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絞殺魔

ジャンル: ミステリー・サスペンス , ドラマ
公開: 1968/12/17
製作国: アメリカ
配給: 20世紀フォックス

    絞殺魔 の映画レビュー (最新順)

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    全3件
    • 3.0

      62年に起こったボストン絞殺魔事件を基に制作したサスペンス。画面をいくつにも分割する事により緊張感や恐怖をだしている。誰が犯人かわからない前半から犯人の糸口を掴み、犯人の自白を引き出す後半と展開は一気に加速。政治的な色合いも感じ、霊能力や同性愛差別や多重人格も扱っている。終盤の閉ざされた記憶を思いだそうとする一連のトニー・カーティスの演技は鬼気迫る。誰もが心の闇に向き合うのは辛く、逃げ出したくなるもの。実際の事件の真相はデサルヴォ冤罪説もあり未だ不明らしいが、前衛的なサスペンス映画で見応えあり。

      2018/09/14 by kinako

      「絞殺魔」のレビュー

    • 4.0 ハラハラ クール

      ネタバレ   このレビューはネタバレを含みます。
      この映画「絞殺魔」のリチャード・フライシャー監督は、1940年代からハリウッドで活躍したベテランの職人監督で、B級映画監督だと揶揄されながらも、犯罪物、アクション、スペクタクル、SF、ファンタジー、ミュージカル、社会派など、ありとあらゆるジャンルに渡って、あくまで娯楽性を追求し、エンターテインメントの何たるかを熟知していて、黒澤明監督をはじめ多くの信奉者を持っていることでも有名だ。

      彼のフィルモグラフィーを見てみても、「ミクロの決死圏」「ドリトル先生不思議な旅」「トラ!トラ!トラ!」 「マンディンゴ」「ジャズ・シンガー」「センチュリアン」などなど、数え上げたらきりがないほど、その作品は多岐に渡っていることに、今更ながら驚かされます。

      この映画「絞殺魔」は、1960年代初頭から中頃にかけてボストンを震撼させた、連続絞殺事件の犯人アルバート・デサルヴォと彼から自供を取った法務長官ジョン・S・ボトムリーをモデルとしている。

      しかし、この映画は、現在、流行している一般的な"サイコ・スリラー"とは異なり、事件を通しての社会状況、警察の捜査、TV報道、怪しげな人間たちの群像を、映画前半部の大胆な分割スクリーンの手法、後半部は一転して、密室の中の長廻しで犯人の心理を抉っていくというような、この映画の実験的なスタイルは、"社会と個人"、"過去と現在"、"正気と狂気"、"現実と幻想"、"客観と主観"を渾然一体と同居させて、"精神の視覚化"に成功していると思う。

      1962年からの3年間、ボストンは女性を狙う、姿なき殺人鬼の恐怖に震え上がっていた。一向に有力な手掛かりが得られない警察当局は、心霊術師に協力を要請するなど手段を選ばない捜査を展開していくのだった。

      結果、事件は"不条理な結末"を迎えることに----。

      とにかく、リチャード・フライシャー監督は、前半のマルチスクリーンを駆使し、画面を複数のフレームで区切るという斬新な分割画面で、次々に増殖させながら、音声も多層化させ、同じ時刻の違う場所で起こる、警察、メディア、市民、そして犯人の動向をコラージュさせるという画期的な演出を行なっているのだ。この手法は、後年のTVドラマの傑作、「24」シリーズがこの映画にオマージュを捧げて踏襲した事でも有名だ。

      そして、後半の密室内の長廻しと、犯人の心理を表した合成映像で、その異常心理を鋭く抉って、この実在した"ボストン絞殺魔"の全貌を余すところなく、生々しく描き切った実験的な意欲作になっていると思う。
      >> 続きを読む

      2016/12/08 by dreamer

      「絞殺魔」のレビュー

    • 4.0

      実話ものだけどそれに甘んじず、攻めの編集を見た気がした。事件が起きたときのざわつき感がマルチ画面よって上手く増幅されている。このままそのやり方でいくのかと思いきや後半からはなくなり、むしろ静寂へと向かっていくのが実に上手かった!
      普通に撮ったらただの『サイコ』に似た映画とかになりそうだけど、ここまで魅力的な作品に仕上がったのは監督手腕によるものだろう。お見事。

      2016/06/11 by きりゅう

      「絞殺魔」のレビュー

    絞殺魔


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