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ランボー

First Blood
ジャンル: 外国映画 , ドラマ , アクション , アドベンチャー , 戦争
公開: 1982/12/18
製作国: アメリカ
配給: 東宝東和

    ランボー の映画レビュー (最新順)

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    全8件
    • 4.0 切ない ハラハラ

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      主人公は特殊訓練を受けた、元ベトナム戦争兵。

      ベトナムより帰国後に、戦友を訪ねた先で、戦友の家族より戦友の戦死を知る。主人公は失意の中で、地元警察より不審者扱いを受け、警察を相手に怒りを爆発させる。
      ベトナム戦争に対する米国世論の批判が戦争の英雄に対する否定という形となっている。これは、第二次大戦の敗戦国である日本にも共通することだと思う。国家のために自己を犠牲にして戦いながらも、帰国すると厄介者の扱いを受ける矛盾。その矛盾に対する憤りが、原作者の主張と読み取れたが。
      エンディングのもの悲しい曲が主人公に対する共感を誘う。
      >> 続きを読む

      2017/03/19 by asian

      「ランボー」のレビュー

    • 3.0 切ない

      ベトナム帰りの歴戦の英雄ランボーと平和ボケした小さな町の警察との対比が大きなテーマになっていたと感じた

      死に物狂いでベトナムを戦ってきたランボーのあまりにも戦い慣れした化け物ぶりが戦争では役に立ったけど
      平和になったアメリカには必要とされてなくて何のために戦ってきたのか葛藤するランボーに只々切なくなる。

      アクション映画の体を取りながら当時の社会情勢をうまく風刺しているんだと思う。

      2017/02/06 by くじら

      「ランボー」のレビュー

    • 3.0 切ない

      意外や意外!初見でしたな。

      想像よりかなり哀しい映画だったのですね。「そんな理不尽な」の連続でムカムカしました。

      そんでもアクションシーンは流石です。

      ベトナム帰還ものでは「ディアハンター」の方が僕には沁みわたる物語でした。
      ま作品それぞれ個性があって良かった。

      機会があれば続編続けて観たいです。
      >> 続きを読む

      2016/09/08 by いわさかり

      「ランボー」のレビュー

    • 3.0

      dテレビ)初鑑賞。「ロッキー」シリーズと並ぶスタローンの代表作。サバイバル・アクションの一面もあるけど、話に強い社会的なテーマが込められているのが特徴。ベトナム戦争帰りの兵士が社会に溶け込めず、保安官が仕切る閉鎖的なアメリカの地方都市で理不尽な扱いを受け、町を破壊する。最後の方で建物の周囲を警察に囲まれ、戦争時代の上司に社会への不満を泣きながら告白するスタローンが印象的。シリーズ化されているようなので、続きも見ていきたいと思う。

      2016/04/01 by おにけん

      「ランボー」のレビュー

    • 4.0 切ない ハラハラ クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      "ヴェトナム戦争を経験したアメリカの抱える内部矛盾を描いた傑作"

      映画「ランボー」はデヴィッド・マレルの小説「一人だけの軍隊」の映画化で原題を"FIRST BLOOD"といい、"ランボーシリーズ"の記念すべき第1作目の作品となっています。

      シルヴェスター・スタローン演じるランボーは、かつてヴェトナムで戦った特殊部隊グリーン・ベレーの生き残りで、ヴェトナム帰りの彼が地方の小都市をひたすら暗く絶望的な表情で、まるで浮浪者のように歩いているシーンから映画は始まります。

      これから何かが起きそうな予感を漂わせた鮮やかな冒頭シーンで、これから始まる映画的世界への期待と興奮でワクワクさせる見事なテッド・コッチェフ監督の演出です。

      死線を越えてようやく帰ったアメリカなのに、故郷は彼を歓迎してはくれず、ヴェトナム時代の戦友を訪ねてこの小都市へやって来たが、その戦友も戦争後遺症ですでに死んでいました。

      虚脱状態でこの町を歩いている時、ランボーは保安官から浮浪者として留
      置される事になります。そしてこの留置された時のエピソードがこの映画の中で非常に重要な意味を持つ事になります。

      終始無言のランボー、保安官助手たちはそんな彼に暴行を加えます。初めはじっと耐えていますが、彼のヒゲを剃ろうと持ち出した剃刀を見た時、彼は突然、暴れ出し、数人の署員を全部たたきのめして脱走します。

      ランボーの脳裏にヴェトナムの血の記憶と共に戦闘意識が甦るこのシーンは、寡黙で生気を失っていたランボーが、かつての特殊部隊員としての血に目覚め、戦う男として復活する鮮やかなシーンを実にうまく演じています。

      山林へ逃げ込んだ彼は、保安官や軍隊を相手にたった一人で戦います。それまでだったら、スティーヴ・マックィーンがぴったりだったような役柄をスタローンは「ロッキー」以上にシェイプアップした肉体で演じ切ります。"肉体の躍動こそ俳優の基本"である事をスタローンはあらためて教えてくれます。

      このランボーが近くの山林へ立てこもり、彼を逮捕にやって来る警官を特殊な戦闘能力を身に付けたランボーは、次々と鮮やかな方法で殺していきます。そこへ、ヴェトナム戦争時の上司のリチャード・クレンナ演じるトラウトマン大佐が現われ、保安官に、「お前のかなう相手じゃない、ランボーは。グリーンベレーの精鋭だった。ゲリラの名人、殺人の天才だ」と語り、ここでランボーの正体が明らかになり、我々観客は納得するという映画的な仕掛けになっています。

      このようにして、山林の中はランボーによる陰惨な殺しの場面となっていきますが、スタローンの寡黙で暗く、厳しくハードな表情には鬼気迫る凄みがあり、「ロッキー」のアメリカン・ドリームを基調とした楽天的な根性に対して、「ランボー」のスタローンは、いわば陰画的な色彩を帯びた人物像をうまく体現しています。

      そして、遂に町を火の海と化してしまい、壊滅状態に陥らせますが、説得に来たトラウトマン大佐を前にして彼は、「ヴェトナム時代には、まだ友情もあった。だが、戦争が終わった今の俺は何だ。誰にも相手にされない。全くの孤独だ。あれは一体、何のためにやったんだ」と内なる心の叫びを声に出して言います。

      この映画の原題名の"FIRST BLOOD"というのは、"最初に見た血の記憶"という含みと共に、"仕掛ける"という意味もあります。

      今回の事件を本当に仕掛けたのは、一体誰なのか? 保安官の指示に従わなかったランボーか、彼を痛めつけた保安官たちか。

      この映画には、3人の主要人物が登場します。極限まで鍛えられた肉体で戦い続けるランボー。戦う事のみを教えられた彼は、社会的な順応が出来ません。その彼を追う保安官。自分たちの町の平和を守るための行動ですが、よそ者を排除するという行為にアメリカ人の心の奥底に潜む保守性がまざまざと見え隠れします。

      保安官は、州警察の指揮をも拒否し、「ここは俺たちの町だ!」と叫びます。この保安官のキャラクターは、任命採用される警察官ではなく、住民たちの選挙で選ばれた保安官であるという事が、重要な鍵になります。つまり、保安官というのは住民の象徴になっているのだと思います。

      そして、もう一人がランボーを特殊部隊グリーン・ベレーの戦闘員に育て上げた元上司のトラウトマン大佐。ランボーの戦い方を得意気に見抜き、強さを語る、鼻持ちならない男。彼こそ戦争を仕掛けた男かもしれません。

      映画を観終えた後に思うのは、テッド・コッチェフ監督が描きたかったのは、権力に対する抗議の戦いというものではなく、ヴェトナム戦争を経験したアメリカが当時抱えていた内部矛盾のその姿ではないでしょうか。この映画の3つの人間像はその象徴であるような気がします。

      ヴェトナム戦争の後遺症としての深い傷が、当時のアメリカには根強く残っていて、この映画「ランボー」は、派手なアクションの背後に意味じくもこの事を映し出し、我々観客に強い衝撃を与えたのだと思います。

      そして、ラストの解決は、一見甘いようにも見えますが、戦争のプロによる平和恢復というところに、"もの凄い皮肉と不安"があるような気がしてなりません。
      >> 続きを読む

      2016/03/02 by dreamer

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