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終着駅 トルストイ最後の旅

The Last Station
ジャンル: ドラマ
公開: 2010/09/11
製作国: ドイツ , ロシア
配給: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

    終着駅 トルストイ最後の旅 の映画レビュー (最新順)

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    全3件
    • 4.0

      ロシアの文豪レフ・トルストイ。
      知らぬ者のいない作家だし、「戦争と平和」や「アンナ・カレーニナ」などの作品がすぐに思い浮かぶ。

      そんなトルストイの晩年の夫婦生活を秘書の目を通じて描く。

      トルストイの妻が悪妻というのはよく知られているが、そのずれが愛ゆえにという作られ方は非常に興味深い。
      お互いが愛しているのは分かるが、その価値間のズレが対立を引き起こし二人の袂を分かつようになる。

      終着駅が人生になる文豪の最期は何とも寂しくあったが、良い人生でもあった。
      クリストファー・プラマーとヘレン・ミレンの夫婦ぶりがこの作品の質を上げているのは間違いない。
      >> 続きを読む

      2017/12/29 by オーウェン

      「終着駅 トルストイ最後の旅」のレビュー

    • 4.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「終着駅 トルストイ最後の旅」は、家出をしたトルストイが、田舎の駅で病死したという史実から紡ぎ出された、夫婦愛の物語です。

      トルストイが家を出た背景は、確か夫婦喧嘩だったと思う。だからこそ、かつて、日頃から偉そうな事を言っていたけれど妻を恐れて逃げたんじゃないかと、正宗白鳥がトルストイを揶揄し、それに反発した小林秀雄と論争になったのは有名な話です。

      だが、この思想と実生活論争を読んだ時、何か割り切れない気持ちが残った記憶があります。

      悪妻と呼ばれてきたトルストイ夫人。だが、本当の実像はどんな人間だったのか? トルストイとの結婚生活はなぜ行き詰ったのか? この作品は、夫人の視点からそんな問いに答えてくれる映画なのです。

      晩年のトルストイは、私有財産を否定する運動を起こし、当時の日本を含む世界各国に大きな影響を与えたわけですが、奥さんからすればたまったものではありません。

      奥さんの聡明な頭脳からすれば、この運動は信用できない全くの嘘になるのです。この運動の主導者のチェルトコフは、正義にかこつけて権力をむさぼっているとしか見えないし、何より50年近く連れ添ってきた夫を、自分から引き離すのが許せない。

      トルストイ作品の著作権を全て「ロシア国民に与える」という遺言を書かせようとするチェルトコフと、夫を取り戻そうと闘うトルストイ夫人、両者に挟まれたトルストイという三者を中心として、この物語は展開していきます。

      この作品のまずい点を先に言えば、脚本はセリフが多すぎると言う事です。言葉に頼らなくても、芝居の出来る役者を揃えたのに、何でも喋るので映画自体が薄く感じられるのです。そして、音楽がまた最悪で、観る者が感情を動かす前に音楽が鳴ってしまい、とにかくうるさいのです。

      それでもこの作品が素晴らしいと思うのは、ひとえに役者がいいからです。トルストイ夫人を演じるのはヘレン・ミレン。

      イギリスを代表する演技派の名女優ですが、還暦も過ぎたというのに抱きしめられたい一心で夫を求める妻を演じて、まるで「アンナ・カレーニナ」のキティがそのまま年老いたような姿が素晴らしい。ヒステリーを繰り返すくせに、少女のようにあどけなく、チャーミングなのです。

      そして、トルストイを演じるクリストファー・プラマーも、自分が作ったものを捨て去ろうとする"老作家の夢と絶望"を表現して、これまた名演だと思う。

      映画自体の味付けは甘すぎるのですが、この老夫婦の情愛を見ていると、甘くても許せてしまうのです。
      >> 続きを読む

      2017/05/12 by dreamer

      「終着駅 トルストイ最後の旅」のレビュー

    • 4.0 切ない

      ロシアの大文豪トルストイが何故家出をし片田舎の駅で息を引き取ったのか。そして世界三大悪妻として悪名高い妻ソフィアはなぜ悪妻と呼ばれる行動をとったのか。
      トルストイの助手である青年ワレンチンと恋人マーシャとの恋愛を交互に描きながら、神では無いトルストイという人間を描いている。

      トルストイ運動派とソフィアの彼の著作権を巡る激しい争い。夫の著作権を守るためたった一人悪妻と呼ばれながらも戦うソフィアの姿が激しくも切ない。彼女が守りたかったのは、トルストイの著作権以上に神のように祭り上げられ自分から引き離されてゆく夫の愛情だった。その愛憎劇がまた切ない…。

      今作でのトルストイはけして神格化された存在では無く、純粋にただ一人の男、一人の夫として存在している。そんな彼に影響され、堅物だった秘書ワレンチンもまたマーシャとの恋を実らせ成長してゆく姿が瑞々しい。

      終盤はもう切なくて切なくて…トルストイを何とか神格化させたいと望むトルストイ運動派、ただ夫の愛を奪われたく無い妻。

      世界的名優たちによる重厚でいて繊細な物語だった。

      それにしても秘書ワレンチンがとても可愛い。マカヴォイファンなので贔屓目だと思いつつ凄く可愛い。特にラブシーンが女性より可愛い事になっているのでその辺もおすすめ。
      >> 続きを読む

      2014/06/18 by aka

      「終着駅 トルストイ最後の旅」のレビュー

    • 戦争と平和って本思い出してしまったw

      2014/06/18 by cube

    • >世界三大悪妻
      どんな人たちで、どんなことをしてこのような称号(?)が与えられたのか気になります…w >> 続きを読む

      2014/06/19 by きつねこ

    終着駅 トルストイ最後の旅
    シュウチャクエキトルストイサイゴノタビ

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