに集団訴訟を勧めるこの弁護士は、傷ついた人々を食いものにするハゲタカなのか? いや、話はそう単純ではない。

      深い悲しみを描こうとする映画は、安っぽい感傷に陥りがちだが、アトム・エゴヤン監督は、衝撃的な出来事をありきたりのことのように淡々と描いてみせる。

      我々観る者は心を揺り動かされるが、感情を操られているような印象は受けない。この作品には思わず引き込まれる透明感があるのだ。

      原作の小説にこれほど忠実でありながら、同時にこれほど独自の世界を持つ映画は珍しいと思う。

      素晴らしい演技を見せる俳優陣は、社会の罪と傷、秘められた強さを明らかにしていく。悲しみの中にこそ、生きていくことの過酷な美しさがあるとでもいうように----。
      >> 続きを読む

      2017/01/09 by dreamer

      「スウィート ヒアアフター」のレビュー

    • 4.0 切ない

      小さな村で起きたバス転落事故のその後の経緯を描くドラマ。

      被害者に加害者。その親に、訴訟をするための弁護士とその娘。
      違う視点が入ることによって、事件の被害とその喪失を多角的に描く。

      そのため暗く重い物語であり、ここには救いというものがまるでない。
      しかし人生は続くといわんばかりに、いつの間にか事件を乗り越えていく人々がそこにいる。

      カンヌ映画祭にはいかにもあいそうな題材だが、この内容を最後まで見せきるアトム・エゴヤンの演出は見事だ。
      再生までの日々はいつの時も痛ましい。
      >> 続きを読む

      2015/11/27 by オーウェン

      「スウィート ヒアアフター」のレビュー

    スウィート ヒアアフター
    スウィートヒアアフター

    映画 「スウィート ヒアアフター」 | 映画ログ

    会員登録(無料)

    今月のおすすめ映画
    読書ログはこちら
    映画ログさんのラック

    最近チェックした映画