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ウィル・ペニー

Will Penny
ジャンル: アクション , 西部劇
公開: 1968/03/02
製作国: アメリカ
配給: パラマウント

    ウィル・ペニー の映画レビュー (最新順)

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    全1件
    • 4.0 切ない

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "西部劇=無敵のガンファイターという従来のイメージを一掃したヒューマン・ウエスタンの佳作 「ウィル・ペニー」"

      この映画「ウイル・ペニー」は、カウボーイとしてしか生きるすべを知らない、盛りを過ぎたひとりの五十男の人生の悲哀を、静かで清らかな恋を織り交ぜて描いた西部劇の佳作で、ウエスタン映画史に大きな影響を与えた、味わい深い人間ドラマです。

      幼い頃から誰の手も借りず、たったひとりで生きてきた生粋のカウボーイ、ウィル・ペニー(チャールトン・ヘストン)。牛扱いの腕は大したものなのですが、仲間は彼の事をじいさん呼ばわりしてバカにしています。だが、ウィルは、ただ黙々と働き続けるのです----。

      そして、冬が訪れ、モンタナの山々が雪に覆われ出した頃、牛を目的地へ送り届けたウィルは、次の仕事の口を求めて、再び旅を続けて行きます。厳しい冬を越すために、なんとしても職にありつかなければならないのです。

      鼻下にヒゲをはやし、汚れた服をまとって、荒野から荒野へ流れ歩くウィル・ペニーのそのやつれた顔----。

      そして、親切な牧場主に雇われて、羊番を命じられたウィルが、偶然知り合った旅の母子と生活を共にするうち、二人の間に愛情が芽生えるところが、後半の見せ場になっていて、ウィルは結婚して幸福になりたいと思うのですが、カウボーイしか出来ない自分には、果たしてその資格があるのだろうかと、真剣に悩むのです。

      もう年も五十歳、新しい人生を踏み出すには、すでに年をとりすぎている。諦めなければならないと、彼は考えるのです----。

      こうして、この初老のカウボーイは、母子と別れて雪の中を立ち去ろうとするのですが、その時、少年が大声で"さようなら"と叫んだのです。馬を止めて、振り返ったウィルの目から涙が溢れてきます。そして、手を振ると、やがて彼の姿は雪山の彼方へと消えて行ってしまいます----。

      ウィルの哀しい心が画面からひしひしと伝わって来るような、余韻を残した幕切れとなります。

      ここには、カウボーイの孤独な人生というものがあり、西部男の哀れな心意気も感じられ、生涯安住する事なく、荒野を漂流し続ける宿命を背負ったカウボーイという名の流れ者の哀愁を、チャールトン・ヘストンが、渋みの効いた男っぽさを漂わせて好演していて、長年のヘストン・ファンとしては非常に嬉しくなりました。
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      2016/08/11 by dreamer

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